変わっていくということ〜ceroへのインタビュー

いやいやすんません!なんでしょうこの更新のしなさ!貧乏暇なしだったと思っていただければ幸いです!

先週木曜(5/24)の文化放送『music with you!(←ぜひこちらのリンク、放送後記も読んでね)』、ceroの高城昌平さんに初対面。当初、不安がいっぱいだったのが正直なところでしたが、会ってみると理知的に物事や音楽を考えている、なおかつ一児の父でもあるところで人間味もあふれる素敵な青年でした(^^)

本当に今回のニューアルバムは素晴らしくて、わたし的には2018年の名盤リスト入りです。それはceroの生み出すポリリズムであり(→2つ以上の別の刻みのリズムが同居している by 高城さん)、「今のモノリズム…1本のリズムが通底して流れている、そんな音楽が多い世の中、偏りができている耳に問いかけをしたい」とおっしゃっていた、この言葉にふむふむと言わざるを得ませんでした。やっぱりですね、珍しいんですよ、ceroが今回のアルバムで刻んでいることをする日本人アーティストは。でも、それを飄々と、ceroのカラーを損なわずに音を生み出している。これはもうイコールで「ライブ見たい!」ってテンション上がってしまう音です♪

絶対、今年ceroが出演される夏フェス会場では口々に「ceroいいよねー!」が聞こえるはず!だって野外に映える音だもん!

個人的にはDC/PRGの小田朋美さんが曲作りに関わっているのがとてもいい作用を及ぼしていると思います。「あ!」と思いますもんね、聞いてて(笑)。3人組の男性バンドceroに女性のカラーが加わっていることは間違いなく今のceroの音にプラスになっています!

しかしながら、これまでリリースした3枚のアルバムを聞き比べると、まったくもってどれもカラーが違って、それこそ番組ブログに書きましたが「どれがceroなんだ?」と分からなくなる感じがあります。でも、それこそがceroであって、思わずメモしてしまったことをそのまんま備忘として書いておくと。

「唯一、ceroに根っこがあって、芯がある部分はと言うと、‘変わっていく’ことにある。でも、変わっていない部分というのもあって、それは細野晴臣さんの音楽を聞いても分かるけど、(中略)やってること1つ1つはバラついていても、細野さんの中にあるものが通底して、ずーっとある」

すとーんと腑に落ちる、高城さんのおはなし。なるほどです!

たぶんこれは、ミュージシャンに限らず、生きていく、というそのものにも当てはまると思うんですよね。自分の中にある、通底してずーっとある考えや信念みたいなものがあれば、たとえば、表向き変わったと見られようが実際に変わったとしても、それはそれで全然良いんだ、と。

短い時間でもぎゅっと濃いお話ができた時間、いま思い返しても貴重です。そして番組あと、「今回のツアーが終わったら、わたしもライブ見てのお話をしたいので、また遊びにいらしてください!」なんて言ってしまって、でもそんなアーティストさまは初めてじゃないかなぁ?それくらい、アルバム聞いて、からーのライブの期待値が高すぎて高まっちゃって!で、確実にそれを上塗りするい〜いライブをするはずなんだな。もうライブが楽しみすぎで仕方ないっす、本当にマジで🎶

This entry was posted in ラジオ. Bookmark the permalink.

Comments are closed.