「本屋の個性はまちの個性であってほしい」

ハナキン夜。盛岡・さわや書店の田口さんがトークイベントをするのでお邪魔してきました♪

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神楽坂にあるお店は、本屋さんでもありカフェでもあり、バーにもなるような。セレクトされた本のラインナップも(広い店内ではないし)素敵な感じ。

田口さんが『まちの本屋』という本を上梓されたのはおよそ半年前。素晴らしいことです。言うたら地方のイチ書店員さんです。ワタシにとっては本当に、盛岡帰るたびにおススメ本を教えてもらえる方、で、盛岡はじめ岩手で、ワタシみたいに田口さんを頼りにしてる方がたくさんいて。そんな存在にすぎない、けど、田口さんは…否、田口さんもいらっしゃる『さわや書店』というチームが、今や全国で示している存在感というのはものすごいものがあるのです、書店・出版界におきまして。これまで、さわや書店のメンバーが新刊の帯を書いたり解説やあとがきを書いた本はどれくらい世の中にあるでしょう?もはや分かりません。笑

ワタシにとっては。

大学時代に、さわや書店という本屋さんが展開していた販売のやり方を自分なりに、学生時代のアルバイト勤務をしていたおもちゃ売り場で取り入れて(POPを書く、面出しの展開を考える、等/地方の本屋さんからヒットが生まれている、と、NHKのニュースなどでも特集されていたのだ)、それが確実に結果になった。ワタシの中で、あの当時のさわや書店を引っ張っていらした「伊藤さん」にお会いすることは、ひとつの夢でした。

さわや書店という場所は、盛岡に住んでいた高校生時代。参考書というか教科書の答え(笑)を買うための場所にすぎませんでしたもの!

FM岩手でお仕事ができるようになって、ようやく。さわや書店に行きました。もちろん、面識はどなたともなかったけど「伊藤さん」にお会いしたいがためです。

伊藤さんは、退職されておられました。でも、そのことを教えてくれたのが、田口さんに言わせれば、さわや書店のホープ・松本くん(そんなこと知らないで喋ってたんだけども)で、彼はまず大学の後輩なのが分かって一気に親しくなって、それから、‘ホープ’と言われるのも、今でも売れ続けている外山滋比古先生の『思考の整理学』の帯に、今でも文章が採用されていることが分かったのです。

すぐに、さわや書店の皆さんとはいろいろとお話をさせていただくようになって、あの当時から今も、本日・トークを聞きに行った田口さんは地元のAM局・IBCさんで面白い本のトークを繰り広げているのだけど、お願いして、ワタシのFM岩手の番組にも不定期でいらしていただくようになったのです。

ワタシ、作家の先生たちにもインタビューしたいと思っていたことを、さわや書店の方々は叶えてくださった。百田尚樹さんとのことは今でもとっても記憶が鮮明!

さわや書店との思い出だけでも、どれだけ書けるだろう。笑

伊藤さんとは、結局まだ直接はお目にかかっていないのですが、ツイッターでは繋がっていることができてとても幸せなことだと思っています。時おり、ツイッターでやりとりできることが本当に、ワタシにとっては幸せで光栄なことです。

…あ!

今日のこと、トークのこと、全然書いてない(爆)!

ひとまず、今ここに出てきた人の流れは田口さんの著で理解いただけると思うので、是非ご一読を。これ、書店とか本の業界に限った内容ではないと思ってるんですよね。特に、CDや音楽業界にはためになるヒントがあるとワタシは思っていて。

今日の、‘職業書店員’としての、田口さんの一言だけ書いておこうかな。

「本を売る前に、本屋を売るのです」

分かりますかこの意味。さすがです。衰退や斜陽している業界が見習うのはこの言葉に表れてる、とワタシは思います。ハイ。

あっという間の2時間弱のトーク。田口さんはお話が本当にお上手!そんなことも分かるトークイベントでした。すっかり写真撮るの忘れて帰ってきちゃった、チーン。まっいいや、近々盛岡行ったらまた、さわや書店に行くからさ!続きはまた書くーん、まとまりなくてさーせん♪

とにかく!

さわや書店が今のワタシの一部は確実に築いてくれているのです(^^)

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