今年も3月11日がやって来て、岩手にその日前後で約1週間いてしまいました。今年の3月11日前後は色んなことがあったので、忘れずに残したいと思います。大船渡の山林火災もあった中で、岩手県内での報道も目に耳にすることができ。メディアの役割のようなものを改めて考えさせられた日々でもありました。そんな中で東海新報・えりさんが報道ステーションに出演され発しておられたことは偉そうにも“立派”の一言しかありませんでした。オールドメディアだからこそ、出来ることを。
さて。でもひとまず、アメリカでの続きから書き残そうかと。今回、アンテロープキャニオンのバスツアーに1人で参加してきました。予約は日本で済ませて、当日は朝5時に近くのホテルのピックアップ場所。
これがね〜…
地図上は隣のホテルみたいなもんなのに、ホテル内にカジノがあったりなんだりするしとにかくラスベガスってスケールがデカいんで。20分ぐらいかかる(爆)。前日に下見しといてよかったわぁwww Uberを使える人は“この距離で使って良いのか?”と思う距離でも使うのが正解です。だって今回のアメリカで唯一の怖い思いをしたのがこの早朝に歩いたことだったから。華やかな街でもやっぱり早朝は眠ってるんで(ホテル内はカジノも24時間営業だけど)、ホテル出たらもうダッシュで向かったもんね。
ちょっとまた前置きで文字数取りそうですが…
わたしの待ち合わせ場所ホテルでのピックアップはわたし1人。その後、何箇所か立ち寄ってツアー参加者が乗ってくるうちに“乗り換えてください”ってアナウンスしてるよな?これ?聞き逃すまいともう朝5時から必死。爆
“あなたの番号は〇〇番だから、そのバスに乗ってね”って言ってる。どゆこと?番号を必死に覚えるけど、降りる時にはぽや〜んとして忘れてる(笑)し、謎にわたし1人だけこの番号だし。降りる時に再確認。正しい英語で言えてるかなんかもうどうだっていい知らん。
結果としてホテルでピックアップしてもらった人たちがちょっと大きな集合場所みたいなところにまず集積して。そこから、何種類かあるグランドキャニオンへのツアーに振り分けられるという仕組み、ということだったんだと思う。それが分かるまでは、なんで自分1人だけこの番号なんだ?これってアジア人差別とか?とか良くない発想で頭の中ぐるぐるしてました。だって自分の番号のバスがなかなか来ないんだもん…

そんなわけでバスに乗る時はやっぱり待ちくたびれた人もいたようで、列なんかもう無視みたいになるし(笑)朝っぱらで若干、殺気立ってる雰囲気もありましたが。“もう1人、1人参加の人があそこに座ってるからあの子の隣に座ってくれないか?”とガイドさん。結果として満席で、隣の子はアメリカ国内から1人で参加した若い女子でした。
6時頃だったか、ラスベガスを出発していつの間にか明るくなって。ガイドさんの話が小1時間、続いたらおやすみタイム。起きてから見た車窓の景色にグランドキャニオンの方に向かっているのを感じる。

おそらく4時間以上走ってきて最初のビューポイントは車窓から見た大きなグレン・キャニオン・ダム。

ダムを見てからさらに1時間まではかからなかった、と思うけど。歩いてホースシューベントへ。バスを降りて20分ほど歩くとこちらのビューポイントにとーちゃーく。確か昨年、と言っていたと思うけど、死亡事故があったから気をつけてはしゃぎすぎないように見学しなさいとのリマインドあり(なんでも子供がジャンプしたら落ちてしまい助けようと父も落ちて、母だけが残ったようなことを言っていた)。
今回のアメリカでの写真全体に言えることなんだけど…その雄大さというのがまるで伝わらないんだよね(爆)。写真を撮るセンスある無しは確かにあると思うけど、雄大なものをカメラに収めるのはやっぱり限界って絶対にあると思うし、だからこそ感じられる時に感じよう、って改めて思わされたりしたのでした。

ちょっとこれだと分かるかしら、人間、小っちゃいもんね!
しかし崖のキワみたいな場所まで攻める人たちが結構いて、大したもんだな〜と眺めながら。でもキワから全く遠いこの場所でぼーっとするだけでも1日いられそうなぐらいの景色でした。ご覧の通り何より天気に恵まれたのも幸いだったと思うし、気温は2月末で20℃に届きそうなちょうど良いあたたかさ(半袖の人もいたしね)。実は2月って旅行の閑散期でもあるので飛行機もリーズナブルな方とされているし、グランドキャニオン観光のベストって意外に2月かもしれないな、と個人的には思ったりしました(とは言え雪が降ったりもするみたいだし、こればっかりは運もあるかも。という意味では正直、今回は運が良かったとしか言えないです)。

バスに戻ったら配られたランチボックス。このサンドイッチは日本で買う2本分はあるデカさ+スナック。水も配ってもらえたし、丸1日おなかは満たされた状態で楽しめました🎶

