台風15号、19号〜幡ヶ谷再生大学

台風15号の来襲からちょうど1ヶ月の10/9、ふたたび千葉県鋸南町へと行って来ました。

台風19号がこの週末に関東〜東北を直撃する可能性もあり、この日できる限りのことを。でも、できることなど山のようにある。

こちら、区長さんにお褒め(笑)いただいた。男手の素晴らしさを目の当たりにしましたが、山車・屋台でございます。ビニールシートで覆い、かつ風が入ってビニールシートが風で揺らいでしまうがためにダメージが発生するのを防ぐべくきっちりと紐でしばる。

「これで何かあっても仕方ねーべ!」と笑顔の地元の方々。高齢化が進む街で、外から人が来ることでいろんな人と作業をする、その行為自体が良きことなのかもしれないなとこの日も思う。

ちなみに我が家は今朝、外にあるものに関して台風への備えは終了。鋸南町での活動があるからこそ自分なりにできたと思う。15号の時は我が家の備えは実は何もしてませんでした、「大丈夫だろう」と思っていた自分がいたのは事実です。

19号は15号以上の勢力、なんて話もありますが、それ以前に。鋸南町での現状を見ることで。我が家のものが飛来したりして他のおうちに迷惑をかけることがあってはならないと。お風呂の水も貯めています。停電への備えもできる限りはしたつもりです。

幡ヶ谷再生大学の活動を通して、本当に「気づき」があると思っています。

幡ヶ谷再生大学の良きところはこちらも。お弁当箱などを持参して、同じ釜の飯をみんなで食べる。ありがたくいただきました。こう見えてボリューム満点でお腹パンパン!

午後は鋸南の海へ!

こんな石碑が立っているのですが、何かと言うと「房総で初めて海水浴を行った場所」ということだそうで、裏面には夏目漱石もこの場で泳いだという旨の記載が残っています。海の幸も豊富な鋸南、房総エリア。前にスーパーに行った時も美味しそうだな〜と魚を眺めてきたのですが、涼しくなってきたのもあり今回は魚をいろいろ買って帰ってきました。鯖、本当にふっくらと身が厚くておいしい!塩焼きで半身は食べられそうなほどでした!

それと!

このお寿司も美味しかった〜歯ごたえとともに、ほんのりあまみがあるのもなんとも美味(金谷産=鋸南の近くの浜です)!

さてそんな海での活動はと言いますと、

お弁当に入ってるお醤油さし!

お菓子の袋!

これもお弁当とかお刺身に使われているヤツだね!

ということでプラごみ・これが最近話題の「マイクロプラスチック」問題につながるわけですね。

たとえば飴を包んでいるものが風で飛んだりして「まぁ小っちゃいしいっか!」と気にしていなかった自分がいます。でもこうして海で探すとこういう小さいプラごみがよく出て来る&流木とかは朽ちていくのにプラスチックは劣化することがまったくないんですよね。

そうかこうしてプラスチックは残っていくのか。それを海に暮らす生物が口にすると…

今、言われている問題が分かった気がしました。ものすごく反省しました。小さいからいいか!と風で飛んだものを拾わなかった自分を。そして、減らしていく努力をしようと決めました。いきなりゼロにするのは無理です。し、そんな極端なことをするのではなく、どんな小さなことでも自分で感じたことを行動に移すということこそが大事なのでは、と思います。

活動を終え、海沿いを走っていたら美しい夕暮れ。向こう側にぽこっと見えるのが富士山の頂です。

台風15号が猛威をふるったあと、この海沿いには多くの人が押しかけたといいます。それは携帯電話の電波。神奈川からの電波がここに来ると入るということだったんです。そんなことあるんだー?と思いますが、そんなことが実際あったんだそうです。

アクアラインが開通する時にも賛否両論あったでしょう。しかしながらアクアラインのおかげで都心から1時間ほどで房総に到着できるという事実。ちなみにボランティア活動に関して高速料金はかかりません(手続きは必要になりますが)。

(こちらの写真は幡ヶ谷再生大学ツイッターより転載)

山車を守る作業(ちなみに山車は大正時代から続くもので、「家が一軒建てられる」ほどのお値段)→海の清掃→最後はこちら…カーネーションを栽培する方のハウスにて。ガラス張りのハウスはガラスが飛散し土に散乱、「もうカーネーションは育てられないとしても種子などを育てるような」再建をすべくガラスを取り除く作業でした。

もう何もできない、と思っていた方々が、「何かはできるかもしれない」と思いを持っていただくこと。製品として出荷はできなくても「道の駅にものが出せる」というだけで生きがいになったりする。自分が歳を重ねた境遇を思い浮かべても想像できることです。最終的に生活、生きていくお手伝いまではできませんが、気持ちの再建までのお手伝いというか、できることはある気がするし、実はそんなことより自分自身が学ぶことや考えることが多いんですね、こういう場に行くということは☆

「沖縄では罹災証明ってのがないらしいよ!台風、いっぱい来るからねぇ!」…へぇー!

…なんて話をいろいろ漁師のおとうさんたちに聞いているの図。「モテモテやん!」とからかわれるの巻(爆)!

千葉は農業大国なのはもちろん、養鶏や漁業もさかん。食べ物に恵まれている土地なのは行けば分かる。そんな土地が大打撃を受けている事実は、これから食に影響をじわじわと及ぼしてくるのは間違いない。し、とにかく千葉で食べるいろんなものはおいしい!野菜とかも感動するよマジで(^^)

道の駅が空いている間に間に合えば野菜を買って帰りたかったのですが、それは次回のおたのしみで!

ということで鋸南にある道の駅は完全復旧ではないけど、一部再開しています。ということで外観も美しいこちらが道の駅なのですが、野菜などの販売の他にこちらは宿泊もできる!のです!→コチラ

施設の中を見学だけさせてもらいました☆

小学校の施設を使っているということで、宿泊のお部屋はかつての「教室」!

ちゃんとお風呂も立派なものがあったり、ゆっくりゆったりできる感じです。週末は満室が続いていたのも納得。台風のあとはおやすみが続いていましたが、再開して宿泊もできるようになりました。一度は泊まってみたいなと思います(^^)基本素泊まりですが、予約しておけば夜&朝ごはんの手配も可能。食もつい期待しちゃうよなぁ〜!

さて、台風19号。被害が少ないことを、何より、願います。

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