Rambling〜おおはた雄一さん盛岡ライブに寄せて〜

何度かブログにも書いたのですが、自分が旅に出る時に音源を携えるアーティストというのは決まって3人です。

岩手の山田町出身・佐々木龍大くん。

生きることが旅そのもの、と教えてくれたCaravanさん。

そして、おおはた雄一くん。

スイスをバスで移動した時に見えた夕暮れ、と書きつつもう時計の針はこの時、夜の9時頃を指していた。

車移動で、同じくややブレな写真で申し訳ないけど、

フィンランド、北極圏へ移動する時ですね。雪道をびゅんびゅん飛ばす飛ばす(でも雪質が日本・東北とは全然違って、さらっさらしてるし外気温がとにかく上がらないので雪が溶けたりせずさらっさらの道の運転だから難しくないんだ、って運転手さんが言ってた)んで、いい一枚がなかなか撮れなくて残念だったけど。逆にこれは日中・3時前くらい。ちょうど真冬で、太陽が昇らない頃。

ここからもう少しでロシアとの国境にもさしかかる、かなり北のエリア(サーリセルカ、という街)。これもまだ午後4時になるかならないかの時間。すでにマイナス10度より低かった…

モロッコ。車を止めてもらって、道路っぱたをゆうゆうと歩く動物たち。トドラ渓谷付近と思われ。空はどこまでも、見たことのない青が広がってた。

 

震災後いままで、で、10の国へ行った。そのどの場所でも、一度は必ず聞いていた「曲」が、おおはた雄一くんの『Rambling』。

ぽろん、というギターの音色ではじまって、コーラスも入った壮大な感じで終わっていく、7分を超える曲。

「君はずっと 探してる」、何度となく歌詞に出てくるフレーズ。何を探してるんだろうか、ぼんやり景色を見ながら、考える。いや、答えなんかなくっていいのだ。むしろ、生きるべく難しく考えすぎている日々なのではないか、せっかく旅に来てるんだから、そこから脱却しなきゃ、と言い聞かせて、考えるのを止める。ただ景色を眺める。異国を旅するのは、それでいい。

でも、旅はこうして異国の地に行ったりする物理的な移動ばかりを指すのではなく、そもそもCaravanさんが言っている通りで、「どこかに行ったりすることが旅、なのではなくって、生きることそのものが、まさに‘旅’」。

でも、その‘生きていく旅’に疲れてしまったり、景色を変えて違うことを考えたくなったり、単にパーっとはっちゃけたくなったりするために、人は‘移動をする旅’をするのだろう。

でもそんな、移動する旅もできるとき、できないときというのは不思議とある。ワタシはラジオの仕事(生放送)をはじめてから、一度も夏休みは取ったことがなかった。よく、ラジオ番組で「今週は◯◯さんは夏休みで〜」なんて言うのが信じられなかったし。1週間も休む、とか、そもそも自分の生放送の番組を休む、なんて考えたことがなかった。でも生放送を離れたタイミングは、自分にとってチャンスだと思って、今の時間を大切にしている。

ちょっとまた、飛行機に乗りたくて、でもいろんな余裕もなくて、うずうずしていると、やはり耳にするのが、最初に書いた3人のアーティストであり、『Rambling』という曲だったり。

なぜか、って。

面白いくらいに、見慣れた日常の景色を、この3人は、かっさらっていくから。日常から離れなくても、思考の気分転換や望むならば思考を止めることさえもこの3人の音が、許してくれるから。

おおはたくんに限って言うと、この、盛岡・中津川の川べりの景色が大好きで、この1年で2回もプライベートで訪れている(…というのを、先月のFM岩手の番組『おんがくのちから(仮)』で言ってましたね、笑)。これは、ワタシが昨年の冬マエに撮った一枚、「白鳥がいるよ〜」なんてはしゃぎながら。ちょっとセンスない一枚なのにはガッカリですが。

どんなライブに行っても、そのライブの時間は、いろんなことを忘れてライブに没頭できるものだけど、おおはたくんのライブは、きっと、ね。ライブの時間だけでなく、ライブが終わってライブ後の帰り道、でも。盛岡は真っ暗かもしれないけど、そんな真っ暗な道ですら、いつもの日常とは何か違う空気のようなものをもたらしてくれるとワタシは思う。

とっても個人的な、ワタシ的に「聞いて欲しい音」が。生音で、感じてもらえる機会、が。この週末です。場所もとっても、素敵な場所。おおはたくんの歌とギターが、日常に溶けてしみ込む。是非、感じてほしいなと心から思うので、書かずにいられませんでした☆

おおはた雄一さん盛岡ライブ、詳細は⇨コチラ

ライブ前に、中津川のあたりをぶらっとしてる(まさに英語で‘rambling’!)と、ライブ前にぶらっとしてる、おおはたくんに会えるかもしれないですね(^^)

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