いのりを持って〜3月10日〜

3月10日。初めて長野県へ行きました。諏訪大社の秋宮と春宮へ。

御柱祭りの開催は7年に1回。その御柱は4本、こうしてそびえるように立たせている。しかしその高さに驚くね、ゆうに3階建ての建物の高さはあるかな(もっとかな?)。

こちらが春宮。2月と8月に神様が入れ替わるという。今はこちらに神様がいる。2月に替わる時は静かめに、8月に替わる時には街の中を練り歩いて入れ替わるのだと(表現が陳腐ですみませぬ)。この町に住んでいれば、誰もが知っているいつもの出来事。

うらやましいですね。町の中に伝統と歴史が根付いているというのが。そしてこれらの建物だって1600年〜1700年代の建物が残っていて、そういう建物と一緒に生きていられるということ。

御柱祭りだってあまり考えたことなかったけど、あんな危ない(映像で見るとやっぱりびっくりする!)祭りをする、命をはった祭りをするというのはあの当時の人を統制する、気持ちを一つにするという意味でとても大事なものだったのではなかろうか。

…とか、なんだかいろいろ考えてしまいました。笑

ちなみに諏訪大社は全部で4つから成るそうです。今回は2つしか回れませんでしたが、残り2つにも行って、御柱祭りにも一生に一度は行って見たいですな(^^)!

というのもですね。今回の最大の目的はこちらだったのです🎶

ハーモ美術館!

諏訪湖をのぞむところに建つ美術館には、驚くなかれ。ルソーの作品が何点も展示されているのです。

いやまさか、と思いましたが本当でした(笑)!

しかも貸切のように静かに、ゆっくりと見られる。こんなに贅沢な空間があっていいのでしょうか!?と思うほどに贅沢に時間も流れていきました。

ルソーの作品は風景画で、しかもルソーにしてはまとも(笑)な作品ばかり。花瓶に活けた花など秀逸で(晩年の作品のようですが)、これルソーなんだ!と思うほどです。ルソーはやっぱりニューヨークとかパリの美術館にある大きなキャンバスに描いて、当時、世間の嘲笑を浴びていた作品がやっぱりすご!と思うけど、比べておとなしめな風景画はそれはそれで。心穏やかになるような作品をまじまじとゆっくりと、見ることができました。

マティス、ダリ。他にもあれこれとすごい展示。下諏訪町、住みたいぞ!と思う!

撮影可能なダリの作品🎶ダリの横顔になってる、と言われてそう思って見れば確かに!?

美術館の中にあるカフェがまたのんびり、まったりできるいい空間でありました。ご近所のおばさまたちがここに集ってペチャクチャしてるのもなんか良い。カップとソーサーがタイの陶磁器だそうで、こんな金ピカなのもなんか良かった!

もう一つ、下諏訪に住みたいなぁと思ったのはこの温泉。わたしが行ったこちらがいちばん古い(地元の方曰く)そうですが、朝5時半〜夜10時まで入っていて、本当にさっと来てサッとお風呂入って帰る方が女性でもけっこういらっしゃる。熱っついお湯(とってもきれいな水でしたが、ちゃんと湧いている温泉なのだそう。確かにちょっとにおいがした)にこうして浸かりに来るのが、なんかいいなぁ、と。帰りの電車まで足はポカポカでした。

確か230円で今は入れたのだけど、「これが10月に10円値上がりするので困るわ〜」なんて地元のオバちゃんと話したりしながら。わたし的には、これも良かったのね(^^)

下諏訪のおとなりの駅、上諏訪にはこんな立派な石碑と足湯が駅の構内にあって、電車の往来を見ながら入れます。賑わってました!

短い滞在時間だったけど、じゅうぶん満喫しました。本当にいい街でした、下諏訪!

岡本太郎も愛したという、

万治の石仏も見て来ましたよん。この石仏のまわりを時計回りに3周して祈りを捧げるという儀式(笑)もちゃんとしてきました(訪れた方みんなやってました)♪

ちなみにこの石にまつわる歴史が面白かったです。石を掘ろうとしたら、血が出て来たという…

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