詞と曲ありきのシンガーソングライター・Ghost like girlfriend🎶

さてさて少しずつ日常になってきているのか。今年のケセンロックで「ケセンロックで1年がはじまる」と、年末年始の区切りでなくケセンで1年の区切りにしているお客さんに出会って、なんかそれも納得!ってな感じで。日常に馴染んで来つつある今日この頃であります(^^)

ということで、文化放送『music with you!』のあれこれ振り返り🎶

ディレクター氏が気になる、とお迎えした彼は、Ghost like girlfriendという名義で音楽活動をする岡林健勝さん。コーネリアスの小山田さん、みたいなイメージですね。

リンクを張った番組ブログに書いたことの補足になるのですが、音楽をはじめるきっかけになった、高校1年生の時に思いを寄せていた女の子のこと(オンエアでお話しされています)。学校に突然、来なくなって半年くらい毎日、ノートを届けに行っていた岡林さん。「そろそろ学校に来るかな…」と思いつつ約半年。

「もう探さないでほしい、と思って、家族ごと引っ越しちゃったのかな」と。連絡先は当然なく今に至るのだという。

もしかするとその女の子は、今、岡林さんが音楽シーンを席巻する勢いで頭角を表しはじめていることを…世界のどこかで、気づいているのかな(^^)あれからギター1本で弾き語りを始めた彼のことを♪

今もって伸び続けているこの動画の再生回数。歌詞のセンスがこれまでに出会ったことのないタイプで、お話を聞いていても面白かったですな〜!実際に「自分をジャンル分けした時にはシンガーソングライターで、詞と曲ありきの人間だと思っているし、そこに自分の核がある」と。「歌詞の○○が良かった」と、歌詞についてメッセージをもらうことも多いと言います。

この曲は、「歌詞そのもののとらえどころが、(聞く人の)コンディションによって違うものになればいいなと思いながら書いた」という岡林さん。というのも、音楽の聞き方は体調によって変わるもので、「元気な時はアレンジとか楽器に耳が行くし、体調が悪い時や失恋したあととか、イヤなことがあった時は歌詞に耳が行く」と岡林さんが語る前提をもとに(でも、これ分かる!)、いかなる時でも、この曲は‘歌詞’が、コンディションによって捉え方が変わったら面白いなぁと思っているそうです。しかしこの歌詞がまた、番組でもご紹介した通りで秀逸なんですよね、‘幸せの数え方が自分次第なこの世界さ こんな世界を愛せるかい’…聞く人への問いかけなのか、それとも諦念なのか、いや反語になっているのか。捉え方は自由でいい、聞く時のコンディションでいい!

わりと口下手だと話す岡林さん(そんなことはないと思った、会話での言葉選びのセンスもみずみずしい!と思った)。「言いたいことがあの時、言えなかったということも多い。後日、あの時、あれ言いたかったんだよね、と言うよりは、喜怒哀楽の狭間・言語化されていない感情に生まれ変わっていること、それを言葉にすることが、自分にとって詞を作る作業なんだ」と最近気が付いた、と…どうです、この表現があまりにも素晴らしくて!!!

で、こうしてお話ししながら、本を読んで言葉を磨いているタイプではないな、という邪推のもと尋ねたらそこは正解。で、「本はあまり読んで来ていない、自分の心情に潜っ」て、「小学生の道徳の教科書にも載っていいような歌詞というのをなんとなく思い浮かべながら(歌詞を)書いている。一発で、調べなくても良い言葉を使っている」と。その影響は‘キャッチコピー’で、これだけの情報量で奥行きのあることばってこんなにあるんだ…」と。このブログは個人的備忘の部分が強いので話した通りにメモとして残しますが、いやぁ、メモが多かったね、今回(笑)。本当に素晴らしい個性が音楽シーンに出て来たと思っています、わたしは!

収録の後に、ライブにお邪魔する機会に恵まれました。「ライブは、オケを流して一人で歌う」というようなことを聞いていたのですが、この日はバンドを率いての登場。ちょうどこの数日前に自身のワンマンライブ(@リキッドルーム!)があったので、そのままこのステージにも同じメンバーで登場したのかな?と思います。

トップバッターでの登場で緊張してるな〜というのは見てて分かりましたが、逆にそんなうちから見ておくことができたのはきっと貴重になることでしょう。そして何より、この日初めて立ったという新宿ロフトのステージにて、フジファブリックの話を始めた岡林さん…フジにも影響を受けていたのか。

「(フジの)志村さんと同じ年に、同じレーベルからメジャーデビューできることになりました」…志村さんも立っていたこのステージに自分も立つことができて嬉しい、とステージから語る姿にも感無量さが客観的に見て取れて、なんだかじーんとしてしまいました。そしてもう一つ、いいこと言ってて「さすがだなぁ」って思ったんだよなぁ…こんな日に限ってメモ帳を忘れたんだよなぁ…く、くやしい…!!!(ライブ後にご本人に「いいこと言うねぇー!」と言ったら、いやいや、そんなことないです…とはにかんでおられたのだけは覚えている。あぁ、なんだったっけ…!!!)

30分、5曲ほどだったかな?もっと見たい、もっとライブに行きたい、と思わせるライブでした。インタビューした時点で既にそう思いましたが、ライブを通して、さらに。これからの活躍が、本当に楽しみになりました(^^)

ちなみにこの日はスペシャのイベントでしたが、まぁ他の3つも素晴らしい出演者でしたー。先物買いのセンスが本当にさすが!ですね、スペシャさんは。気になっていたTENDOUJIのライブは「これは来るなぁ」と思ったし、ネクライトーキーはたぶんあっという間にバンドシーンに出て来るのではないでしょうか、今ドキなのが好きな方をぎゅっと掴むと思います。どの出演者だったか忘れましたが、ロフトにゴイステ(だったか銀杏)を見に来た思い出の話は笑ったなぁ、TENDOUJIのメンバーだったか?ライブを見る側だった方たちがいつしかステージに立っている、そんな4組の集まりだったと思う。あっという間の良き夜でした☆

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