プリズムの夜

未来は星降る夜に 全てを包んでくれるのかな
って、ACIDMANのフレーズを聞いてた時に、ケータイのイヤーな音が鳴った。もう勘弁してくれ。
去年の3月11日は、夜空がとっても綺麗だったんだよね。停電した街の中は真っ暗で、でも、空には無数の星が散らばってたって。
夕方の津波注意報。ツイッターで見た時、ものすごく気分が悪くなった。一気に、あの時の感覚がよみがえる。
おそろしい。身体にしみついたものって、そう簡単に、はがれないんだなぁ。
どうか。人ごとだった、と思わないでほしいのです。関東圏や、東北以外に住む皆さんにも。
この恐怖というものは、日本にいる以上、海に面している国土な以上。起こりうることなのだから。津波もそうだけれど、地震、も。
ちえぞう、今日。鎌倉の海にいたんだー。

前に番組で紹介した「和賀江嶋(島)/わがえじま、もしくは、わかえのしま」。
鎌倉時代に作られた、石を積み上げて作られた港。

満月の干潮の時にはもっと石が顔を出すので、歩いてもっと先まで行けます。距離にして100メートルちょっとくらい?200メートルくらいあるかなぁ。
長靴はいて行きましょう。石の上を渡って歩くのはなかなかオツなものではあるけど、滑りやすいからね。ちょっとくらい水濡れしてもいいスタイルで!
遠浅で座礁する船が多かった。そこで、こうして石を積み上げて船が停泊できる場所を作った。
よくもまあこんなに大きな石を積み上げたものだと感心します。今のような重機もない時代に。
そんな、鎌倉の海を眺めながら。ずうっと震災と津波のことが消えませんでした。
どんなにすごいことを成し遂げたとしても。人間の英知は、自然の持つ力には、何ひとつ、かないっこない。
ぼんやりと。ただ、ぼんやりと。
確か、大船渡の漁港の方が。こんなようなことを、テレビのインタビューで言っていました。
「海と共に生き、海に裏切られ、そして、海に助けられている」
共生、という言い方すら、おこがましいのかもしれんなぁ、と、思う。
となると、さて。
どうしたらいいか。

This entry was posted in ほぼ毎日更新From ケータイ. Bookmark the permalink.

Comments are closed.