タイ&フランス〜世界遺産〜

タイでは「スコータイ遺跡」を廻ってきました♪

20140513-091928.jpg

ワット・シー・チェム。自然と涙がこぼれそうになりました。なんて美しい。すごく大きいので見上げるような形で見ていると、どこに立っていても見守ってくれているかのような。慈悲のかたまりのような存在でありました☆なんでもタイで最も大きい仏像だそう。

写真下のほう、豆つぶみたいなのがちょこんと写ってますが、観光客の頭です。大きさが伝わりますかな?

20140513-092212.jpg

このあたり一帯はジャングルだったんだそうです。この遺跡群が見つかる前まで。「るるぶ」から抜粋すると→スコータイ王朝/13世紀〜約200年に渡り隆盛を極める。数百年に渡り放置され廃墟だった。

…すごいよなぁ。よくぞ残っていてくれました。なんかそれだけで感動してしまう。その上、たとえば上の写真。仏像近くまで、遺跡とされる遺構の上を歩いて行ける。もう感動です。何百年も前の建築物の上を歩けるなんて、ねぇ!

20140513-092240.jpg

遺跡群の中には、現在タイで使われている文字を発明したとされる、ラムカムヘーン王の像もあります(注・これではありません)。

アユタヤは日本史的にも有名ですが(なのでワタシもスコータイ遺跡は知らなかった)、アユタヤ王朝に属するまではこのスコータイという所が栄華を極めていた時代があったそうです。

栄華の名残が至る所にある。35℃を超える猛暑の中だったので必然的に駆け足にならざるを得なかったのは残念ですが、アユタヤの遺跡はいつか行きたいと思っていたので、その前にスコータイを見ておくことができたのは良かったのかも。

ちなみに。こちらの遺跡の入場料、タイ人価格40バーツですが、外国人は一気に100バーツになる(1バーツ=3円ちょっと)。それと、レンタサイクルがあるので、広い遺跡群を自転車で廻るのも良いかもな〜と思ったのでした(気候が良いときにね)♪

 

先月。フランスで見てきた世界遺産。

20140513-092306.jpg

モン・サン・ミッシェル!

こちらは遠くから見るほうが幻想的で美しく感じますね。移動のバスの中からぼ〜んやりと姿が見えてきた時がいちばん感動したかも(笑)!

この建物、尖塔の上に。ミカエル像というのがあります(iPhoneの限界でそこまで写真に収められませんでしたが)。大天使のミカエルが司教の夢に出て来て(しかも3回も。執念深いよね。笑)、「ここに教会を建てなさい」と告げ、さすがに司教も恐れたのか、難工事をスタート。建て直しなどを施しながら、おおよそ1000年の歴史をもつ。難工事というのも、実はここは島で、しかも潮の満ち引きが結構激しくて(今も)、朝は歩けても午後には歩けなくなる場所なんてのもあるみたい。そんなわけで海でたくさんの命も犠牲にしながら建てられたと聞く。

20140513-092338.jpg

光の差し込み方がステキでしょう☆

20140513-092405.jpg

中の建築様式がいくつかあるみたい(建て直し等によって)。建築が好きな方にはそういう見どころもある世界遺産。

20140513-092429.jpg

メモしとかなかったワタシがバカだった。これ、確か「生」と「死」を表すラテン語?だった気がします。モンサンミッシェル内の(その昔)遺体安置所での一枚。これ、フランスの他の教会でも何気に目にしました。

モン・サン・ミッシェルはとってもミステリアスな場所でした。テレビ番組の「アタック25」で優勝するとここに行ける(最近は分からないけど)というのをぼんやりと、へ〜そんなとこがあるんだぁ、なんて思ってるくらいでしたが、行ってみるとやっぱり、その当時の息吹とか、気のようなものが感じられる。やっぱりこちらにも大感動&大コーフンしてしまったのであります☆

ちなみに。最近、日本にも上陸したオムレツのお店「ラ・メール・プラール」は、モンサンミッシェルのすぐ近く♪

 

世界遺産に関しては、昨年はロンドンで。ストーンヘンジグリニッジ周辺を廻ってきました。こうやって見てくると、日本では平泉が世界遺産に登録されたけど、見てなんとも分かりづらいというのは今後、本当に課題だと思ったし(観光客が来ることが全てではないけれど、なぜ世界遺産なのか、というのが単純に目で見て理解しにくいというのは、やはり…)、鎌倉が世界遺産にならなかったのもある意味、理解できるような気がしました(とは言え、禅の文化というのはいまワールドワイドではあるので、「禅」というのが何らかの形で認められると良いなぁ、とは思うのですが)。奇しくもワタシ、平泉&鎌倉、それぞれが世界遺産登録に向けて、それぞれ、ラジオ番組をお届けしたことがある立場なもので、つい(笑)。

 

おととしはこちらの世界遺産を見て参りました☆

20140513-093200.jpg

スイス・ベルン。「ベルンの旧市街」が世界遺産に登録されています。小高いところから見渡すとこんな感じ。絵はがきの写真を見ているかのようでした☆

20140513-093528.jpg

街ナカ。スイスは全体的にすべてが整ってて、色彩との調和も素晴らしいなぁ、って思った。ベルンの街を訪れたのは日曜だったので、ほとんどのお店が休みだったのはビックリしたけど、ショッピングできなくてむしろ良かったかも、とも思った(笑)。ですが、飲食店やおみやげ屋さんなどは開いています。

20140513-093308.jpg

ベルンの街ナカにある教会。この一帯も含めて世界遺産。

20140513-093415.jpg

教会の内部。日本の美とは違う西洋の美に圧倒されたー!思えば、こういう教会の絵に触れたことが、いま絵画に興味を持つ一因になってるのかもしれません☆

 

20140513-093557.jpg

ドイツ・ヴィースの教会。こちらは、のどかな田舎にぽつーん、と佇んでるわ、見た目的に「これが世界遺産?」と思いながら向かったのですが…

20140513-093717.jpg

うぉおおお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

(稚拙な表現しかできませんが、本当にそんな声しか出ませんでした。笑)

20140513-093744.jpg

うっとり。1700年代の建築物とされています。この時代と言えば、日本では浮世絵とかの時代になりますか。浮世絵も素晴らしいですが、こんなにふわっとした色彩を使えていたのは西洋ならではという感じですよね。日本から西洋に留学した画家たちが驚いたのも無理はないと思う。こうして想像するだけで面白い。

で、そうやって考えていくと。やっぱり岡山の大原美術館はすごいわけですよ。驚いた西洋の絵画を日本の人に見せたい、という留学生の一人(児島虎太郎/大原の支援を受け留学)がいて、それに対しそれを信じ、惜しみなく金を送った大原(孫三郎/倉敷紡績を一大企業にし、かつ大原美術館を創設した)。今や、「受胎告知」が日本にあるなんて奇跡だと言われてるもんね。その当時のダイナミズム。しかも一地方で。このことを思いめぐらせるだけでもゴハン3杯はイケるわ(笑)!

20140513-093808.jpg

ほらこんな感じでヴィースの教会付近はとってものどか。たぶん、建築された頃から風景は変わっていないんじゃないかな、あんまり。

ヴィース教会へのドネーション(教会に入るのにお金はかからない)と引き換えにキャンドルをいただいたことを思い出した。今日はそれを灯して過ごそうかな。英語ができるようになると世界が広がる。やっぱり。今は言語の習得に邁進したいと強く願うのです☆

This entry was posted in ♪♪たび♪♪. Bookmark the permalink.

Comments are closed.