この前の日曜日(2/22)の『おんがくのちから(仮)』のことを書きました。当ブログでも追って振り返りますが番組ページへアクセスしてみてケロケロ♪
まずこちら。駆け込み行ってきましたよー。
横浜の映画館・ジャック&ベティ!
濱マイクシリーズを思い出させますね〜この感じ。館内にも濱マイクにまつわる記事が貼ってあったりなんかして。しかし横浜という街は本当に面白いところだなぁ。まだまだ知らないディープなエリアがいっぱいあるもんなぁ。
ということでこの界隈に初めて出没しましたのもコチラ!
1週間限定の公開で、しかも関東エリアでは今後またいつ見られるか分からないので行ってきました。
ポスターの下に写る監督さんが、福島第一原発の事故の被害者や震災当時に政権を担っていた方、原子力にまつわる業務に従事していた方など30人に体当たり取材したものをまとめたものです。ポスターにも、ちらほら知ってる顔が写ってますよね。
今回のことがなければ、原子力についてはもっと知らない自分でいたでしょう。監督さんがこういうドキュメンタリーを作ろうと思ったのも、根本としてはワタシのような原子力についてよく知らない人間に「最初は何も知らなくて当然だからこれを機に考えて行こうよ」というのをシンプルに出したかっただけなのではないかと思います。
そういう意味ではすっごく良いのだけど、せっかくあんな方やこんな方に直接会える機会だったのに…もうちょっと、質問できたことがあるんじゃないのかなぁ…というのがちょっぴり残念。
でも監督さんが悪いとかそういうことではなくって、こういうのはやっぱり「インタビューできる、すなわち、聞くということができる人」の存在というものが世の中大切なんだなぁ、と。‘インタビュアー’という職業の存在意義を勝手に感じてしまったのでした。
じゃあ自分がもしもこの立場だったらどうするかなぁ…とか思ってみたりして、それから数日かけて読んだのがコチラのホームページです。原発に関して本を買うよりまず、この子ども向けのページがとにかく分かりやすい!これはおススメします。
さらに、吉田豪さんの「聞き出す力」という本を拝読いたしました。自らを「プロインタビュアー」と名乗る吉田さんのこの本、メッチャ面白かった!なんでも阿川佐和子さんの「聞く力」のパクリだそうですが(爆)、電車内で読みながら何度吹き出しそうになったことか!いろいろな箇所で本当に吉田さんに同意せざるを得ませんでした。
たとえば、インタビューしてる相手に「はい」とか「そうですね」とかしか言わせないインタビュアーが多い…とか。音楽の専門誌で特に、インタビューする立場のほうが意見を言って満足しているようなものが見受けられる…とか。
もう思わず「分かるわかる、わかる!!」って思ってしまう。相手に喋らせてナンボじゃないの!?と!インタビューする媒体の違い(雑誌とかテレビとかラジオとか)はあれど、「相手に少しでも多く喋らせる」というのは基本のキなんじゃないかな〜、って思うんですけどねー。
この本、ワタシのバイブルになりましたよ。笑笑。そういえばそんな、喋る吉田さんをはじめて見たのは3年前・青森のフェス「夏の魔物」だったな〜…今年もあるのかなぁ、魔物(ある意味やっぱりこのフェスはすごい!)?
映画館に向かう道すがら。日いちにち、と、春が近づいてきてる感じがしますよね。にゃん♪