あづまみねの蔵元を囲む会〜お元さんといっしょ〜

毎年、二十四節気の啓蟄の頃に開催される催し。コロナ禍の休止を経て2022年に復活して以来、この催しで司会を担当させていただき早や今年で3回目。

復活当時の蔵元のお写真をこちらからよく目に焼き付けていただいておいて欲しいです

それこそコロナ禍での休止前まで、東京で開催される岩手県酒造組合のお酒の会で司会をさせていただいておりました。おそらく、この年に元さんにスカウト(笑)していただいて今に至ると思うのですが、岩手県内で・しかも1つの酒蔵が催す規模としてはかなりの大きさだと思うし、でも逆に言うと真のあづまみねや蔵元ファンしかお越しにならないわけで、さらに言うとメインは「お酒」であって、蔵元にも“(進行は)簡単だから!”みたいなことは言われていて、想像するにそうだろうなと気楽に受けてしまったところはありました。

ということで2022年の時のことは、自分の司会がどうこう言うより前に、これだけのお客さんが集まったことにびっくりしたことを覚えています。それでも参加人数もさることながら、会場内のさまざまな制限も今思えばかなり厳しいものだった。今年・2024年はこのテーブルには最大9人?座っているし(この時は4〜5人とかかと)、飲めるお酒リストを見ながらホテルスタッフにオーダーしてスタッフが持参するスタイルだし、とにかく上げ膳据え膳で話は控えめに。ものすごく静かな中でお皿や酒器がぶつかる音が鳴る中、蔵元が静かに各テーブルを回ってご挨拶をしながら進んでいく感じでした。

この時はまだ、万が一コロナのクラスターが出たらホテルも、蔵も、下手したら参加した人すらも、もう全てが叩かれていたことでしょう。それでもこの会をやると決断をしたことは、今思うとこの蔵の勇気に拍手しか出来ません。

盛岡の名店・Mine(ミネ)山本さんと。“ちえさん、全く飲めてないですよね?部屋飲みで皆で打ち上げしましょう!”って山本さんも言ってくれたのに…蔵元もさることながら、女性スタッフも誰も、電話に出なかった件(根に持つなwww)。翌日聞いたらほぼ全員、流石に疲労困憊で爆睡していたそうです。そうだよね、今思うと、気遣いとかのプレッシャーもすごかったと思うからなぁ…

ちなみにわたしはこの年から、司会が終わったらまずのんびり会場・ホテル森の風鶯宿の温泉に漬からせてもらっています。わたしには泉質が合うのか、もうびっくりするぐらい身体があったまるし、肌もすべすべになる。飛べずに羽を休めにきた鶯が次の日元気に飛んでいった、とかいう逸話から“鶯”宿温泉と名付けられたようなことが書いてありましたが、わたしも年に一度この場所でリフレッシュをさせてもらっているところがすごくあるような気がしていて、こうして声をかけてもらえることに蔵元には感謝でいっぱいです。

初めて参加させていただいた年の翌日は打ち上げをしてから蔵にお邪魔して見学をさせてもらいました☆

手作業で造られている、岩手県最古の蔵。その歴史は300年以上もさかのぼる。醸造アルコールは使わないなど徹底したこだわりもある。最近はラベルも刷新してオシャレ感も打ち出しつつ、でも古くからのルーツを捨て去ることはしない。

正直、岩手県酒造組合の会でお会いしている蔵元は異端で調子者と言うか(笑)、だからわたしみたいなのを面白がってくれるところもあるんだろうって単に思っていたのだけど。だから酒造りの秘密なんて全く知らなかったのだけど(実はね)、この蔵のファンが多いと言うのは、関わって知るほど、分かるようになってきている自分がいる。

そして2023年。おや、蔵元がちょっと既にシュッとしてますね???

前年と違って、心強い運営スタッフが増えたのも全然違う!笑

この年はちょっと反省があって、でもその反省を持って2024年に向かうことができたと思っています。現場で学ぶこと体得することって本当に多い。シンプルに、司会のお仕事がコロナ禍で激減していたので感覚が掴めなかった、って今は正直に話せる。それを2024年、ちゃんとリベンジできた自負があります(^^)

マグロの解体ショー、からのマグロのお振る舞いは相変わらず(これが本当にですね、絶品の美味さなのですよ。日本酒が進みますよねそりゃ!っていう)!

この会の面白いところはファミリー参加が結構いらっしゃること、なのですが子供たちは解体ショーが始まると親の?携帯を持って写真をパシャパシャ撮ってるのが微笑ましい。負けじと大人もカメラを構えてるのも、そりゃそうなのよ。こんな間近でこんな包丁で解体していくのを目の当たりに出来る機会なんてそうそうないと思うのよ!

