さてさて。1日目と2日目の夜は広蔵市場に行ってゴハンを食べました🎶
雨降りでも市場は活気がすごい。ここの市場内はアーケードになってるから雨に濡れる心配もないけど、そもそも出かけるのが億劫になるほどの雨なのに(笑)もう、人いっぱい!
韓国の人しか相手にしない店もあるし、とにかく人気で呼び込みもないようなお店もあるし観光客にも積極的に声をかけてくるところもあるし、市場の中も百人百様の商売スタイル。帰ってきて1つだけ“しまった”と思ったのは、確かにNetflixのポスターをめっちゃ貼ってた人気店があってカルグクスを出していたんだけど、目視で15分ぐらいは並ぶな…という感じだった。というお店はあの腹ぺこフィル氏が紹介してた!のだよ!!えーーーそうだったのか(涙)、フィルが行ったお店なら行きたかったな…!!!
でもいいの、韓国はまた絶対にすぐに行くから♡
ということで1日目の旅の思い出にさらり書いた通り、特段アテもなかったので目があってにこやかに、愛想の良いおばさんのお店にイン。働く風景をパチ☆
で、まずニラのパジョンとビール。
ちなみに韓国のビールはコチラの「cass(カス)」か「TERRA(テラ)」が日本でいうキリンとかアサヒとかそんな感じで、必ずどちらかはお店にありますがビールに関して(強いて比べるならば)日本のビールがうまいです、やっぱし。
あとアレンジの差はあれど、韓国って玉ねぎを本当に食べるというかキムチ並みに出てくる。まず「ヤンパ(=玉ねぎ)チャンアチ(=漬物)」とか言うらしいのですが、これの食べ比べも個人的には美味しかったし、実は帰国してからこれを常備菜にしています。味は日本の出汁とか使ってアレンジしてね。ちなみにこちらは漬物…ヤンパチャンアチに入るのだろうか、いや多分ちょっとそうではないと思う、日本で言うチヂミ類を頼むと不思議とタレに玉ねぎもイン的な。
ししゃもをおつまみにして、この日はチャミスルも1本。で、メニューを見たら“ホヤ”の文字が(ミステイクあれど、日本語表記も添えているお店がほとんどでイモニムのお店もそうだった)。オーダーするも、
“今日はないのよ、代わりにタコ食べなさい!タコの刺身!”
そりゃ勧められるがままにそうしましょう、チャミスルもあるしな。でも一瞬、オーダーしたことを後悔したよ…笑顔でこれを出してきた時は…
こちら、実際に動画で撮ったのをサクッとまとめましたのは⇩コチラで
(※動くタコを見たくない方はスタートから20秒ぐらいは見ないでください)
オーダーしたことを一瞬だが後悔した…ナマモノはやっぱりリスクあるよな、明日の予定がパーになるかもしれん…
という逡巡は全くの杞憂に終わる。劇的にウマイ!!!だったし、お腹を壊すこともなかったことをご報告しておきます(^^)
タコ、確か日本円で2000円ぐらいだった気が。1人飲みではゼータクだけども、他のアルコール類が安い(チャミスルとかも1本500円とかだし)ので良しとしよう。
なんだかんだとゆっくり飲んで食べて、予定を決めてなかったし何より1人で食事してるわたしを気にかけてくれるイモニム。ということで“明日も来ます”と記念撮影したらイモニムから指ハートマークでパチ。本当にこのお店に行って良かった♡
まず言ってることは分かっても伝えられないので重宝したのがスマホの翻訳機能。今やちょっとしたアプリをインストールすればポケトークみたいなことはスマホで出来ちゃうのだよね、イモニムも一生懸命スマホに向かって喋ってくれる姿が可愛くてその時を撮りたかった…というのは無理な話。笑
そんでもって例えば日本で居酒屋に行くと「大将!」とか「お母さん!」とか呼びかけてオーダーしたりしますね。韓国だと例えば「チョギヨ」とか「ヨギヨ」と言ったりするというのは韓国ドラマを見ていても分かります。意味としては「すみませーん」って呼んだり「ここですー」みたいに店員さんを呼ぶ時に使う、というのは頭には入っていたんですが…
カウンターとの距離感で「ここですー」とか言うのはおかしいよな???
と思い、隣で飲んでいた韓国人の会話を聞いていたら「イモニム」と呼びかけていたのでこれだ!と。調べてみたら「おば」を表すイモ+ニムでちょっと丁寧と言うか、韓国語の勉強してると例えば社長=サジャンにもニムをつけてサジャンニムって言ったりするのだよね。
なーるーほーどー!!!言語はやっぱり現地で習得するのが間違いない!!!
