ARABAKI ROCK FEST.24 ①

コロナ禍あけてのアラバキ!自分的にアラバキに行くのは2019年以来のようですが、その時は東北ライブハウス大作戦ブースのお手伝い要員として参加させていただいたので、実際にライブを見たり会場を回ったりというのはほとんどしなかったんですね。

動き回ってちゃんとアラバキというフェスを楽しんだのは随分久しぶりのことになります。検索できる自分のブログの記録を見ると、どうやら2012年以来になるらしく…

そりゃ浦島太郎感あるよね。笑

端から端までってこんなに距離あったっけ?って感じ。まぁ広いね!

でも広いが故に自然のフォトスポットもいっぱい。今年はこのピンクの花がちょうど満開でした☆

雨は全く降らずむしろ暑さを感じるほど。今思い返せばフェス日和だったなと思います。

約1時間程度、仙台駅からシャトルバスに乗って到着。しかしすごいのはバス輸送のエレガントさ!特に帰りのバスなんだけどお客さんが集中するでしょ、それのさばき方がまぁお見事でございました。これはフェスとか大型イベントに関わる方は学ぶところありますよ絶対(どうだったという説明は難しいのでこれは体験すればわかる)!!

それとバスの発着場のほど近くに入場口があるのも◎これ、わたしが行ってた頃は違ったと思う…な?

アラバキも進化してるということですね(^^)

ご飯も美味しいしアラバキは総じて素晴らしいフェス、というのは周知の事実として。昨今の値上げの波でビールが800円になってたのはキツかったな…苦 しかもキャッシュレス決済を推奨してるので逆にカードでピッピ買ってしまい…ダメっすな。まぁお天気に恵まれたゆえ、というのもあるので仕方ないか。

動物さんもいました!さすがエコキャンプみちのく!

 

さてとりあえずライブのことだけ書いておこうかな。全部を書いたらすごく長くなっちゃいそうだから。笑

1日目の磐越ステージのトリが「BIG BEAT CARNIVAL」…ただただ、素晴らしかったですね。

わたしはミッシェルの音楽は通ってきていないし、バースデイに関しては前に書いた通りだし、という感じではある、そんな人が見てもただただ感動してしまうステージでした。

バースデイのメンバーだけで、そこで細美武士がボーカルをとって「涙がこぼれそう」。SIONさんご本人が素晴らしいメンバーたちと一緒に「俺の声」。GLIM SPANKYのメンバーでの「シャロン」もカッコ良かったし、最後の最後に奥田民生さんの「世界の終わり」…公開されているこちらのセットリストをご覧いただけたら。

トシロウ鬼も泣いてるように見えた。お客さん側も涙がいっぱいあった。きっとね、演奏される側もものすごい気持ちであのステージに立っていたと思う、のだよな。こちら以上の感情を持ってステージにいたと思うのだ、な。

ミュージシャンってすごい職業…職業と呼ぶべきなのか。やっぱりわたしには、なれなかった職業だと思う。

約1時間半のあっという間の時間。この日のステージに立った全員に触れられないけれど、わたしは民生さんがやっぱり素晴らしかった。民生さん、白のグレッチ弾いてたんだよね。チバさんを思ってなんだろう、な。ギターの音、神だった。ユニコーン派でもなかったわたしがこの日本当に、民生さんってすごいんだな、ってビビった。そんな風に音を聞いたりする今の自分がいることに、Playerという雑誌に関わらせてもらったことにも感謝しかなかった。

いろんな、いろんなことが込み上げてきた時間だった。本当に。

そんな余韻で会場出て、シャトルバスの話になるんだけども。ひとりシャトルバスに乗り込むまでメッチャ時間かかるんだろうな…この余韻も冷めてまうわ、って思ってたらあっさり乗れて帰りの方が道もスムースで、確かライブが終わったのが9時半頃なのですが11時には仙台に着いてました(驚)!その感動のまますぐ寝られた(次の日なければ絶対に飲みに行って語り明かしたいパターンだけどね)のが本当に良かった。今も自分の胸の中にこの日のライブのことがあります。

そういう意味では会場着いたらステージに謎のオブジェがあって「誰?」って思ってたら登場してきた西川貴教さんに見入ってしまったし(笑)、久々アレキサンドロスとかも見られたし。良かったです。

2日目は車チームに便乗して早い時間からイン!ほら天気が良い!

前日に「BIG BEAT CARNIVAL」のステージを見た場所、2日目のオープニングは盛岡・SBEが飾るということで間に合った!見に行った!

モニターもあるし本当に大きな舞台で、彼らはちゃんとツメアト残してたと思う。震災ではないけど、3月11日に大事な人を亡くしていて今回のアラバキオーディションに優勝したことも命日に報告して臨んだステージだったそうだ。

見せたかったよね、このステージを。でも、きっとこの空の上から見ていたと思うし、SBEはこの先もっと大きなステージに立てる、そう確信できるライブをしっかりやってました。

怒髪天、打首さん、バクシン等々…アラバキで見るのはちょっと違うおもむきみたいなものを感じながら。レトロリロンも出演してたのは個人的にはグッと来た。Player休刊前には最後となる10ページ超え・いわゆるニューカマー特集を昨年頭に担当させてもらいました。大きく特集を組んだ1組がレトロリロン。アラバキのステージにレトロリロンが立っていること、自分的にもちょっと誇らしかったです(笑)、ライブで視線も泳いでいたような彼らが。

バンドでのSIONさんも素晴らしかったな。男が惚れてまうシンガーなのがようやく、ほんのちょっと分かったような気がしました。

2日間トータルの大トリは10-FEET。地元・川崎中学校のブラスバンドと共に演奏したのが「シガードッグ」って…泣くでしょ、これは。この曲のチョイスって。東北つながってるなぁ。本番前に体育館でリハしたらしいのだけど、“メッチャ親御さんが来てた!”って言ってた、おそらく去年に紅白出てなかったらそんなに親御さんは見に来てないだろう(笑)。

ロットンとか、ミュージシャンのゲストも1曲だけという贅沢さ。しっかり1時間半の時間はテンのおちゃらけトークとかもなく曲数もすごく多かったし、お客さんをステージに上げてみたりメッチャ大っきいサークルができたり、大きいステージなのに自由さもある中で楽しめた上にワンマン公演を見てるようなボリューム感で最高でしたね!個人的には「ライオン」聴けたのも◎

しかし10-FEETは本当にすごいなぁ。こんなバンド、いる?わたしは震災がなければきっと出会っていないと思う、もしこんな言い方が許されるのであれば、震災のおかげでテンに出会わせてもらったことにはありがとうの気持ちでいっぱいです。

ということでアラバキ、行って良かった。けど、先に書いた通りで韓国に行ったばかりで散財してる(苦)し、テンと中学生ブラスバンドコラボは見る価値あるよなとか思いながらも行くつもりはなかったんです。

それがアラバキの数日前のこと。バッタリとある方に遭遇しまして、わたしが東北出身なことを知っている上で“今年のアラバキに来ないのはもったいない、せっかく東北ですごいことをやるのに。1日目の「BIG BEAT CARNIVAL」を見ないと人生を絶対に損するから”みたいなことを言われたのです。韓国に行って散財したことも伝えると、お金がどうのとか言ってる場合じゃないとまで(これ大人の会話かよw)…

結果、この導きに従って良かったです。本当に。それはまた続きがあるので、別で書くことにします!

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