「楽園のカンヴァス」

っていう本は、本当におススメする(原田マハ著)!!!

こんなに活字でドキドキしたのはひっさしぶりのことでした。絵画に詳しいとかそんなの関係なく読めます。名画と言われるものにはそれだけの不思議なことや何かというのがやっぱりあるものなんですなぁ、と思ってしまう。ワタシはまだ、この本で言うなら「美術館にお友達に会いにいく(探しにいく、だったかな?)」とまで思えた時というのはないし、この先もないと思う。けど、見て行きたいな、って思ったなぁ☆

 

最近見た美術展で面白かったのはコレかな。

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ダヴィンチ展を見た時も思ったのですが、構図なんかに関しても、科学みたいなのが研究されて反映されて、技法になっていく、なんてことがあるんですね。この展覧に関しては、色彩の不思議がちょっと分かった。そういうのを研究(という言い方ではないにせよ)しながら絵を描いていた画家というのがいらしたというわけで。その解き明かされた色彩の原理は今の時代にも生きている。

見ごたえがありました。面白かった。モンドリアンのようなタッチはなんかアルバムジャケットによくありがち!って気もしたしね☆

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イギリス・ターナー作品を集めた展示も見て来た。

ターナーが生きてた頃に絵の具のチューブが発明されたらしいのだが(1800年代か)、それが発明されるまでは、豚の睾丸(確かそう書いてあった)にインクを詰めていた…というのにはビックリ。まぁソーセージを考えれば分からなくもないが、そうなんだー、と。

同じく、ターナーが生きてた頃ってのは写真の技術も当然普及していないわけで、風景にしても写実にあの当時を残すには、描くしかなかったわけだよね。そう考えると、こうして100年以上も前の時代の景色を見る事が今でもできるということには感謝しなくちゃいけないよね☆

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実は。アンリ・ルソーの絵を見に行くために行ったのですコチラ。ブリヂストン美術館。

本・「楽園のカンヴァス」に関して重要な人物が、このルソー。そんなルソーの絵がある美術館なんだー!

そしたら…

今は飾られてなかった(>_<)わーん…

こういうのは不定期に展示替えがあるからなぁ。次の機会を待とう。

カイユボットの展覧会を見てきました。カイユボットはお金持ちだったんですなぁ。あの当時の写真もたくさん展示してあった(カイユボットの弟は写真を好んで撮っていたとのこと)。写真を照らしながら、絵も描く事ができた時代の幕開けの頃でしょうね、きっと。

カイユボットの絵は美しい。なんかお金持ち感も絵に漂ってた(なんて下世話な評論。苦)。あの当時の美しき、そして工業や産業が本格的に勃興していく時代の街並みがキレイに描かれてるなぁって思った。でも45歳で亡くなったのは早すぎだよね、いくらその時代にしても(1800年代後半)。

 

ワタシは小さい頃から美術の時間が嫌いで、本当に画才やらそういったセンスが未だにない人間なんですが。見るのがこんなに好きになるとは思わなかったなぁ。こうして見るようになっても全くうまくなる気配はないけどね。笑

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