3月末 福島~幡ヶ谷再生大学~

3/28~29の2日間は、まるっと福島におりました♪

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河津桜がちょうど綺麗に咲いているときでした。今年は桜が例年よりちょっと早いかも、と言ってました☆

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幡ヶ谷再生大学・復興再生部、ことし一回目の活動(自主練活動はのぞく)は、いわき市にある「生木葉ファーム」!

ただいま~!!!

こちら生木葉ファームは農薬を使わずに野菜を作っています。また、この土壌から検出される放射線量もとてもとても低いです。お邪魔しては、放射線のこともそうだけど、‘生きていく’ということそのものを勉強させてもらってる。食べるものが、身体をつくっていくんだなぁ、ってつくづく思うし。こちらでは放し飼いのニワトリがいて、そこの卵を買って帰るのも毎回楽しみのひとつなんだけど、この卵を食べると身体が内側から元気が出るんだ~マジで(^^)!

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お天気が今イチという予想を覆して見事なお天気に。でも天気良すぎるのも農作業にはツラいんだよね…笑

午前は目いっぱい畑の草取り。今回は30~40人近い参加者がいたのですこぶるはかどる。しかしながら個人的には2日くらい内また付近の痛みが続いた(笑)。この部位って日常生活では使ってない筋肉ってことなんですね。

つくしがにょきにょき♪

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お昼はラッコさんのRACCOS BURGER!大船渡のライブハウス・freaks(現在は仮設店舗のためにアコースティックライブのみできる場となっていますが)でも、通常営業の際にはこちらのハンバーガーが食べられます。全国のフェス会場で大行列のハンバーガーをこれでもか!ってくらいみんなで頬張る。

空の下、みんなでゴハン食べる、って。なんでもないことなようだけど、おいしいお料理がもっともっと、おいしくなる。不思議ですね。

この日は他にも、ラッコさん手作りのドレッシング(これがまーた美味!)がたっぷりかかった生木葉ファームのお野菜にタコライス、宮城の安全な茎わかめ、などなど。満腹になるまで食べました。えへへ。

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福島へは朝6時出発で向かったのですが、その前日がワタシは東京スカパラダイスオーケストラ・武道館ライブで。たーっぷりな時間のライブを見た翌日で正直起きるのがツラかったのですが、ここにもいたよ!武道館ライブ参戦、からーの、農作業チームが!ほら限定Tシャツ着てるし!!ツラいなんて言ってちゃいけませんわね!笑笑!

彼は、宇都宮から参加してくれる男の子。なもんで「宇都宮くん」というヒネリもないあだ名がついていますが、ワタシなんかより数百倍しっかり働く、とってもいい子!

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生木葉さんで育てている「スイスチャービル」。初めて聞くし初めて見た!茎の部分がカラフルで、この部分ももちろん食べられます。ほろっと苦味があるのが◎。オリーブオイルとの相性がいい野菜と聞いて買って帰ったんだけど、ワタシはそのまんまサラダにして食べきっちゃいました。でへ。

生木葉さんのお野菜は本当に、野菜そのものの味ってこういう味なんだ、ってのを感じさせてくれる。水菜や小松菜も最高でした!

そういえば渡辺俊美さんのお弁当本のドラマ(3月半ば・NHK BSプレミアムで放送「461個のありがとう~愛情弁当が育んだ父と子の絆~」)では、こんなようなセリフがあったね。

『野菜は土がつくる。この土が、野菜をおいしくする。野菜を食べるとは、土を食べることだ、ってある作家も言っていた』というようなことを…俊美さんが、息子さんに言うシーン。生木葉さんのお野菜を食べて、それを実感します。

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午前は作業~お昼をみんなで食べて~午後は座学、というのが幡ヶ谷再生大学の今の基本的な流れ。この日の午後は、原発作業員として現在も、福島の原発で働いている遠藤さんをお迎えしてお話を聞きました。

リアルな今の、真実のお話を聞けました。

「廃炉になるところまで見届けられるのが、俺の目標というか、夢かな…」

ノーミスで予定通り進んでいって初めて、あと約40年での廃炉が実現するそうですが、その可能性は限りなく低いでしょう。日々の作業でもいろんなトラブルが発生していて、その都度進行が止まっているし、そもそも、ただでさえ同じ人がずっと続けて働いていることが無理な職場なので、これはいったい何年かかるのか…遠藤さんのお話は、原発に詳しくない人間にも、十分これからの想像がつくようなサジェスチョンを与えてくれるものでした。

これは日本で起こっていることだという認識を新たにしました。

ちなみに。

個人的には、「ブラジルのほうで日雇い3万円で原発作業員募集の広告が出ている」という噂を耳にしたことがあり、実際に現場で外国人が働いていたりするのかと遠藤さんに尋ねたところ、研究者以外に外国人の姿というのはほとんど見かけないそうです。それと、原発作業に対する対価も今はかなり下がってきているとのこと。震災が起こった当初は高かったようですが、今はそんな金額でもないそうです。

本当に、身近な‘ヒーロー’だなぁ、って、思う。

震災の前の風景を取り戻すべく頑張っている、ただ本当に、それだけで。頑張っているかのような、ヒーロー。

そんな遠藤さんも共に、幡ヶ谷再生大学の活動後、南相馬へ行きました。先月、開通した常磐道を通ると、いわき~南相馬まで2時間以上かかっていたという道のりは1時間半かからないくらいでした。

夕暮れ時、常磐道を走っていると、道路の横に家は見えるのに、家の灯りはまったく点らない。住んでる人はいないのに、家は残る。街灯や、標識やら、自動販売機やら。そういうのも見えてそのまんま。

不思議な光景が広がってました。

南相馬へは、BRAHMANのライブを見に行きました。そのことは次に書きますね♪

This entry was posted in 3月11日. Bookmark the permalink.

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