会の翌日、蔵元がお世話になっている方やらを招いて打ち上げをするのですがこちらの皆さまは神戸から参加された皆さまです。この後、わたしはぽろぽろ涙をこぼしてしまうのですが…神戸と言えば、太陽と虎・松原のお墓参りをした後だったんですよ、だからなんだか込み上げてしまってね…

神戸は素敵な方が多いなぁ、って。今年もこちらの皆さまは参加してくださり、蔵元の女将(ちえぞ横)と、今年は神戸に行って皆さんと飲むしかないね!っていう話になっています。新しく広がるご縁も、この会ではたくさんある。幸せなことです。

そしてやって来ました今年!!!大雪がお迎えしてくれましたよん🎶

なのですが…

せっかく一番オシャレしたのに、まるで会場内含めて写真がない(笑)!と言うのもですね…

これまでに加えたアトラクションが凄かったから!打ち合わせ、リハからの、あっという間に会場時間になり…始まったら“あれ?”と思うことが出てくるし…

でも動じないのさ。ケセンロックで鍛えられてるし何なら、トラブルがある方が燃えるぜ!

ということで、ディテールを書けばダメなところはあるかもですが、総じて最高の会になったと言って良いのではないでしょうか!です!!

それはひとえに何より、会場のお客様の熱気と盛り上がりがすごかったから。そのお客さんのテンションにわたしは助けられたようなものです。この雰囲気なら今年は言っても良いかも?と、

“司会の新井恵理那です”(以下の喋りは省略)という自己紹介ボケから大爆笑が起こったところでもう、やった!という感じで空気を掬うことができました。ちなみに蔵元が一生に一度は、この会の司会をしてもらいたいと熱望しているのが新井さんなのです。でも…新井さんにはオファーできないのではと思うのです…ふんどし姿の男たちがあれやこれやと、あんなことこんなことをする会の司会など………これ以上は書きませんので、来年以降でぜひ会場で目撃していただきたく思います!笑笑笑

今年とっても意外だった嬉しいことは、“ラジオ聴いてました!”と複数名からお声をかけていただいたことですね。新井恵理那からの自分の名前を名乗るぐらいの自己紹介以外は特に自分のこと言ってないのに(爆)。こちらの方は、会場に行くシャトルバスで声をかけてくださいました…よく分かりましたね!?

個人的になんだか本当に嬉しかったし、会自体もそもそも今年はずらっと並んでいるお酒を見て自分で飲みたいお酒を注いで飲めるスタイルで。26種類だったかな?並んでいて無くなったら補充していたのにどんどん空いていく酒瓶。“スタッフ打ち上げ用に1本はキープしておくから”って聞いてたのに最終的には残ってなかった(爆)!わたしが関わるようになったこの3年で、間違いなく満足度が高い日になっただろうと自負しています。何より司会台にお酒を持って来てくれる方(猛爆)や、帰りに今までで一番お声をかけていただきました。それを真に受けています(はい)!

蔵元には言われているからね、“1回さぁ、司会がベロンベロンになって終わるっていうのをやってよ!”って。最高でしょ(さすがにまだその勇気はない)^^

例によって翌日の打ち上げで。左側のF女史が当日の仕切りでとっても頼りになりました&終了後に部屋で打ち上げしました(笑)。でも本当に当日、翌日の打ち上げ共に今回の反省と“こうすれば良かった”“こんなことが出来るのでは?”って話しかしてなかった。真面目か!

きっと来年は、今年以上のことが出来るはずですので来たことがないという方も、お酒が好きならぜひ気楽に参加してみてくださいね。誰もが言っていますが“これは赤字では?”と思っていただけるようなお振る舞いと素晴らしい温泉とお食事と、蔵元のおもてなしがお待ちしております(^^)F女史の横にいるヤングな女子たちも2泊3日で岩手に来て観光含めてこうして楽しんでるのが物語ってるってものでしょ!ね!ちなみに彼女たち(あ、F女史含めw)、ムチャクチャ飲みます。あっぱれでしたよ!!!

今回、発表があったのは蔵として新しくスキンケアブランドを立ち上げるということ。これは具体的なお知らせはこれからになるのでこちらをチェックしつつ、なのですがもう既にオシャレ感ただようし個人的にはスーパー期待大でございます!

そして来年の会は3月8日(土)・会場は同じくホテル森の風鶯宿とアナウンスがあった通り!来年に今年以上にパワーアップしてお迎えすべく準備も早めていきますので、あづまみねのHPをチェックチェック&チェックして、待っていてくださいませませ!!!

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