世界中に花束を

震災から3年を迎えました。

世界のカメヤマと呼んでいる、(アホな)新聞記者がいるのですが、彼がとてもとても、良いことを個人的に記していた。各位、たいへん申し訳ないですが、引用させてください。

『「失敗学」を唱える東大名誉教授の畑村洋太郎さんによると、記憶の衰退には法則性があるという。三日坊主と言うくらい「3」がそのカギとなる。同じことを3日もすると大抵は飽きる。3カ月すると冷めてしまう。3年たつと次第に忘れていく。組織の記憶は、大きな事故なども人の異動などで30年で失われる。60年で地域が忘れ、300年で社会から消えるという。
さて、東日本大震災はどうなるのか。忘れていい記憶もあるし、忘れないと前に進めない記憶もある。だから、忘却が一概に悪いことではない。分かっていても、被災地にいると、寂しさは全身で感じてしまう。』

明日、この本を買って読んでみようと思います☆

2014年3月11日。いつも通りの生活をしました。いつも通りに起きてインターFMを聞いてルーティンの勉強をして家の掃除をして。午後2時46分と午後3時25分頃の2回、黙祷を捧げた。午後3時25分頃というのは、大きな津波が到達した時間。そしていつも通り、夕方からライブハウスに。

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その昔から名を轟かせたライブハウス「20000V(二万ボルト)」が火事でなくなった。それから、「二万電圧」になって、初めて!行けたよー!

 

ん!?

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入り口で待ち構えるアホ2人!笑!

 

この日のお目当ては…

修学旅行で京都に行った時、わざわざ彼らの宿泊先まで、くるり・岸田氏も訪れた(マジ実話!)ほど、気になっている人がギョーカイ内にもじわりじわり、の…

岩手・大船渡の高校生バンド、ZALUSOVA!東京初ライブ!

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太陽族・花男くんはやって来るわ(写真)、STEP UP RECORDS・リョースケさん、IN-pish・あやさん、the band apart・原さん、カメラマンのハヤチンさん…

ビックリですわ!

そしてもっともっとビックリしたのは!!

ZALUSOVAのライブさ!!!

彼らが3月11日という日に、東京でライブをする意味。彼らが伝えた音と言葉。いま思い出しても泣けてくる。大のオトナたちをこんなに泣かせやがって!

 

そしてそして。

やっぱりライブハウスは最高だ。

ZALUSOVAのことはまた別で書きます。残念ながら今ちょっとまとめられないや。震災があって、大船渡に「フリークス」というライブハウスができて。それから、バンドをはじめたZALUSOVAの3人。ライブハウスが、津波を襲った街に完成したことの意義と素晴らしさ。

かみしめた夜です☆

 

そんな夜だから、オトナたちは酔っぱらう。その①

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ドリンクをこぼして床掃除をするイリサワ氏。残念すぎる!笑!!

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その② たばちゃん&ちえぞう

ライブ後、たばちゃんと2人で飲みに行った。岩手の沿岸部出身の、たばちゃん。震災のお話を聞きながら、私はただ、ただ。手を握ってあげることしかできなかった。

こんなとき自分の存在が本当に情けなくなる。しゃべり手だろ?何か言えよ…

「消えてしまいそうなほどに 僕は今 無力だ」…バックホーンの歌詞が頭の中をぐるぐるした。震災後、この曲が届いて、ラジオで流したときのことも、ぐるぐる。

でもこうも、いま思う。聞いてあげられることも大切なことと思って良いのではないか、と。聞くことも、大事な、しゃべり手ができることなんだろう、と。

また飲もうね。たばちゃん(^^)

 

いい夜は終わらない☆

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ラコスバーに移動。きのう騒がしくしてスミマセン!で、アイアンメイデンのビールを飲む!これ、いちど飲んでみたかったのよねー!

銀さん(写真・右)。自分ができる支援を続けてる。クリスマスに、東北の子どもたちにお菓子やプレゼントを送る「クリスマス大作戦」を続ける。会社帰りのスーツ姿でZALUSOVAライブを見てる銀さん(笑)。銀さんと会ってこうして知り合うようになったのは、まさにライブハウスという場所だよね、そういえば!

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なんだかんだいろんな方がやって来た。いっちばんビビったのはスペースシャワーTV・武藤さんかな。ちょうどきのうは、この番組のオンエアがあった。トーゼン武藤さんが関わっている。

「あ〜!一瞬だったけど写ってるぅ〜!」…テレビに写って大喜びのヨッパライ(バカ)。再放送はシラフで見たい。

最終的に、武藤さんの赤ワインを飲み始めて完全に酔っぱらったなぁ。酔っぱらうのもいつも通り。そう、すべていつも通りに2014年3月11日は過ぎていきました。

武藤さんみたいな人がいるのは本当に心強い。本当に。これからも、武藤さんと手をとりながら、武藤さんはテレビ、ワタシはラジオ。できることをやっていきたいと思う。

 

そして今日・3月12日は使いものにならないほどの二日酔いでした。

そんな中。ツイッターで、「2011年3月11日前後に何をつぶやいていたか」というのが検索できたのでやってみました。

震災の翌日、山品大先生からこんなメッセージをいただいていたことはまるで記憶にありませんでした。

『ちえちゃんおはよう!昨夜KESEN ROCK FESの常連地元バンドTILI TILIのメンバーが無事だと分かりました。今年もKRFやISHIGAKIが出来ると信じています。ちえちゃんもお元気で!!』

ただただ泣けて仕方なかったです。

本当に、音楽とライブに支えてもらったこの3年でした。震災の年も、毎年9月開催の『いしがきミュージックフェスティバル』は毎年と同じように開催された。この日のステージに立ったことが、今の私のいちばんの支えになっている。この前、盛岡に行った時。みんなにそれを伝えて、お礼を言えた。

2012年。はじめて、『ケセンロックフェスティバル』に行った。TILITILIが招いてくれたの。向かっている道中、何度もケータイが鳴る。「ちえちゃん!早く来て!とにかく、なる早で!!」…会場着くなり、ステージに上げられてMC(笑)。恐るべしケセンクオリティ。そして黙祷からはじまった、復活のケセンロック。

今年も、そして、これからも。舞台監督の山品大先生&岩手のフェスを作っているみんなと、ご一緒できますように。そんな皆さんといっしょになって、力が発揮できる自分でいられるように。

毎日を、せいいっぱい、生きよう。あまり好きじゃない言葉だけど、頑張ろう、って。強く思った今日だったのでした☆

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