DON’T FORGET TODAY

今日という日を忘れるな。本当に忘れられないようなライブの連続の今日この頃!

まずきのう。‘踊り散らす音符たちの夜’って、素敵な表現。そうそう、今思い出したけどコヤマさんが「(こんな表現されて)音符たちも本望だよな!」的なMCをしていて、本当に日本語っていくらでも新しい表現ができるんだなぁ、と思う。コヤマさんには今年のリリースタイミングで久々にインタビューしたけど、あの時も面白く日本語を操るなぁと思ったんだった。

パスピエの『とおりゃんせ』のカバーがあったり、スクービーはこれでもかってくらいにライブでこれ聞きたい曲!ってのを畳み掛けてきて、お客さんの熱狂の度合いがハンパなかった。まさに「対バンの妙」で、お互いのファンがお互いの音楽も、もうどっちも楽しんじゃう!みたいな時間でとってもいい空気。時間なんてあっという間すぎました。逆に新しいアルバムからの音源は1曲だったかな?なので、ツアー行くしかない!っすね!

ライブあと、久々にリーダーといろんな話をしました。実は先月のスクービー対バンシリーズのお相手がバックホーンで、ちょうどバックホーンともスクービーの話・リーダーの話をしたばっかりなんですよね。ライブあとの楽屋訪問って本当に苦手で行かないほうなんですが(ご縁がある方とはそうでなくてもちゃんと会えるものだから)、きのうは行くべき日だなと覚悟を決めて行った(笑)ら、ドアを開けるなりコヤマさんが「お!ちえさん!ほい!」と黒ラベルを手渡す。何か差し入れする時は黒ラベルの差し入れが間違いないというのも学んだ夜☆

なんか、歳を重ねるにつれてカッコよくなってるバンドという気がしますスクービー。FUNKY 4はスーツも今やよく似合う。本当に本人たちにも申したことがあるので書きますが、昔はスーツを着させられている感があったんですよね、見た感じ。でも今や、そんなの微塵も感じないですね。ここだけの話ちなみに楽屋では対バンのパスピエもみんな一緒に、まずはスクービーが感謝を伝えるところから始まって、なんだか素敵なステージ裏でした。スクービーならでは、と思いました。

パスピエのライブも久々に見たんですが、面白いバンドだよなぁ。好きです。で、ライブ中のMCがまた良かったです。「格闘技の選手が50何秒で勝った試合があったんですけど、そのインタビューで、‘確かにそれくらいの時間で勝ったかもしれないけどその中には自分の30何年の人生が全部詰まっている’みたいなことを喋っていたんですね。スクービーの音楽も1曲4分くらいかもしれないけど、1曲にバンドとしての20年を超える歴史が詰まっている音楽だと思う」みたいな。素敵な対バン相手だと思いました(^^)

即位の礼があった日の夕方はこちらへ。こちらも良き2マンでした!しかしお客さんパンパンでこんなにライブがよく見えないのも久々(笑)で、ペリカン〜が終わってからそそくさと前に行きました!ペリカン〜は演奏がタイトにシュッとまとまっていて、こちらのお客さんもかなり多めな印象。「命は、生きていることは、儚い」といったMCも良かった(あまりに人が多すぎてメモとれなかったのが悔やまれる)!

で、この日はkoboreのツアーだったのでkoboreのライブが長めだったわけですが。以前に見た時にこんなだったっけ?ってくらいものすごく自分たちの言葉を持っているなぁと、で、その言葉に共感する(そう、きっと共感であって感動ではないと思う)お客さんの涙がすごかった。まわりみんな目の当たりをぬぐってました。FADというライブハウスをソールドアウトに満員にできるなんて想像なんてしてなかったんだもんね。自分たちのお客さんが20人くらいだった時もあるのだから、この場所で。

同じくメモが取れないままだったので、この日のいい言葉たちをメモできなかった。でも、若い世代が自分たちなりに言葉を選んで言葉を発して、メンバーと音を揃えて鳴らす。単純なことかもしれないけど、それができないバンドも多くいる中、頼もしいバンドが出てきたなと思います。ちょっとこれから見て行きたいバンドが増えました(^^)

今週の月曜。お台場は東京モーターショーの準備が佳境に入ってました!

この日はCHAI×ネバヤンのライブ@zepp。もうですね、「CHAIのメンバーになりたい(笑)!」それに尽きますわ。笑。個人的にはガールズのグループではCHAIは無敵!と思いますね。「テンキュー」と聞こえるサンキューもかわいいし、彼女たちはたぶん英語もそこそこできるんじゃないかな?だけど、「ドゥーユーライク ブロンドヘアー?」ってそれこそカタカナ表記がふさわしいかのような英語で沸かせる。これ、海外でも受けないわけないなと思いました。衣装もかわいいし、みんなでダンスをしたりひとつのショーを見せられている感じでとっても素晴らしい。もう最強!かわいいは、作れる、っていう前に何かのCMのコピーがあったけど、彼女たちを見ていると本当にそう思う。かわいいは、作れる(^^)

かたやネバヤンはお見事ですね。自分たちにしかないセンスをメンバーどうし寄せ集めて開花させていると思います。ライブにあまり興味がないような人たちをライブハウスに呼んでいる感じがしますね。お客さんもおしゃれな感じが多いし。この手の音楽はわたし世代には昔なつかし感を感じるけど若い方たちにこんなに受け入れられているのが実にすごい。自分の気づいていないところでもシーンは確実に動いているのを現場で感じられて良かったです。この日の名言は「縦ノリでズッコンバッコン」ですね。爆!それと意外にもゲームの話がかなりエキサイトしていて、そんな今時フツー感もまた良かったです。正直、あまりちゃんと聞いたことなかったのですが、歌詞がちょいちょい耳に入ってきて、改めてちゃんと聞いてみなくてはと思ったのでありました☆

代官山LOOPの選球眼というか先見の明のすごさというか。この日の出演者もかなりのハイレベルで、数年後にはこの中から音楽シーンを賑わせている存在が出てきているのでは?と思います。それがこの日のお目当・tozambuであれば良いのですが(^^)

映像の音よりも、ライブのほうがもっとゾクゾクする感じがあった!なんといってもメンバー全員、技巧派揃いでビビる!

