映画監督♪

僕がもし〜映画を撮るならぁ〜アナタをヒロインにするぅ〜♪

という斉藤和義さんの曲がぐるんぐるんしてる朝です。おはようございます☆

コチラ、いよいよ今日までですよん!

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ラヂオもりおか 音楽映画祭」♪

フェイスブックのほうに載っていた、ラヂオもりおか・吉田さんの文章をちょいっと引用。

‘映画素人の私が映画祭なんてものをやろうと思ったのには様々な動機があるのですが、多くの人に見て欲しいと思う作品が同じタイミングで私のアンテナに触れたのも理由の一つです’

世の中に「映画好き」はいっぱいいます。でも、映画が好きな人だけが映画業界を引っ張っていけるわけではない。うまく表現できないのですが。ワタシも、前におんなじこと書いたかもしれないのですが、ライブハウスやライブが好き、という人だけに向けたことではなく、ライブハウスに興味のない人に「ちえぞうがそんなに言うなら、言ってみっか」と。そういうような、全体的な底上げというか、そういうことを、しなくてはいけないのでは、という模索をしているところなので。

別に、評論とかそんなのいらないんです。美術館に行ったりお芝居を見るのといっしょ。「何かを感じる」というのがとても大切なことだと思ってる。シンプルに、良かった、でも、悪かった、でも。周りの意見に振り回されることなく。それは、ライブも、然り、で。

ラヂオもりおかさんのチャレンジは、とてもすごいし面白いと思うのです。‘音楽’というキーワードがありつつ、の、映画祭。あまり映画を見ない音楽好きを引っぱり込める、見たら何かを感じさせる作品のラインナップ。

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ビミョーな距離感(笑)、吉田さんとパチ☆

「ちえさんのテンションはいいですね。心地良かったです」…お世辞混じりでも(笑)、嬉しいモンです。と言いながら、いつものテンションではないワタシ、というのも吉田さんにはバレバレでしたが。

この前の日曜。岩井俊二監督の最新作「ヴァンパイア」公開後、岩井監督のトークショーのお相手をさせていただきました。

そのたとえ、分かります、と言われたけど…岩井監督の語りは、‘いつも図書館で静かに本を読んでいる憧れの先輩が、自分の夢ややりたいことについて熱く、でも静かに語る’…そんな感じ、で。つい引き込まれてしまった。

ここだけ話。「まぁ、10分くらいは時間オーバーしても大丈夫です」とは打ち合わせの席で言われていましたが、ワタクシ、時間だけはきっちり守る、ってのだけは出来る子なので(笑)、「あぁ大丈夫です〜、時間は守りますんで」と堂々と言ったくせに…ものの見事に押した、10分。吉田さんが指グルグル回してた(巻いて⇦早く終わらせて!というサイン)。

なんというか…普通に、いそうなんです。絶対、近くにはいなそうな方、という勝手なイメージを持っていたけど、岩井監督は、しれ、っと。普通に。ごく普通に。生活圏の中にいる生活を、されていらっしゃる。モチロンアメリカに今は暮らしてる、とかそういう違いはあるけれど、西海岸のヤシの木が嫌いでそれを打ち消すためにiPodで日本のフォークとか聞いてるとか言うし(笑)。

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(盛岡・中央通りにてパチ。‘仙台の出身だからか、北国の木が落ち着く’と。岩井監督はおっしゃってた。‘緑が多くて美しいし、何と言っても宮沢賢治の生まれた地だから’と、岩手のこともお好きな印象でした)

これまでに、お目にかかったことがないようなタイプの方で。正直、キンチョーとは別な意味のドキドキが、後からやってきました☆

「ヴァンパイア」は英語の作品ですが、英語での作品というのは撮ってみたいという夢があったんだそうです。「スワロウテイル」の時から組んでいたカメラマンの方と。2人で同じ英語教材買って、フレーズを覚えて、なんて。微笑ましいこともしていたくらい。

でも、そのカメラマンの方は、ヴァンパイアの撮影に入る前に亡くなられた。

ずうっと、そのカメラマンの方のお写真を共に置きながら、撮影されていたそうです。

2人の、長年の夢が詰まった、作品にもなっているんですね。

60兆の細胞の要求に従って、人間が生きている、いや、生かされている、とするならば。いま私の細胞は、何を求めているのだろう。いやでもそういう細胞が自分を形成した上で、自分という存在は何をしたいんだろう。あれ、意思はどの部分でできあがるんだ?ん……岩井監督、いろいろなことを自分の中に取り込んで、反芻して、そして、それから。作品へと仕上げていくから、世に発表できるまで相当な時間がかかってしまう、というお話もされていた。60兆の細胞…ヴァンパイアを見てもらえば分かるのですが、観てる側、も。反芻する(じっくりと振り返ってみる)ことによって、なんだか違う世界が見えてくる作品のような気がしてなりませんなぁ(今はまた、観終わった後の感想と違うもの)。

映画館でゼヒ、観てみてください♪

…岩井監督とお名刺交換させていただいたことは、2012ちえぞう事件簿トップ3に入りますなん☆

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