久しぶりにフランスのラジオを聴きながらゴキゲンさんでPCに向き合っています。外も良いお天気です(寒いんでしょうけど)。
さて、昨晩、ある方からとても素敵なメールをいただきました。返信をしようと思いながら、なんとなく自分自身と向き合ってからにしようと思いました。ということでナイス、ブログというプラットフォーム。
わたしは10代の頃からラジオでの仕事に憧れてきて、20代後半からその業界に身を置くことができました。震災後に関東に引っ越していったんラジオから離れても岩手のフェスでは変わらずマイクを持たせていただいたりなんだかんだとお喋りをすること、音楽の現場に誘ってもらえることは変わらず続いていきました。そんなわたしは何者なんだ、と考えた時にもう一度ラジオに戻りたいと思い、文化放送とご縁が出来たことはこれ以上ない人生のサプライズだったと思います。
そしてコロナ禍に入り、人とも会えず暇になるであろう時間をどう過ごそうかとぼんやりフランス語の勉強をしたりしたら、Playerという雑誌が色々なお話をわたしに投げかけてくれまして、以来コロナ禍が人生史上いちばん忙しいんじゃないか?という日々を過ごさせてくれ今に至ります。
そんなことを経て、また、そんなこと以外の色々なことも経て。ぽかっと1つの考えがこの年末年始に浮かんできました。
高橋ちえにしか出来ないことをやろう。
すごく単純なことですね。笑
でもその単純に、全く行き着いてませんでした。
コロナ禍でちょうどセッチュー(SET YOU FREE)千葉さんともよく電話で話しました。千葉さんって面白くて、何者でもなくて、単純に“セッチュー千葉ちゃん”なんですよね。北海道在住ながら春夏の甲子園は現地で必ず見て、プロレスラーとしてタイトルも取り始めて、時間があるからって知人のジャガイモ畑の手伝いに行ったかと思えばサウナ道も極める。って書くと悠々自適に遊んでる人みたいですが、千葉さんはそう思われようが別に何てことないんですよね、そんなの別に。もしかするとわたしが知らないだけでデイトレードでお金をメッチャ持ってるのかもしれないし(笑)、とか考えられたり、どちらかと言えば割と千葉さんと接点がある方のわたしでもミステリアスを感じられる存在って素敵だし、どうであれ千葉さんは千葉さん、なんですよね。千葉さんは名刺も持ったことがない、“面白いと思った人とはその場で連絡先は交換するし”、かつてセッチューのイベントに出てもらいたいバンドにも“ライブハウスに見に行って、その場で出演のお願いをすれば良い”と未だHP等にも千葉さんのメールアドレスなどの連絡先などは載っていない。
もっともな話だ。
コロナ禍に入った頃、例えばSNSでダイレクトメールが送れるように開放するとか仕事用のメールアドレスを持ってそれは掲載しようかとかこのブログがあるわたしの(一応)オフィシャルサイトにはメッセージが送れる機能を設けようとか一瞬、考えたのだけども、
やっぱり、やめた。
種を蒔くとか敷居を広げるとか、今のご時世はネットを使った展開がいくらでも可能だし、ネットから情報を得て助けてもらうこともたくさんある。もしかするとどこかにわたしのラジオの声を聴いて“あの人に司会をお願いできないかな、連絡先があれば良いのに”なんて思ってくれている企業があるかもしれない(おーい!いたらその声を届けて!笑)。でも、不思議と繋がりって、ネットなんかなくても、繋がるものは繋がるんだよね。
ちょっと話が横道に逸れましたね。
年末、岩手で音楽にまつわるイベントがいくつかあり、マイクを持たせてもらう機会がありました。そこで久しぶりに岩手在住のミュージシャン・高橋イクマくんに会ったのですが、彼がギターを自作しているのはFacebookで目にしており、“ギター、自作してるんだよね?”という話から彼が色々と説明をしてくれ(ちなみに木材のカッティングからやっているそうだ/その日は残念ながら自作ギターを持参する現場ではなかったので、写真はなし)、ふと、“それってピックアップはどうなってるの?”と聞いたら“ちえさん、詳しいっすね〜!そんな人でしたっけ??”とメチャクチャ嬉々としてお喋りが進み、そんなにギターや楽器の複雑なことは正直まだまだ分からないことがいっぱいだけど、一通り話を聞いた後、あれ確かに?こんな人だったっけ?と自分自身にクスッとしてしまいました。
それ、1つのヒントだったんですよね。大きな。
わたしも変わって然るべき。世の中も時代も変わっていく中、そして歳を重ねていく中で。もちろん大好きだったラジオで一生働き通したい、それは今でも変わらないのだけどそもそも就職活動を通して会社員としてはどこの局にも採用されなかったんだから無理ってもんで(笑)。
アップデートしている(であろう)自分を楽しんで、自分にしか出来ないことをやろう。どんなことでも。
そう思った瞬間、パーっと視界が開けました。
これ、ちょうど「なるほどね」って思えるお話が月末に発売予定のPlayerに載ります(←諸々、予定)。わたしが担当したページです。ということでこの話の続きは、無事に発売された後で。
夏のロッキンオン、茨城開催ではなくなると発表がありましたが残念。せっかく毎年大きく展開している「おやじBAR(こちらをお読みくださいませ)」首謀者の面々とも仲良くなれたので、今年はその隅っこで「出張オバさん岩手バー」を勝手に開かせてもらおうと思ってたのに。笑
この人たちとこのコロナ禍で出会えたことも本当にデカい。年末恒例の会合で昨年末、なんだか悩んでるんだよねぇ、上手くいかないんだよねぇ、ってふと話したら、“あのさ、何に悩んでっか知らないけど、悩んでる人がそんな金ピカの服、着ないから!”って言われて、全くない視点の返しにただ笑うしかなかったし、そうだ悩むってなんだ?って1周回った感じがした。
ちなみにこれが“金ピカ”の服ね。これはまた別な場で、あ、でも茨城県民ばっかりだなこれも(笑)。茨城との接点が深くなる謎。ちなみに後ろに写る、みほこさん(旦那がこの写真を撮影)のお店が水戸のラーメンの名店・ことぶきや。ちょっと調べればスーパー高評価のサイトばかり出てくるはず!
昨日はちょっと開けてみた。磯蔵酒造の初絞り。絶対、横にすんじゃねーぞの誓いを守り冷蔵庫で縦置きキープしていざ開栓したら、このしゅわしゅわは初めての体験。これはねー、これを開けてみないと分かってもらえねーな!
では、話が戻って。これから素敵なメールの返信を書きたいと思います。