たとえ涙が流れても

いろんな涙が出たこの週末であります。

上村愛子さんのモーグル。競技後のすがすがしく振る舞うインタビュー。ご本人がいちばん思うところあろうよ。でも、結果は結果、というようなあの潔さ。スポーツマンシップだなぁ。そしてきのうっつうか深夜のフィギュアスケート団体。世界の厳しさが見えた。ロシアの選手は相当、厳しい環境でトレーニングを積んでいるのがあの場の雰囲気でもなんとなく分かったよ。甘えなんか絶対許さん!みたいな感じが…でも、その昔の日本もそうだったんだろうね。なんとなくだけど。

あと、NHKのアナウンサーさんがとっても良かった。上村さんの競技後、「そろそろインタビューに来るはずのお時間ですが…ここは…」…何て言ってたか忘れちゃったけど、時間がかかって、放送終了までに現れなくてもいいんですよ、っていうのが言葉ににじみ出てたから。それと、松岡修造好きだというのは置いておいても民放でも松岡キャスターの時なら安心して見られる。踏み込みすぎないもん。あと織田信成さんは松岡さんの跡を継げると見た。いい笑顔だし素のキャラでオモロイもの持ってそう!

まっこのオリンピック期間。寝不足と戦っていきましょうぞ皆サマ♪

 

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関東の雪予想は見事に的中し、大変な雪になったけど、溶けるスピードも早くてビックリしてる。建国記念日で祝日の明日にはもうほぼ良くなっているのでは?

建国記念日ですよ。そうそう。

いま、NHKの経営委員会の方のことが連日話題になっていて、そのお一人が以前、戦後の右翼・野村秋介氏のことを礼賛していたということが問題になってるけど、そのおかげで野村という人物を知れた。イラストレーター・山藤章二さんとのやりとりなど(ワタシが知ったことが事実であれば)人間として筋が通ってるし(そして山藤さんがまーた格好いい)、いま、生きていたら。この都知事選挙をどう思っただろう。この、今の政治をどう思っただろうか。

「音楽家は政治がどうのとか言わずに音楽やってろ!」だの、「急にミュージシャンが脱原発を訴えてウザイ」だの。ここしばらく、枚挙にいとまがないほどの発言を目にする機会にもなった。

でも、そもそもそれが違うと思う。ミュージシャンなんて、村上隆さんが著書の中で言っている定義に当てはめれば、‘最下層の人間’だ。人を喜ばせたり笑わせたり、感動させたりしてお金をもらう。ワタシだってここの層に入る職業になるんだろう。

逆に、そんな‘最下層の人間’が声を上げなくちゃいけない、上げざるを得ない世の中ってどうなのよ。一体。

ひとつ、根本に疑問に思うことがあるのですが。原発に関しては、脱とか言う前にまず福島の現状をなんとかすることでしょう。再稼動なんてもってのほか。もし同じような震災が起こって同じような事件が起こっても、こんなに解決できていない福島のようなことがまた起こってしまう、ってことだよね。考えれば極めてシンプルじゃないか。まず解決すべきはそこでしょう?福島の状況が1日でも早く良くなるためなら、電気のショートなんてカバーできる。節電、する。全然する!決められた量を考えて使うよ。たとえば、成長めざましいシンガポールだって、ものすごい取水制限があって、それこそお金持ちもいっぱいいる国だけど、ルールはルール。じゃばじゃば使ってない現状を見て驚いた。

結局、人の痛みは、自分も同じような経験をしないと分からないということだ。自分だって、阪神淡路大震災の時はそんなに理解していなかったということです。たとえニュースの現場にいようとも(日テレのアルバイト学生で「ズームイン!朝!!」にいたのですが)。

 

週末。JESSEさんにご挨拶。ワタシが、‘そっち系’…ハードなロックやらパンクやら、そんなライブにハマっていった一歩はRIZEだったのかもしれないなー。「これからのオレたちが、美しい日本を作って行くんだ!」というMC、やたら覚えてる。

「あれ?前、どっかで会ってるよね!?どこだっけ?」…リップサービスでも嬉しいがな。女子はうるうるしちゃうがな(笑)。それ、盛岡です。調べたらそんなライブに行ったのは2007年のことでした。7年ぶりでも、あの目のキラキラが変わらない人だなぁって思った。JESSEさんとのことは、また追って♪

 

そして。

今たぶんミュージシャンではいっちばん好きな、横山健という人間(写真・右)&いつもありがとう、トシロウ神(BRAHMAN)。2人が並んで表紙なんつう本が出てたら、トーゼン買うよね(コンビニで「買えっ!」という、威圧感すら放っていた、笑)!

こんな人たちの音楽を聞いている自分がおかしい。不思議。笑

ワタシの考え方とは違って、‘人の痛みは自分が経験しなくても、理解を近づけることができる’と。‘行動’をしている人間だと感じる。要は、理解しようと、どれだけ‘寄り添える’か。この人たちの姿勢には、教わることが多いよ本当に。

時に過激になりすぎて、今回の選挙前にも健さんはツイッター上で大暴れした。内容がうんぬんの前に(健さんの行き過ぎな部分があったのも否めない部分はあるし、でも)、健さんがそんなに言わなくちゃいけないこの世の中はどうなんだ?ってことですよ。健さんはギターヒーローなんだ、これからも、この先も。健さんにギターだけ弾いて歌ってもらえる世の中になればいい。極論はそういうことだと、ワタシは思っている。

人に食いついたりする前に、自分がやれることがあるでしょう。

さて、自分がやるべきことは何なのか。

 

考えて泣いたり、スポーツに泣いたり、まだ書いてないけど笑い泣きもしたし、いろいろ泣いてしまった週末です。笑

でも。涙は。『本日は、お日柄もよく』…この本も週末、読み終わってまさに泣いたけど。笑。この本では、こんなふうに書かれてる。

「三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、………」

あ、流行りのステマとかじゃないんで、続きや内容は是非、読んでみてください。原田マハさんは本当に素敵な著作ばかり。いつかお会いしてみたいです☆

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