アンニョンソウル2024〜笑って泣いて、いっぱい飲んで

あらためて、今回の韓国も素敵な思い出しかありません。行ったライブも良かったし美容系もパーフェクト、で!

甲乙なんかつけられないぐらいの思い出ばかりだけど、去年出会ったおかあさんとのお店でのことはちょっと別格なので。

今回は滞在中に2日行きました。おかあさんとの思い出話を日本ですると“そんなの観光客相手なんだから(今回わたしが行っても)覚えてないでしょ”って言われるし、そんなもんだよなって思いつつ一応、日本の和菓子のお土産を買いつつ。確か10日に1日は休んでるって言ってたので、まず1回顔を出してみたら、

“お!お!”

目が合うなり手招きしてくれた。よし、じゃあ日を改めて腰を据えて飲みに来るから明日も明後日もいます?と聞けるハングル力はついてた(パチパチ)!それを確認して、“じゃあ明日来ますね”って行ったつもりなのに、それだと“行きますね”だから、こう言いなさいと直される。ハングルの道は遠い。笑笑 でも現地で教わるのがいちばん!もう間違えないぞと!!

ということでバッチリ飲める態勢で向かったこの日。平日だから閑散、というのもないのがすごい。もちろん観光客が多いとは言えわたしは韓国で暮らす方が血にあってるのではないのか、というぐらい飲んでる人がいっぱい。笑

おかあさんのお店で面白かったのは、彼女たちに会ったことかな。

ライブに来たんだ、って話から“BTS?〇〇?〇〇?”って羅列されても逆にK-POPが分かんない(爆)。で、GUMXっていうバンドがやったイベントがあってね、って伝えると、

“残念ながら、韓国人のほとんどはこのバンドは知らないと思う。けど、おかげでわたしたちもこのバンドを知ることができたよ”(←翻訳アプリのだいたいの内容)

だって仮にも日本で、10-FEETですらわたしがこんなにお世話になっているバンドでもウチの親は紅白に出ることで認識したわけだから。分かってる、バンドシーンはそれで。でも彼女が後半に言ってることが良いじゃない、“おかげで知ることができた”って。いわゆる市井というものはそうなの!それで良いの!

さて、まぁとにかくお酒を飲むペースが早い、ドラマで見るみたいにカッと盃を空けてすぐ注ぐ。ドラマみたいだな〜って見てる場合じゃなかった、1回話し始めるとお互い様ですごいペースで注ぎ合いになって、相手のこととか慮るとかがお酒に関しては韓国はないね(爆)!そういう意味で、韓国の方が…(以下省略)

あれこれ、話は止まらなかった。そんな中で、こんな話になった。ざっくりとだけど、彼女たちの世代は日本語とかを受ける授業があったのだそうだ。その上で、“韓国に日本の人がたくさん来てるけど、日本の人は韓国の人に歩み寄ろうとしていない感じがする”。

それは単純に言語の問題が大きいと思う。日本人だって気持ち的なところは全然、ツンツンしてないと思う。でも、あぁ…これこそディベートだなと思ったけど、もうこれ以上何を話したかは書かないけど…

結果、わたしは、泣いてしまった。

そこからはお酒の継ぎ合いがエスカレートしていった。お酒、やっぱり最高。

個人的な思いを書くと、せっかく韓国という国に行っているなら、韓国の人たちにもっと頼ってもいいよなぁ、って気持ちがまるっと変わった。なんというか、韓国に“お邪魔させてもらって”いると思って、今や自分でスマホで調べたり完結もできるけど、あぁもっと頼ろう甘えよう、って。わたしは、もうそんな気持ちでいっぱいになった。

“お店、閉まるからもう帰ろう。この後、どこか行く?”まで言ってくれた女子。だいすきだよ♡

一緒に出ようかと思ったけど、おかあさんが“あなたはいなさい”って。

そうよね、おかあさんも飲みたかったよね。笑

“(ちえぞうが)トイレに行ってる間に、1人で来てるあの日本人は何だ?って言うから、一緒に飲みなさい”って言ったんだと。だからこうして飲むことになったのか、そっか。

おかあさんも日本語の勉強を始めたんだって、でも30分ももたない、って笑ってた。そうだよね、言語の勉強ってなんでこんなに飽きるんだろう。でもでも、わたしもおかあさんに出会ったから、出来る限りで頑張ってるよ!75歳でお店をやめるって言ってるけど、その時まで年に一度はソウルに行ってハングルを試す!あと4回はチャンスがあるはず、だからとにかく、元気で。とにかく、とにかくお元気で。それは勿論、自分も然りで。

食べきれないお刺身を、そして彼女たちが残していったものまでも海苔で巻いて無理矢理口の中に(笑)これでもかと入れてくる(それ以前に彼女たちともお互いの刺身とかを食べさせ合う、マジでドラマの世界www)。あぁ最高、何これ、最高すぎ!衛生面がどうの、とかもしも思った方、首根っこ洗って自分の人生(少なくとも旅に関しては)をやり直してください(ご心配なくこちとら体調不良など一切起こしてませんから)!笑

また、来年も来るからって約束をしてきたんだから!!!

広蔵市場。こうして屋台が色んなところに。ちゃんとお店として構えてる感じも共存していて、日本で言うとどこが近いんだろうね?

そんな市場での思い出なども!

インドネシアから来たファミリーと一緒にご飯食べたよ!

