Love Song 大作戦×タワレコ仙台♪

11/23(日)。

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仙台パルコ内にあるタワーレコードでのイベント。『東北ライブハウス大作戦 ドキュメンタリームービー』の上映&アコースティックインストアライブが2本。

今回、ちゃんと通してドキュメンタリームービーを見たけど、何度か胸に詰まるものがあった。いろんな状況も環境も変わっていくけれど、こうして月日が経って改めて、東日本大震災の翌年には岩手、宮城の沿岸部3カ所に「ライブハウス」ができたということは、どれだけの力を与えてくれたことだったろうか。続いていくことは大変だ、本当に大変になるのはむしろこれからだろう。でも、あの時にこうしてすぐに動いて形になって、存在しているライブハウスがある、という事実は、忘れてはいけないんだ。

あの時の景色が見える貴重な映像としても、これからも長く、こんな形(簡易な説明だけど、上映したい人(団体でも個人でも)は、どんな場所でも(カフェとか学祭とか公民館とかどこでも)映像を借りて上映できる。上映に対して見てくれた方から‘投げ銭’を頂戴し、それは全額、東北ライブハウス大作戦への寄付となる)での上映を望みます。震災から時間が経って見たとしても、きっと感じるものはあるから。

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今回、アコースティックライブをしたのは2組!

まずは。この春、気仙沼高校を卒業して上京したバンド・the Nice Frankfurt!カバーとオリジナルを交え全6曲。カバーの選曲が個人的にはツボ(バンプからユニコーンまで)。ライブ後、ステージの彼らにインタビュー。もちろんこういう機会に慣れていない、というのはあるにせよ…「(目標は大きな音楽フェスに出たい、という話から)ここ仙台・宮城と言えば、やっぱり、あのフェスに出たいよね!?」と聞いたら、彼らは…

「はい!あらびき、出たいです(←ボケでなく素で)!!!」

会場、大爆笑!!!

いやキミたち確かに‘フランクフルト’ってバンド名についてるかもしれないけどさー粗挽き、って、ウインナーか!「アラバキ」じゃん!なんつって……いやぁ面白かったなぁ!こういうのがまさに、‘ライブ’!

2組目は、the band apart・荒井さん。来年1月リリースのアルバムからも弾き語りやってくれたし(アルバムで聞くのが楽しみだ!)、アコースティックで聞いてもやっぱり素敵な曲ね、「夜の向こうへ」は。1人なんでMCも結構しゃべってて、「(お客さんに向かって)そろそろヒザとか、大丈夫ですか?グルグルグルグル〜グルコサミンとか、いらないっすか?」って、なんか荒井さんのミョーな喋りの珍しいテンションを見たね。笑

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「仙台のタワレコにいまーす」って当日つぶやいた(ほら例によって充電器持ってなかったもんだからさ電力使用を最小限に頑張ったのよオレ)にも関わらず、知り合いが3人もやって来たという事実…すごいな、ツイッター様サマですよね、やっぱし!しかもここは仙台!笑!!

その1人がコチラ、ゆかりちゃん。「ちえさんはどの地域にいて喋ってもすぐに、ちえさんの声だ、って分かる」って言ってくれた。うれしかったな☆

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おつかれさまー、で、最後にパチ☆なんかワタシ、「あいーん」って感じになってる写真で恥ずかしいんですけど(Love Song 大作戦ページから転載させていただきます)。笑!

こうしたイベントができたのは、まずは、仙台のタワーレコードさんのご理解が大きいと思います。店長の東さん(写真下・左)が、話せば話すほど音楽に熱い方で、あぁこういう方といろんなことをやっていきたい、って思うような方だった。

そして。イベントを主催した、「Love Song 大作戦」。彼らはみんな、なんでもない普通の一個人の集まり。改めてまずは、スタート時間が40分も遅れてしまう、というとんでもない大失態をしたわけだけども、まずは前提として、彼らはイベント集団ではない(という言い訳は勿論できないけれど、会場にお越しになった皆様にはワタシも何度も頭を下げたのでお許しいただけたかと、クレームもあの場では、なかったですし)んですね。でも、スタートできるまで、the Nice Frankfurtがイレギュラーに2曲演奏してくれたり、ワタシが喋っていることにみなさん耳を傾けて、待ってくださった。出入り自由だから出ていただいて構わないのにスタートを待ってくれた。ありがたかった。

イベントというのは、スタッフや出演者みーんなの力と、いらっしゃる方々の力が合わさって初めて成立するんだなぁ、って。改めて、こんなこと思う1日になるとは思わなかったです。

そんな、Love Song 大作戦とはそもそも何か?と言うと…リンクにアクセス、で、いつもなら終わるんですが…ちょっとワタシ的、補足をしておきますね。

震災から3年半以上の時が流れましたが、復興への道のりというのは本当に険しくて長い。‘仮設’住宅に住み続けていらっしゃる方がどれくらいいるのか、仮設はあくまで‘仮’なのに。

そんな土地に住む、そんな土地の今後を担っていく、子どもたちに。たった1日でも、笑顔になってもらおう、そんな笑顔が復興の一助になってくれたら…そんな思いで、時間と力を尽くしているのが、Love Song 大作戦のチームです。

昨年のクリスマスにお菓子の袋詰めをプレゼントしたのが1回目で、今年春にえんぴつをプレゼントしたのが2回目。この、えんぴつプレゼントに関しては全国からのご賛同が予定を上回り、鉛筆+文具のセットでのプレゼントになり、それが岩手県のなんと22の学校へ持って行ける分にもなったそうです。

そして今は、今年のクリスマスに。昨年と同じく、お菓子の袋詰めを持って行こう+歯を大事にしてもらおう、と、子ども用歯ミガキをセットに(カワいい発想でちょっとウケるけど、去年と違うことしようとしてんのもまた良し。笑)してプレゼントするべく、活動をしています。

「今でも寄付とかに頼ってんのか」「物を送るのはもう違うんじゃないの」と思う方もいるでしょう。実際、ワタシもその立場です基本的には。でも、Love Song 大作戦がやってることは、純粋に、「これから、津波被害を受けた地域で生きてその地域を担っていく子どもたちに、たった1日でも、その瞬間だけだとしても、笑顔になる時が自分たちで作れたら…そしてそれが、復興へのちょっとでも、後押しになったら」…自分たちができることはこれだ。そんな、単純すぎるくらいの純粋な思いだけ、なんですね。

確かに大切なんです、これからを担っていく世代、というのは。

先に書いた通り彼らは、あくまでもなんでもない一個人の集まり、なので。発信もヘタだなぁ、ってHPとか見ながら思います。はっきり言ってこの日のイベントの場においても、せっかくもっと発信できるのにヘタだなぁ、って思いました。でも逆に言うと、そんな人たちが単純に、純粋な気持ちでやってるだけなんです。

だからここで、ほんの少し理解に繋がればいいな、と思って書きました。

うーん、もっと簡単には、「サンタクロースが子どもたちにあげるお菓子が、見ず知らずかもしれないけど、いろんな人からいろんな形で集まると、より素敵」なんじゃないかな?っていう感じ、かな?

面白いな、って思った方。ワタシからもご協力、よろしくお願いします。ワタシも明日、送るぞーい(^^)♪

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