リベラルアーツ〜師は変わらず走ってた〜

昨年末に続き、大学時代のゼミナール、恩師を囲む会にお呼ばれいたしました。

会場に到着しますと、式次第を渡され。はい来たコレ!

聞いてないヤツね…昔から変わらない、先生の無茶ブリね。はい自分がやれることなら喜んで!

ということで今回はゼミ生でもう一人。無茶ブリ(爆)に応えての出前握りをしてくれたのが池上幸寿司の3代目(我が後輩。エヘン)。今やなんかNAVERまとめなんかにもなっててビックリしたんですが、赤酢のお寿司ってブームなんですよね。幸寿司は代々の赤酢でのお寿司を出していた老舗中の老舗。赤酢は生きの悪い魚などの味を隠すのにももってこい、だなんて認識は古くてナンセンスな話。おまけに幸寿司はホント、ネタが良しでして、撮ってないけどウニもまた絶品で涙が出そうでした!

東大医学部の静修先生が見立てたワインとともに美味なお寿司をいただく催し。イタリア・シチリアのワイン、ドンナフガータ ブリュット。

静修先生が本当に素晴らしい方で、博識でエピソードの豊富さにただ驚く。でもそんな静修先生がこうおっしゃった。

「わたしの話なんか忘れてもらって結構、風のように流れて良し。そんなことより、その場で何かを‘感じる’こと、それこそが大事なこと」

何かを感じるための、エッセンスとしての、おはなし。「日本人は言葉をメモしたがるが、その必要はないよ。そんなことよりも、何かを感じる。それを大切に」

静修先生もリベラルアーツの実践者だとうかがった。我がゼミナールの先生もリベラルアーツを提唱していたと思う。それは何かと問われれば、自分が疑問やおかしいと感じたことを追求していくことがひとつの実践であり、特定の「学問」で何かをすることではないのだとこの年齢になって気づく。そしてそれは生きることそのものなのだ、とも。

ワインのあとは来福酒造(茨城)の「超精米」・8パーセントまで磨き切ったお米のお酒をいただく。飲んだことがないですよこんな日本酒は。香りから一口、口に含んだ感じもまったく違った…お米を磨きに磨いているのはこちらを見ても一目瞭然。

ワイン、日本酒、クラシック、お寿司や食べ物。ふだんのわたしでは経験できないこと、聞くことができないお話。大人のたしなみとはこういうことなのかと思う。お招きいただいたことがただただ、ありがたくてならない。

師はいつまでも我が師。決して追い越すことのできない師の背中。素晴らしい師に巡り会えた大学時代、大学に行かせてくれた両親にも感謝した夜☆

この日、ピアノを弾いた平尾有衣さん(右)、ヴァイオリンの加藤えりなさん(ちえぞ横)。演者さんは楽器と一緒に、楽器も呼吸するんだろうか…とても近くでクラシックの演奏を聴かせていただき、これまで感じたことのないいろいろな不思議な思いを巡らせることができました。ラフマニノフとかショパンの何番とか、話はもう聞いててチンプンカンプンでしたが、それは先の静修先生のお言葉を借りれば「音楽を聞いて何かを感じること」こそが大事ということで良いのでしょう(^^)

そして。

我が師(真ん中)、そして山口先生。弁護士の山口先生は漫画でマネー系のものは監修に入っておられる方です。そんな山口先生はご自宅にグランドピアノがあるという(!)、そしてご自身も今も習っておられるという(!!)!

学ぶことに終わりはないのですね。学ぶ、と言うと固いかもしれないけど、いかに自分が人間として成長するか、したいか、ということに。終わりはないのですね。つまりはリベラルアーツがそういうところにあるのだということに、本当に本当に、きのうは気が付いた夜でした。

 

そんな夜を経て、今日は。きのう参加された20名の方みなさんが、文化放送を聞いてくださるということで(笑)!

では!スペシャルウイークな文化放送/19時〜「渋谷×文化ラジオ」、どうぞおつきあいのほど〜♪♪♪

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