雪害

今回の大雪は、本当に大きな被害をもたらしていますね。

胸が痛みます。否が応でも思い出すのは、東日本大震災の時のことです。

きっと東北以外の方が心配で不安でどうしたか、という行動がこうだったのか、というのを、今回は自分が体験しているのではないかと思います。山梨の放送局のHPをチェックする、サイマル放送を通してコミュニティラジオを聞いてみる、ありとあらゆる、いちおう‘オフィシャル’とされる、メディアの情報を探してみる…

で、最初、不思議でならなかったのは。今回の報道は極めて少ないのではないか?ということでした。土曜の帰宅後、情報収集が思うようにできず、明るくなって日曜になれば報道で目にする情報も増えるだろう、と思ったのですが。ちっとも。

でも震災の時を振り返って、いちばん、いろんな状況を知りたかったのが、地元の報道機関だったことも間違いありません。が、たどり着くまでに、かなりの時間を要したりしたことも思い出しました。震災の時は、海沿いに常設の「お天気カメラ」のようなものがあったりしたのもあって状況を早く目にできた部分があるのですが、今回はそうはいかない。

いろんなことを、想像すれば分かる。雪が振る土地でもない場所でラッセル車やら雪かきの道具やら、揃ってるわけもないし、そもそも雪かきって意外に大変なことで、慣れない人が思わぬ事故を生むこともあり得る。私の祖父は豪雪地帯に生まれ生きながら、雪下ろしをしていて命を落とした。そんな祖父でもそうだった。雪は怖い。

早く手を差し伸べる必要があるのは間違いないけども、それをネットで広めたりすることしかできないのだろうか?いろいろ考えたりしてる中で、そうか、と膝打つメールをもらった(そのメールの内容については書きませんが、以下、それを受けて自分なりに)。

震災の時は、(たぶんすぐに)激甚災害指定を受けた。けど、今回の大雪に関しては、その指定がなされていない。調べていくと、激甚災害に指定される災害の中に、雪に関することというのは記載がない。毎年、日本海側を中心に大雪に見舞われるため、もしも雪に関する災害が項目に入った場合…ということなのでしょう。

知事がどこまで事の重大さを考えているかにもよりますが、やっぱり自治体の長ですから。災害対策本部が設置されたのがそもそも今日なのか、これが設置されていたからどうのということも言えませんが、にしても遅いだろう、というか、ここに関しては、重大性をもって捉えていなかった表れ、と言って良いのではないか。

あの時点で、首相は天ぷら食べてたって別に構わないんです。何のための首長なんですか。もちろん、自治体の長を飛び越えて首相が指示を出しても良いには良いにせよ。

「チエなら今すぐ現地に行く!とか最終的には言いかねないからなぁ。それだけは、やめろよ」…先生、分かってます。少しは、わきまえる、という力をつけたと思っています。いっつもこんな時しか連絡しなくてすみません。検死もするなんでもする(いろいろしていてもうよくわかんない)スーパードクターだから警察のこととか行政のことも詳しい。やっぱし昨日、先生にも電話してしまった。震災の時、いの一番に連絡をくださった一人(先生とのことは、いつか改めて書きたい)。

「被災している知人に連絡をするのは迷惑ではないか?」という意見もありますが、返信できたできない関わらず、私自身は、連絡をくださった全てが震災の時はありがたかったです。少なくともそうだったから、自分は、山梨の知人とも連絡をとり合っています。ツイッターでの私のツイート等を気にしてくれたらありがたい、と彼女は言いました。報道機関にいる彼女の言っていることなので、この先、私のリツイートは彼女の思いや伝えたいことだ、とも思っていただけたら、です。

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