というのも…何やらこちらの店主とやりとりをしている姿が見えたけど、店主が全く反応してなかったのだ。彼らなりに、頑張って翻訳アプリとかも使っていたけどやっぱりいきなりハングルは難しいよね。

単純に、“豚肉を使ってるか?”と確認したいだけの模様だったので、なんちゃってハングルで店主に声かけたら“豚は全く使ってない、スープもエキスも何も”と。じゃあ!と座って皆でカンパーイ!ちなみに焼酎(チャミスルとか)が大お気に入りになったそうで2人とも盃が空くのが早い!笑

いやしかしこれが本当に絶品だった…なんかね、地元の人しかいないし(これってポイントだよねw)、わたしも足を止めたんだけどまぁびっくりするぐらい美味。ただ…結構、辛い耐性あるはずなのにかなり辛い(涙)!けど、インドネシア人夫婦は物ともせず食べてた(驚)!

継ぎ足し、継ぎ足し、でわたしの目の前にある鍋にちょうど良くお肉が煮えていく。パッと来てさっと食べて帰る韓国のおひとり様多数。つまりここも当たりだったな、間違いなく!

日本に行って、それから韓国入りしたというご夫婦。“日本人はdisciplineが素晴らしい、これは韓国人にもない”と…この単語の翻訳が難しいところで、一言で言うなら礼儀というよりは躾、なのか。で、“ブシドーの精神もあるのでは”という推測に対して、わたしは何も答えられなかったんですよね。ちなみにブシドーを聞いたことがあるだけで、どんなものかは知らないと仰せていた。あぁ、こういう時に話せなきゃダメだよね、語れなきゃダメだよね。もうね、海外行って楽しかったー!で終わらないのよ、帰ってきてからが大変なのよ(笑)。勉強ばっかりで、しかも自国の!

アジアでこんなに歴史があるのは日本だけだと思う、韓国にも中国にも歴史はあるけど、って。ちなみに旦那さんの方は元々はオーストラリア出身だそうで、“オーストラリアなんて歴史なんてないよ!その点、日本は!”ってすごく言ってくれた。確かに、歴史で見るとそうなのかもしれない。でも、今を生きていて、それを理解していなければ、意味がないと思った。

どのぐらい話したのかな、子供たちが眠くなって帰ることになった。“我々に払わせて”って、“豚を食べたかもしれない、っていう安心感なく食べられたので!”と笑顔で、スマートにお支払いをして帰っていった。

すごいけど、そしてありがたくご馳走になったけど、冷静に考えると…ちゃんと身に染みて覚えておかなくてはいけないことは。

アジア圏で(と言いつつ彼らもアジア圏なのだが、おそらくだけど彼らは良い会社の人たちだとは思う)、食事をする金額なんてたかが知れてるってこと。裏を返せば、それぐらいアジア圏と収入を得ている西欧の方々とは差がだいぶ開いてる、ということ。

わたしは今、恐怖しかない。日本がこのままだと本当に取り残されていくのではと。

彼らと話が盛り上がった後、1人で残ったお肉を食べようと思っていたら2人の女子(姉妹)が来たfrom中国、なのだけど逆に日本語が堪能で、わたしに聞いてきたことをなんちゃってハングルで店主に話しかけるオレ。お礼に貝類(アワビとかなのかな?)をいただき、わたしのお肉も一緒に食すの巻。

“1人旅がうらやましいです、わたしたちは出来ないから”って姉妹に言われた。いや、むしろ姉妹でそうやって旅行に行けることが素敵でしょ(^^)お互いの立場をこうして話してこうして理解できること。それが生きる上では一番大切なことだ、と思う。

旅は本当に、色んなことを教えてくれるなと思う。あー、姉妹と一緒に写真撮るの忘れちゃったな!

なんだかんだ1人で残っちゃった、だから1人で飲んだ。それで朴訥に、必要事項だけ話す店主。最後“タシオセヨ”って言ってくれたのが嬉しかった。うん、お言葉通り、また来ます!

広蔵市場にある「麻薬キンパ」も食べたよ!もうこれは美味!美味!キンパってそんなに味の差なんかないって思うじゃん?

あ・る・よ!笑 このカラシみたいなソースをつけて食べるのが病みつきになります!!!さすが麻○!!!朝ごはんに買って帰る等これから必ず寄るね!!!

ということで韓国メシで思うのはふらっとお店に入ってから“1人で行っても注文は3人分からですよ”とかがある可能性があるんですよね。元々、韓国は1人メシのカルチャーがあまりないようで(今はそうでもないみたいです)、あとは鍋ものとか焼肉も多いし、おひとり様が行きにくいお店は事実、存在するんですよね(1人で何人前も食べられる強靭な胃袋はもはやないw)。韓国、1人でも全然楽しめるけど唯一、食に関しては誰かいると良いなぁって毎回、思ってはしまう。理想を言えば基本自由行動で夜だけ集合、みたいな(笑)。

その点、市場は1人でもまず大丈夫っていうのもあるんですけど。もう1つ、金浦空港そばのロッテマートにある食べ物屋さんも、韓国の有名なお店も多くある中で多くがおひとり様OKなのがありがたい。

こちらはキムチチムのお店(たぶんこのリンクで合ってると思う)の支店です。支店と侮るなかれ、もうびっくりする美味よ。キムチは切って、真ん中のどーんとある肉なんか箸でさわればほろほろ崩れる柔らかさですから(なんで縦に皿を置いたんだろう?そういうカルチャー?)!

手前のご飯も残さず食べて、機上の人となった(その前に空港であったゴタゴタは書いた通りでそういうこともありましたけど)のでした🎶

あぁ、韓国の食は最高だなぁ…と思っていたら。おぎやはぎのお2人が動画で体現してましたよん🎶

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