もともとHemenwayといバンドをやっていたオガチンと今でもなんだかんだコンタクトをとっていて、そんなオガチンが新しくはじめたのがこのtozambu(トザンブ)。最初「なんて読むんだ?」って感じだしどんな音楽を始めたのかも知らずに行ったのだけど、さすがでしたわ。オガチン的にはまだまだ、というところがあったみたいだけど、見てる側としてはさすがだなー、と。まだまだ、というのもライブを重ねることですぐに解消できるレベルのことだと思うしね。あとはまだ「持ち歌がようやく8曲!」とMCでも言っていたので、曲をどんどん作っていけたら。個人的には、オガチンの見て取れる表情じゃなくて、心の中できっとかなり笑顔だったろうなというのがライブ見てて伝わったのが何より良かった。やっぱり表に出て、演奏したかったんだよね、オガチンも。突き詰めていっておくれ、今のバンドを(^^)!

はー。感動の夜から1週間経つのかー。

先週(木)はピロウズ@横浜アリーナでした。ギリギリまで仕事していたので、もうダッシュ!ダッシュ!で会場着いた時には季節ハズレの汗だくでしたが(恥)、もう本当に席についた瞬間、照明が暗くなった時には神に感謝!しかなかった。というのも、まずメンバー3人のお母さまが語る幼少期〜バンドに至るまでの生い立ちを写真とともに語る映像から始まりまして、もうファンのみなさん涙、こりゃ涙するわ、ってな内容でした…これメンバーは知っていたんだろうか?もしわたしがメンバーだったら、この後にライブなんかできない、ってくらいのかなりの感動ものでした。さわおさんのお母さんが、18で音楽をやるからと上京するさわおさんと前日?に家族で食事をしたことをたぶん日記なのかな?したためている文章を読んでおられて、「最後の食事にしてはさびしい。ロックとは寝食を忘れさせるほどのものなのか」的な記述を声にしておられて、はぁあ、夢中になってしまったものは止められないけれど、親としては理解しようとしてもできない部分もあっただろうな、それはどんな職業なり将来を描いたとしてもどんな家庭でも同じなのかもしれない、とほろっとしてしまった。

19時すぎにスタートしたライブは、終わってみればアンコールは3回(最後はメンバー全員黒ラベル(に見えた!)を持ってステージ登場、やっぱビール持って出てこないとね!)、21時50分くらいに終了した記憶です。実に約3時間、「あんなに練習したのに!」間違えてやり直したり(最後の最後まで「こんな場所でも俺らポンコツだな!」って笑ってた。笑)、ロックンロールとは、と最後に説いたMCも素晴らしかったな。新しいでも古いでもないんだ、って。正確には何て言っていたか?これまでピロウズが歩んできたあゆみこそがロックンロールであり、そんな先輩がいるからその背中を追っかけたいと思ったバンドマンはあの時たくさんいるはず。心の中で受け止めたその言葉こそが正しいのだと思う。

あまりMCはなかったです。立て続けに曲を演って、気づいたらもうこんなに時間が経ってた!って感じでびっくりでした。そんな中、1回目のアンコールが終わって。ステージを去ろうとした時に、さわおさんがマイクの前に立って面持ちきびしくこう言った。

「音楽業界は信用できないけど、あなたたちのことは信じたいと思う」

ただ、そう言ってステージを去った瞬間、会場が息をのむ音が聞こえました。目の前にいる、この場所で共有しているものこそが全てだと。平日のこの時間に横浜アリーナを埋め尽くす人が集まったという事実。そして、あの時おこった拍手がすべて。きっとピロウズのファンは(=バスターズ)、ピロウズのファンをどんなことがあってもずーっとやめないと思います。

ピロウズ30周年、で、会場の横浜アリーナも30年。30年って、すごいな。本当にすごいな!

横浜アリーナからの帰り道、あまりに良きライブすぎて飲みたくて飲みたくて(笑)、あ!いつメンがもしかして横浜にいるかも?と連絡したら飲みにありつけた(爆)!もう気兼ねなく話ができてわーわーわーわーピロウズの感動を一方的に勝手に話してました。ぷぷ。

ライブ見てる時にさわおさんがビール持って出てきた瞬間、カバンの中からビールか何かを出してるお客さんが散見されて「わかってらっしゃる〜!」と思った。し、くぅうわたしもやりたかったぜ!とひとり地団駄。飲みたかったのなんてわたしだけじゃなくてほろ酔いのバンドマンたちにもこの日は会ったし、なんとこの日の会計が4,444円の4並びで、なんかこの先いいことしかなさそう!と勝手にいい気分になって帰った夜でした☆

続けられることは、続けよう!!!

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