いしがきミュージックフェスティバル2023

そっか。去年の年の瀬はファイトバックがあったのだよな。

なんかそわそわしちゃうのはそれを思い出すせいなのかな。笑

今年のいしがきミュージックフェスは本当にお天気に恵まれた。そして基本的にはコロナ禍前と同じ。

昨年、3年ぶりに開催された時はおそらくこんなにアナウンスを入れたのは初めてじゃないか、というぐらい。でも、そんな去年があったからこそ今年も出来ているんだと思う。イベントって年に1回とか、テレビとかラジオの番組と違って単発感があるけどやっぱり、積み重ねが表れるものだとすごく思った。

“今年はあまりアナウンスを入れないで進められたら”

舞台監督はもはや盛岡のイベントではお馴染み・Kモリ先輩も“それでいきましょう!”と。

本来なら注意事項のアナウンスとかなく進んでほしい、音の鳴る場所で自由に楽しんで欲しいもん(^^)

でもアナウンスは注意事項をただ言うだけじゃない役割もありましてね、

盛岡市長のご挨拶のお時間があって市長をお迎えもします。

今年は内舘新市長をこのステージにお迎えしたのですが、記録として書いて良いかな。そろそろ現れるはずの市長がやって来ない…バンドのセッティングが押すからオンタイムで進めないとな…ステージ裏はちょっとした緊張感がありました。そもそも“ステージでの持ち時間は数分です”って話もちゃんと伝わってるのか!?初めてこの場に立たれるし、大丈夫なのか…

…と思っていたら颯爽と会場に現れた市長、その場でいしがきオフィシャルTシャツをさっと着用。あっという間にご登場のお時間に。

“いしがきミュージックフェスティバルは、ここ、盛岡市の財産です”

タイムキープも完璧な、時間にして2分に満たないような短いスピーチ。心に残ってステージ上でうっすら泣きそうになった。これまでのいしがきを見て感じてくださっていた新しい市長。最後は“市長!市長!”の大コールでステージを後にされた。こんな方が市長になられたのは、とても心強いし誇らしいなと思った(^^)

そんな市長のご挨拶にステージに立ったのは、この方たちね!

バックドロップシンデレラ(撮影可能)!

写真、遠目に見えますかね?ボーカル・でんでけあゆみさんが客席側の奥の方に行っているのを(笑)。バクシンが市長のご挨拶を受けてさらに煽って、ステージ裏は爆笑に包まれてました(^^)

久しぶりに見る景色。自由に楽しむお客さんの姿。そして青い空。何もかもが、素晴らしかったです。

(開演前・朝イチのステージはこんな感じ)

“去年はね、ね”…COUNTRY YARDの皆とは、笑顔で色んな話が出来た。カントリーの前にもすごくアナウンスを入れた(そしてそれでライブ自体もやりづらかったところがあろう)ことをお互いに共有できているから、今年のこの自由な景色がお互いに本当に、笑顔になれるものだった。

そんなカントリーの出番はバクシン前のお昼頃だったのだけど、こんな時間の出番も貴重だよね(笑)。演奏中、ギタースタンドのところにずーっとトンボが止まってました。あんな轟音なのに(爆)トンボも喜んでるのかな、と微笑ましかったです。

ケンバンドの前とかかな、これは?今年は会場後ろに行ける余裕もあったということね(^^)

もう圧巻のケンバンド、何というか、神がかり的なライブだった…もう何度も見てるはずなのに、震えた。あ、これがライブだ、っていうライブ。もうそれ以上の言葉なんてない。

そんなライブを受けての大トリ・The BONEZは大変だろうなと思った…けど、そんなケンバンドがあったからに違いない、これまたボーンズの最強をあっさりと超えるようなライブだった。次の世代・これからの世代に繋いでいくというのを音楽で、ライブで。見せてくれた時間。

無料で開催する意義と大事な意味ってここにあるのだよね。無料だからこそマナーが悪いとかの言葉もSNSで目にする、いや、そうじゃないんだよね。だとしたらマナーはちゃんとするのが大人だし、マナーをちゃんとして!なんてアナウンスは一番ダサくてしたくない(笑)。無料だからこそ、誰もが音に触れられる年に1回のこの日を通して、もしかしたら次の世代・に限らず生きている誰しもが。

