師の背中

恩師に泣かされ、背中を押され。奇しくもそんな日が続いています。

「チエちゃん、こんな時だからこそ、発信を止めてはいけない」

きのう、諭されました。ライブに行っていたところで気づいた留守電、折り返すや先生はそうおっしゃった。轟音が聞こえてきた中で涙をこらえるのに必死だった。

長年、テレビの放送作家(主に報道系)をされている、父親と同じくらいの年齢の先生。今でも作家を続けておられる先生が言うのだ。今あるネットというツールを有効に使え、発信はできる、というようなことを。つい最近まで、ブログを始めてみたが写真のアップの仕方が分からない、というレベルの先生だったのに。笑

先生には、日本テレビの学生アルバイトの時にお世話になったので、もう知り合って15年は経つんですね。ひぇえ。「おい!この電話はあれだろ、もうすぐ誕生日だからだろ…チエちゃん、オマエ、まだボケる年じゃないだろうよ?俺と誕生日、いっしょだろうが」…そうでした…すっかり忘れてました…笑

先生とも山梨の事態のお話をした。先生と話しながら思い出したのは、『ナインデイズ』という本。東日本大震災の時の、岩手県災害対策本部での葛藤を描いたお話。(いま、思い出しながら書いているので不確かな部分もあると思いますが)岩手県庁の中でもさまざまな「課」があるし、さらに、県をまたいでの人名救助というのができなかったりする。それをどうやって乗り越えていったか、そんな真実のお話だったように記憶している(これから読み返してみます)。

『縦割り』…道路の管轄はここで、鉄道はここで、はいそっちのことはこちらの管轄外ですから、などなど。権力を集中させないために各省庁が生まれたのに、それが逆に弊害になっている日本。山梨のこの非常事態にどう対処対応するのか。幾多の災害を経験してきても、全く改善されていない『縦割り』の現実。

何かや誰かを責めたり批判するのは簡単なことだ。でも、きっとそれは何の解決にもならない。それよりももっと奥底を見て知識をつけて、発信をしていこう、と思った。間違っていたら教えてもらって、どんどん知識をつけていけばいい。

…いずれ、先生が『縦割り』のことをブログに書いてくださると思います。作家の先生のほうがはるかに分かりやすく書いてくださると期待して。その際、リンクを貼りますね。

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先生とは今週、誕生日の前祝いをすることになりました。笑。お酒をたくさんゴチソウになろうと思います(写真は今年初!某日の「ひれ酒」)♪

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