やめるという勇気 やめないという勇気

ちょっと感傷的な一日なのは仕方ないよね。新年度のスタートだけども。

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まぁ彼らが決めたことにグチグチ言うのも何なのでね。とか思ってたけど結局ライブ後に飲みに行って本人たちにグチグチ言ったんだけどね。笑

あんなにいい演奏聞かされちゃグチグチ言いたくなるわ。

‘バンド’としてまとまった音を出しながらも個人が目立つ部分もあり、相手の反応を見ながらジャムってる感じは、これまでのソノダバンドにはあまりなかった。きのうは6人が良き‘バンド’だった。

ワタシが大好きな、一曲の中にドラマがある曲たち…「Tango-Fragments」や、最新アルバムでもそれを感じる一曲もとてもドラマチックな生音で楽しめた。

もう涙が流れて流れて仕方なかったです。

確かに生まれた曲はこの先も聞いていけるけど、彼ら6人の演奏を通して聞けることはないのか。悔しい。人のことなのにとても悔しい。今もまだ、それだけ。

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Oトシさん(左)も見届けに来たよーフロム関西!ヒデ様(STANCE PUNKSマネージャー)は、ソノダバンドのCDをライブの転換で使ったりしてた。ジャンル違うのによくそれ使ったねー!なんつって笑う。

斉藤和義さんは、何かのインタビューでこんなようなことを言ってた。単に続けてただけです、と。音楽やめてもすることないから、ただ続けていただけだ、というようなこと。

惜しい。悔しい。ソノダバンドは続けてほしかった。メンバー個々人が別な仕事をしたりとか何かしながら、でも。

ただ、バンドという括りではなく、個々人の人生もある。彼らはまだ若い。おまけに優秀。全員、別な道を歩むなら早く決断したほうが良いかもしれないよね。

最終的に日本酒を飲みながら、メンバーみんなと話した。今でも複雑な思いは残る。

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久しぶりにやりました、シメのラーメン@神座。

ちょうど、2011年3月11日。ソノダバンドのインタビューをFM岩手の番組でオンエアしました。新人にしては異例のだいぶ長めのインタビュー。東大(メンバーは全員、東大出身である)の卒論の話とか面白かったんだよね、言ってることが難解すぎて。笑。その約1時間後、まったく考えられないことが起こった。

「ちえさん、東京にいるんですか?飲みに行きましょう!」…岩手を離れたことは、きちんと連絡や報告もせず、一部の人に伝えたくらいでした。今思えば不義理ですが、それくらい、何と言うか、元気がなかったです。ひっそり暮らしたかった(←と、きのう書いてみたけど、ひっそり、というのは、東京の知り合いとコンタクトをとってどうの、というのをしたくなかった、と言えば良いのかな)。けど、ソノダバンドが、ツイッターでのワタシの行動から、どうやら東京にいると踏んでマネージャーさんが連絡をくださった。阪神・淡路大震災を経験しているメンバーが何人かいるので、シンパシーを寄せてくれていたらしい。

飲んだねぇあの日は。そして振り返って、仕事はなくても「飲み」の予定は入るような日々になったような気がする(笑)のは、その日が境だったかもなぁ。

そんなわけで彼らもそういう意味では、「人ありき」で、音楽を応援してきたバンドのひとつでした。ソウルのジャズフェスにも行ったなー。マネージャー&ワタシの女子チームはエステに行き、スッピンさらして男子とゴハン食べる、なんてのも彼らくらいのもんだよ。いい思い出だ☆

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桜が満開でした。こうして夜桜愛でたりもしているうちに、始発の電車が動き出しましたとさー。

たぶん近々、またメンバーと会うと思う。またグチグチ言うために。笑。人のことなのに納得いかなくってさ。「ソノダバンドの音は緻密で、美しい数式を見ているかのよう」とまで言わしめたあの音を、奏でてほしい。

今回の件に関してはあきらめが悪くて、タチ悪いワタクシめです。

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