ゴメン!

Fishmansへのリクエスト、どうもありがとう!
そう、フジロック、今年のステージの最終日に出たんだよね!それを見るだけでも行く価値はある、と、ギリギリまで思ってた、ホントに・・・それは、今月DVDでも発売になる「LONG SEASON REVUE」を映画館で見て、認識が変わったこともある。
ボーカルのサトちゃんがいない時点で違う、と、思ってた。でも、あんなにFishmansを愛した、愛しているミュージシャンがいっぱいいて、できる限りの音楽をしているのを見ると、そっか・・・ひきずってるのはワタシの認識違いかと、思うようになった。
でも、きょう。フジロックにいってライブを見た方からの、番組宛てに「サトちゃんは、やっぱりいないんだ、って、思ったよ・・・」
ってメッセージと、「なんでもいいからフィッシュマンズの曲」ってリクエストを見て。
こみあげた。すんません。
きょう、限られた時間で話したことは、限られた事実。
ワタシは、おおよそ10年前の進学の時から2年間、FMのディスクジョッキーをしました。大学生がDJをしてる番組を岩手で聞いてそんなふうになりたくて、東京の大学に進んだのです。単純ですな。
大学の合格通知をもらうまでに(浪人しちゃって)時間かかったけど、でも東京来て、そのオーディションにはあっさり受かってしまって。
忘れもしない。一回目の番組のゲストは、オリジナルラブの田島貴男さん。
二回目が、サトちゃんだった。
サトちゃんは、気さくだった。
「知らないの、オレたちの音楽~?」
って言いながら、知らないよね、まだ、知られてないんだよね、聞いてよ、
って、CDを手渡しでいただいた。「Neo Yankee’s Holiday」っていう、今でも聞いてしまう一枚。持ってるよ、今だって。形見みたいなもんじゃん、今となっては。
それから、何度かライブにお邪魔した。必ず、不思議とお見かけすることがあって、自分が酔っ払ってるせいか「お~」なんて、声をかけあってた。
サトちゃんは、人が好きだ。きっと。気さくすぎるくらい、気さくだった。
学生の間にいったん、ディスクジョッキーはやめた。けど、ふつうのアルバイトをしながら、もっと音楽にのめりこんだ。知らない音楽なんて、東京にいるのに、悔しかったし。他にも興味が向いたせいもあるんだけどね・・・ま、それはおいといて。
でも離れたせいで客観的にラジオ聞いてると、「インタビューでなんでこんな話ばっかしてるんだろう」って、思うことがあって。自分だって今、できてるか分かんないのにね。で、また、目指すようになった。ちゃんと、職業として。
ワタシね、また、サトちゃんを迎えられるよ。いま、話、聞けるよ。地方で、だけど。
でも、会えないんじゃあ、ワタシ、遅かったんだね。
チキショー。
この仕事に就く前。サトちゃんの訃報を聞いたとき母に、
「深い知り合いじゃない人なのにそんなに荒れないでよ」
って言われた。泣いて泣いて、大音量で、Fishmansを聞いてた。そーだよね。でも、
「知らないの、オレたちの音楽~?」
って、言った、サトちゃんのことは、きっと忘れない。忘れられない。
ワタシはあの時、そう言われてなければ、この仕事をしていないかも。それは、ずうっと思うことだと思う。
最初に書いた、公開になった映画「LONG~」の、劇場でパンフなどを買うともらえた袋がコレ、ローソンのコンビニ袋をパクって作ってる。「きいてて良かった」・・・その通りだなあ。
たまたまあしたは、ドラムのキンちゃんが今、いる、スカパラのライブ!
今は今。明日は明日、で、楽しんできまっす♪
そ。今は今。ワタシもこれから、できる限りのことを。
ここまで読んでくれた方、ありがとう。

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