過日。またまたスミマセン。ピーター・バラカンさんがフィギュアスケートに対してこんなようなことを言っていた。「あれはスポーツではない。第一、‘演技’というくらいなのだから。スポーツ競技として採点するようなものではない」と。
どうしても感情移入してしまうのは仕方ないのですが、真央さんの顔ってアスリートな戦闘タイプではないですよね。そこが良いのだけど、だからこそ、伸び伸びとした顔で普通に滑っている真央さんが見たいなぁ、って思ってしまった。やっぱり、バラカンさんの言う通りなのかもしれない。
そんなわけで。オリンピックの話題も豊富な飲み会と相成りました♪
大学時代の先輩・某AM局勤務（ちえぞう横）＆関東に来て音楽の話がいっちばん合う・某FM局勤務。AMとFMの融合です。笑
先輩は、ちょうど先月。自身曰く‘でっち上げ’でレポートを書き、それが見事、社内選考を通ってアメリカのメディア研修に行ってきたそうです。先輩の話はとにかく面白い。でも、初めて。たぶんだけど、いろんなキビシイことも乗り越えてきて今に至ってるんだろうなぁ、と思えた。なんでかな。
それと、この日の議題のひとつが。山梨を中心とした雪の被害についてでした。何をどう報道するべきなのか、伝えるべきなのか。災害時の報道というものに慣れることはない（し、慣れるくらい起こってほしくない。そもそも）。災害の時、ラジオは頼りにされるけど、時に言葉だけの‘凶器’のようなものにもなりかねない。
それは私が、身を持って経験してる。
東日本大震災。発災後、約10時間経って、日付変わった3月12日の深夜0時すぎから、私はまたマイクの前に座った。情報がとてもとても少なかった。共同通信から入ってくるニュースも、福島の原発に関するものが増えてくる。岩手県内のニュースソースがない。社員もフリーの人間も関係なかった。手当たり次第、ライフラインの確認や各市町村に状況確認の電話。あの時の動きは誇りに思っていい。
そんな中、深夜2時（だったと思う）、岩手県庁から、県内の状況をまとめた第一報が発信されるという。あの時、その情報を取りに走ってくれたのは営業さんだった。息を切らしてスタジオにもたらされた紙の束。各市町村ごとに、どんな状況かというのがまとめられている。
はずだった。
けど。
これはどうやって伝えたら良いんだ？
「壊滅」という文字。
自分の住んでいる街の状況がまったく分からないままで、ラジオだけが頼りだった方に。たった一言、伝えられる情報が。「壊滅」って…
記憶の限り、岩手県の山田町と大槌町は。その文字しか書いていなかったように思う。あと陸前高田もそうだったかもしれない。他の市町村は、停電が何戸、とか避難されている方がどの程度、というのがあったのだけれど。
情けないことに、何と言っていいやら分からなかった。ただ、その言葉を発するしかできなかった。そして、今でも、何と伝えれば良かったのかは分からない。
朝の6時頃、また別なパーソナリティとマイクを変わった。朝の光がとてもまぶしかったのはよく覚えてる。この何時間がまるで嘘のような、とてもすがすがしい朝だった。照らすこの光が、一人ひとりの希望になってくれると信じた。
その足で、総務部長といっしょにスーパーに並んだっけなぁ。天気は良くても寒かったっけ。
あたしなんか。あたしなんか。あたしなんか。
って。ずーっと思ってました。
もうすぐ震災から3年。あの時から3年。もう3年かぁ。でも思い返すと、はっきり覚えてることと曖昧なことと全く記憶がないことと。いろいろです。
毎週更新をうたっていながら更新をサボってるわけではない「ちえちゃんねる」。FM岩手の面々に、震災の時の話を聞きました。それを編集しようと思いつつ、どうしても手が伸びない。どうしても。
でも。向き合わなくてはいけない。でないと、次に進めない。のかも、しれない。
と、初めて思った夜でした。
なんか、ひとすじの。光が差し込んだような飲み会になったように思います☆
さて！
今日のちほど、FM岩手「おんがくのちから（仮）」のお知らせもしますよー！今月も生放送しちゃいます（23日）！そして今月はリスナーさんとも電話をつなぐ！今月は「深夜」「地方」「ラジオ」で最大限やれることをやっちゃうって感じかな（^^）心して待て♪
…そんな生放送のスタジオが、ずーっと。震災報道してたスタジオなんです。去年、この番組をはじめた時、恐怖が襲ってきてたまらなかったスタジオ。って、いや！初回のゲストがSLANG・KOさん登場ってのもあったからだ、うんそっちだ（笑）！