ほんのちょっと、でも、大きく、でも。何かが変わることがある、あり得る。

Hawaiian6・ハタノさんが言っていたよ、“いや〜緊張するよ!”って。わたし、本当にいしがきのステージでアーティストが発するMCも“ここでしかない感”が皆、すごくあると思ってて。誰しもが来られる機会だから、アーティスト側のプレッシャーも少なからずあると思うし、それが毎年のあのステージに繋がっていると思う。極論、音楽とかライブとかフェスとかって何?みたいな方だってあの会場に来ることができる。だからこそそこから、新しい何かが広がったりするかもしれない。それが、無料で開催しているすばらしさ。

かつて書いているけれど、無料開催を決めた時に大きく反対したのもこのわたし。でも今は、こうして無料に踏み切ってから今に至るまで続いているという事実が全てなのだと思う(^^)

ボーンズの後に花火が上がって、最後に皆さんにお礼をしてる時だと思うのだけど。カメラマンの(石井)麻木ちゃんが撮ってくれていた1枚は“盛岡でちえぞうさんを撮ってから、こんな笑顔初めてじゃない?”って言われた。自分でもそう思う(^^)

誰しもがパーフェクトに楽しんでもらえる環境なぞ作れない。その前提の元、今年は本当に良い1日だったんじゃないかな、と。手前味噌ながら感じてます。

FM青森チームが遊びに来てくれました🎶パーソナリティのふじこさんとパチ(終わってみれば良い1日とは書いたものの、特にスタート時の頃はややテンパっていてあまりお話出来ずすみません)☆

東京からもいつものメンバーやジャーマネ・H嬢が来てくれたり、会場でも色んな方とハグできたり(SNSで言ってくれていたのに会えなかった方ごめんなさい!)。そう、ハグとか握手とか、そんなのもこの数年ずっと出来てなかったからね!なんだか本当に本当に、今思い出しても幸せな時間だったなと思っています(^^)

さてそんなわけで今年は実際に大きなトラブル等もなく、例年に比べてアナウンス少なめで進行できていたので。盛岡でよく飲んだくれている呑み屋さんのママが楽屋ケータリングを担当しており、今年は美味なママのご飯を食べよう!とケータリングに行くと…

“あれ?もしかしてちえさん、時間あります?ちょっと芝生ステージとか、手伝ってもらっていいスか?”(by セッチュー千葉さん)

『Hello,Goodbye, ハイエース!いしがき編 by グレートマエカワ&MR.PAN』なるタイトルの、30分間のトークショーで進行役を担当いたしました!

こういう場当たり的なところ、最高だし好きだわ〜いしがき&岩手・ケセンロックで現場対応はずいぶん鍛えられてるし、これまで幾度もお世話になっておりますお2人ですのであとは楽しくやるのみ!現場入りは皆5分前ぐらい(爆)とかですがマイクを持てばお2人もお手のもの、“これは公開録音とかでラジオでオンエアするべきですよ〜メッチャ最高でした!”と通称・ワンコントロールの川村社長からもお褒めのお言葉をいただいております(^^)

いやもう今思い出しても面白かったですよね、フラカンとニートビーツが一緒にハイエースを買って(だから値引きしてもらって)、ものすごい走行距離を走り続けて(並走して云々…の話も爆笑だったわ)、今回の盛岡が遠征としては両バンドともハイエースのラストラン。今は新しいハイエース(またもや値引きしてもらって)で、全国各地を周り続けてます。出番を控えたセクマシがステージ裏で爆笑してるのを見て“俺らのハイエース、譲ろうか?”とか会話が広がったり。

ニートビーツにしても、フラカンにしても。出会ったのはここ、盛岡。ニートビーツは月に1回、お電話で出てもらってリスナーさんのお悩み相談をやってもらってましたから(「なんぼのもんやねん!」というタイトルでw)。この年齢になっても先輩方や同世代がまだまだ頑張ってるし、だからこそまたこれから、新しいことができるかもしれないな、そんなことも思うことが出来た時間になりました!ニートビーツ&フラカン、ありがとうございました!!

いしがきと前後する日のことも書きたかったのに文字数けっこう行ってるな(笑)、ということで別で書きましょ🎶ジュンも笑顔だし、やっぱり良き1日だったのかなって思う(^^)

最後に、この日にボーンズチームの機材車を見に駆けつけてくれたお兄さんへ。おそらく盛岡・岩手の方だと思うのだけど、最高にカッコ良かったです!

(いきなりステージ裏にでっかいクレーン車?みたいなのが入ってきて“何事だ!?”って皆ビビったけどね!爆)

【つづく】

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