2016年3月11日のこと。

先日、同僚の熊本出身の子に知人みんなからの気持ちを託したことは書きましたが、その子のお母様からお手紙を頂戴しました。

「東日本大震災を体験されていらっしゃるのですね」

ワタシなんぞが体験したと言えるかは、沿岸部に住んでいらっしゃる方と比べてしまうのであれば、体験したなんて言えないのかもしれないけど、でも、彼女に「とにかくGWは帰れ」としつこく言ったのはワタシでした。自分の地元は仮にそんなに大きな被害でないとしても、そうしなさい、と。

彼女も思ってもいなかった、想像以上の甚大な被害が広がっていたと聞きました。また、お母様からの手紙の文字からも、ひしひしと伝わってくるものがある。

幡ヶ谷再生大学は、ゆかりさんを中心に熊本へ入っています。こちらのリンクから是非ご覧いただけたら。リアルな現状を知る、ということだけでも違うと思うし、こちらはワタシが信頼しているので間違いない情報だから。

お手紙、とってもうれしいものでした。動ける時に、動ける自分でいようと改めて思います。

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さてさて、ことし・3月11日のことを書こう書こうと思っていながら、季節がめぐってしまった。この先出てくる写真も冬服だもの。笑

ということで、今年は、福島県におりました。福島・いわき市で開催の『アサイラム』へ☆

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アサイラムは沖縄でスタートして今も続くイベントですが、その輪が福島へと広がり、今年は埼玉・越谷へも。そんな3カ所すべて参加させてもらいました。どの場所も雰囲気がとってもオリジナリティ溢れてて本当に、素敵でした。いわきsonicもアートが大きくフィーチャーされたライブハウスになってたこの日☆

そしてこのように輪を広げているのが、タテタカコさんです。

タテさんも、自分が動く、を実践している方。何かやらなきゃ、と東日本大震災後に思ったことが福島でのアサイラムに繋がり、また、越谷での方々の思いがタテさんと繋がって越谷でのアサイラム開催になったわけで。

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いわきでのアサイラム、会場となったsonic前・駐車場での黙祷でスタートしました。そこからアートと音の競演になったのですが、瞬く間の時間でした。その理由として特殊なことがあったので言えません(爆)が、打ち上げのビールはとっても美味しかったのです。ヘヘヘ♪

みんないる。みんながいるから、だいじょうぶ☆

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細美(武士)くんのリクエストで打ち上げのステージに上げられる三ケ田さん(sonicスタッフ)。でも三ケ田さんもミュージシャンですからね、で、実はワタシ初めて三ケ田さんの弾き語り見たんですが、とってもいい歌詞だった…福島を今や「ふるさと」と思ってるから書けるのかな、と思う(ちなみに三ケ田さんご自身の出身は違うところ)。大合唱になりました、三ケ田パフォーマンス!そんでもっておまけに、このギターは遠藤ミチロウさんのギターを拝借(だったはず)!

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あーもう酔っぱらってるもんこの辺とか!この日はけっこう深い時間になった…笑

遠藤ミチロウさんともご挨拶させてもらい、ストレイテナー・ホリエさんも顔を出し(すごいっしょ!)、なんだかいろんな面々が集ったこの日(写真、手前がアーティスト・三ケ田さん(笑)&後ろが幡ヶ谷再生大学・ゆかりさん)。

だいじょうぶ、みんな。誰しもみんな、うん。だいじょうぶ☆

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翌日。朝早かったのもあり相当キツかったがこれ食べてがんばる。こちら、アサイラムのステージにも登場した、いわきの伝統芸能・『じゃんがら』をパッケージに描いたお菓子。

ライブハウスで見たじゃんがら、素晴らしくて素晴らしくて!鎮魂そして祈りのスタイルって日本は面白い文化を持つ国なのかもしれないなぁと思ったです。白い装束で太鼓や鐘を鳴らし、練り歩きながら祈りを捧げる。すごく賑やかだけど、だからといって楽しいわけでもない。各地のこういう風習、東北でもだいぶ違うものだなぁと思いました☆

さてさて午前中から向かった先はと言うと、いわき市⇨二本松市。

福島での原発事故およびその後についての学習会に参加させていただきました。獨協医科大学・木村先生を中心に、パレスチナなど中東でも仕事をされてきた(パレスチナやガザといった地域もこの日初めて知ったのだが、ウランにまつわる話がある)神馬教授(東大)、などなどのお話を伺うためです。

もちろんそんなすごい方々とワタシが面識なんてあるわけもありませんが、おおよそ5時間近い会合のあと、大胆にも木村先生には自ら挨拶に行きました。笑。だって声をかけなきゃゼッタイ後悔する!って思ったもん。

「知らないということを恥じることはありません。知った時から、知っていけば良いのですよ」

時に激しく口論にもなったやりとり中ワタシは何一つもの申せません(当たり前だ)でしたが、木村先生が最後にワタシにおっしゃってくださったことは、どんな事象にもこの先、当てはまっていくのだと思うし、また木村・神馬両先生のお話は聞きに行きたいと思っています。

ところで会場には、こんな機械もあったので体験させてもらいました!

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こちらは身体の表面(というか衣類の表面)についている放射線物質を量る機械。15〜20秒くらいでしたでしょうか、立つ形でこの機械に入る。

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こちらの問診(そこそこ細かい)に答えた後は、

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この内部に座って、内部被ばくを測定します。こちらは約10分くらい座りっぱなし。その間、問診に沿って質問があります。なので話をしているのであっという間。

結果、数値に何の異常もありませんでした。個人的には、実家の野菜を食べたりしてるので(岩手も野菜で高い放射線値を測定した地域があるし、シイタケは確か一時期出荷停止になった)、少し何らかの数値が出ても仕方あるまい(それも覚悟して実家のものを食べてますから)と思っていましたが、まったくもって大丈夫でした。

この日のあと、個人的にはチェルノブイリ原発にも興味を持っていろいろ調べてみたのですが、チェルノブイリの被害というのは福島の比ではないほど大きかったのですね。そして今も対応が続いていること、でもウクライナは対応しようにも資金がなく日本もそこに出資していたりすること。

日本での原発の再稼動はこれからも加速していくだろう、と佐藤優さんはある本で言っておりました。世界の核をめぐる動きの時、日本は核というカードを外交で切れない以上、「原子力の平和利用」という名目で研究を進め、優秀な人材も確保しておく必要がある、と…邪推ですが、ウクライナに多額の支援をしているのも分かるような気がします。し、単に、電力不足だとか次世代エネルギーのためということ以上の思惑があるわけですよ、ね。

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最後にー。こちら、ようやく叶った2ショット!越谷でのアサイラム会場にて。キャラクター・アサイラムちゃんとパチ!カワユス(^^)♡

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