さていよいよメインのアンテロープキャニオンへ到着。これは…日本語での解説はわたしが見つけられなかっただけかもだけど、現地に行くまで全く知らなかったのでぜひ参考にしていただけたらです。
アンテロープキャニオンは、長財布とか大きな荷物を持って行くのはNGです。お財布・ケータイ等もポケットにインできる状態でしか行くことが出来ないです。セルフィーの棒(なんて言うの?w)とかもダメです。ナバホ族への敬意と、絶対に環境を汚さないために。そんなことを言っていたように記憶しています。
そんなわけでいきなり財布とか置いてけ、バスにはセキュリティのカメラが付いてるからって言われても心配性なヲレはそうも行かず、現金(札)とパスポートは無理矢理ジーンズのポケットに突っ込んで行きました。女子が持ってる小さいポシェットぐらいはギリ、セーフな感じだったので、こういうのを持っていくことをお勧めします。

しかもアンテロープ観光も、アッパー/ロウアー/X の3箇所の観光にバス内で振り分けられて、行き先でサイン(=自著)の仕方が違う(笑)。わたしはXに行くことになり、おいおいそんなことツアーの申し込み画面に書いてたっけ?とか思ったんですがもうしょうがないよね。ちなみに申し込んだツアーはコチラでしたけど、今読んでもちょっと解せない(笑)ところがありつつ、5つ☆の声しか見当たらないのと20%オフだったのでこれにしたのですが…
結果としてわたしも、星5つです!かな!!
そんなわけでアンテロープ・Xの観光はバスを降りてから、さらに小型ジープでアンテロープ専門のガイドさんが運転する車に乗って、この階段をひたすら降りるところからスタートします。

差し込む光は場所によって色も太さも、何もかもが違う。自分がどこにいるのか分からなくなる。ものすごく長い年月をかけて築かれている地層は砂が固まって、その上に恐竜が死んだり、さらにその上を砂があらゆる方向から吹いてこうして不思議なレイヤーが出来ていく。
ガイドさんの解説がとても素晴らしかったので、今は取り組める余裕がないのですが時間があれば動画にしようと思っています。いかにこの場所が出来上がっていて、今も姿を変えているのかというのを。
なので激しい雨で鉄砲水になったりするともろとも崩れることもあるらしく、死亡事故もある場所だと言ってました。

ガイドさん撮影の1枚。もう携帯なんて通じません。

こちらもガイドさん撮影の1枚。だいぶ下がった場所で気温が下がりましたが、パーカーで十分な感じでした。本当にこの場所の観光は天候に左右されるなと思いました☆
そんなわけでたっぷり1時間はアンテロープXの中にいたのではないかと。日本に帰ってから写真を見てもなんだかしょぼいなと思ってしまったのですが(笑)、親や友人に見せた写真は大好評だったので、意外に伝わる…のかな?どうです?

お手洗いもワイルドだろ〜(もちろん水洗ではない)!

休憩で立ち寄った場所から

休憩で立ち寄った場所・別アングル

ラスベガスからアンテロープがある場所は州が変わる(アリゾナ州?)上に時差がある(爆)、もう何が何だか、実はこの日の夜にシルク・ドゥ・ソレイユのチケットを取っていてもらったのにギリギリ間に合うか…と思って帰りの道中、焦っていたら時差があったという。難しいよ時差!!!遠目にSphereが見えてきて車窓から撮ろうと頑張った1枚など。
それとツアーではチップの準備を忘れないでください。もちろんマストではない…と言いたいのは日本だけで、欧米ではチップが当たり前だし“裸(=現金そのまま)で渡すのもどうなんだろう?”って思ったけど、見るからに欧米人がそうやって渡してるからそれで良い!のです!気持ちの問題とは言いたいけれど、やっぱりかかる費用の最低15%ぐらいは考えた方が良さそうです。これまで一切、バスの中で流れなかった日本語アナウンスなのに、降りる時だけ謎の文章の日本語が流れてきたんですよね…要は“チップよろしくね”的な。
もちろんその前もガイドさんが英語でチップのお願いはしてた。だけど最後の最後、日本語でそれが流れてきたのは。おそらく日本人のチップの支払いが悪いからだとわたしは思った。でもやっぱり、チップの慣習は今持って、理解するのはわたしには難しい。でもでも、郷に入っては郷に従え、ただそれだけです。キャッシュレスが進んでいるので今回の旅はカードでほぼ済ませたのですが(カード払いの時はチップもインクルードして支払える)、ツアーでのチップだけは現金しか方法がないので、やっぱりいくばくかのドル札は持っていくべきだし、持って行ってよかったー!と思いました。
結果としておよそ13〜14時間の旅。自分の中でこの先も素晴らしく記憶に残る1日が出来ました☆安易にこんな言い方しても良くないかもしれないけど、アンテロープは人生観、変わるかもしれない、です!マジで!