ものすごい雨の中でも美しく輝いてるね、ホテル近くの明洞エリアにもこんなに歴史を感じる建物があって、そこをバスやら自動車がびゅんびゅん行き交う。ソウルは面白い街。
(と写真を撮ったことも記憶になければホテルで部屋が変わるのでチェックアウトした時にお金を払おうとして“昨日お支払いいただいてますよ”“いやそんなわけない”と問答があったりして、やはりそれなりに飲んではいたみたいである。笑)
そんでもって次の日も約束通り行ってみる。自分で言うのも何だけど、イモニムがぱっと笑顔になってくれたのがとても嬉しかったし、それがわたしにとってもどれだけ嬉しかったことか(^^)
まずビール、からのおまけで韓国ノリも出してくれた(笑)!かーらーのー!!!
“今日はホヤ、入ってるよ!!!”と有無を言わせずホヤを剥き始めたイモニム(笑)。もう嬉しすぎる…
そして嘘偽りなく言いますが、韓国のホヤはベラボーにうまいっす!!!三陸の新鮮なホヤを食べている人間からすると三陸で食べるそのクオリティを上回るホヤは存在しないと思っています。が、韓国のホヤはちょっと三陸・日本とは違う感じで少しトロッとしてて水分がめちゃくちゃ豊富なんですよね、ちょっとゼラチンっぽい感じもして。臭みはちょっと感じるかもしれないけど、それはこちらのタレをつければ無問題だし、そもそもわたし的には気にならない程度の臭みでした。イモニムありがとう、もう本当に泣きそうになったよオレ(^^)
ビールが空いたら注いでくれる(爆)、もう馴染みの小料理屋に来ているかのような雰囲気です。
そして2日目はマッコリを。さらっとしていてアルコールなのを忘れるほど。天ぷらとかも頼んでお酒がするする飲まさる(岩手ふうに言うと)。
お店はだいたい22時頃まで、月に30日働くしとか色んなお話を聞いた。というのも21時を回ってわたしの隣にビール瓶を持って座ったイモニム、わたしのマッコリを飲んでよ!と言ったら“わたしはビールしか飲めないの”と。市場でお酌し合いながらスマホでやり取り、この風景を撮っていてもらいたかったわもう!爆
今70歳で、75歳までは頑張ってお店をやるつもりというイモニム。それまでには必ず韓国に行かなくちゃというわたしの中での明確な目標が出来たのでした。かつ、スマホなんざ使わなくて会話が出来るようになるレベルになって!
実はこのコロナ禍で暇だからとフランス語の勉強をしていました。単に大学の第二外国語だったからなのですが、なんだか行き詰まる。そんな時にふと暇つぶしにNetflixで韓国ドラマを見たらすっかりハマってしまった。
実は何度か挫折しているハングル習得。なのだけど、挫折しているからこそちょっとした素地があるともポジティブには言えるわけで。そもそもFM岩手の番組の企画で始めたんだった、あの時に古賀さんは健康的に痩せるを実践した上に今もSNS等でお姿をキープされておられるようで素晴らしい(パチパチ)。さてずいぶん前にメジャーリーグと言えばおなじみAKI猪瀬さんとFM栃木で番組を担当していた時にAKIさんが“語学は何か好きなものが出来れば習得は早いよ”と、AKIさんは野球が好きでそれを追求したいがために英語もお手の物になったと聞いたことがある。わたしは前に書いたような気がするけれどもアメリカでバスツアーに参加した時に思いっきりバカにされた、“あの客は英語がわからない”って。でもあの時から自分なりに日本にいながら英語はがんばった、だって悔しかったから。だから今だってNHKのニュースは英語で聞いたりしてるし、日常会話は困らないレベルになったという自負はある(でも去年NYでヘコむこともいっぱいあったのだけどねw)。あのバスツアーにも参加して良かったと思ってる、そういう何かしらの経験がないと語学の勉強は本当に進まないから。
そして、ハングルについては明確な目標が出来た。イモニムがお店をやっている間に必ず会いに行くということ。そしてその時はスマホを頼らずに喋るということ。でもそれを伝えると“別にお喋りはスマホで出来るから、喋れなくてもいいからまた来て”って。笑
マックスでイモニムがお店をやっていたいというあと5年、でも色んなことを考えると自分的なリミットはあと2年だと思ってる。この2年で、なんとかハングルをものにしたい!!!そしたら10-FEETがもしアジアツアーとかする時に通訳で行けるかもじゃん!夢膨らむな〜!爆
ということでイモニムと話を繰り広げていたらおじさまたち御一行がどーん!“なんだよ、まだ営業時間だろ”…そりゃそうですわ、わたくし相手にしてる場合じゃないぞイモニム。
“おまえは1人でここで飲んでんのか?この人の知り合いか?”…顛末を話すイモニム。
“大したもんだな。まぁここに座って飲め!飲め!”…キター!!!ザ・韓国飲みスタイル!わーい!!!
だったのだけど…
“この子はもう十分飲んでるから、帰んなさい!”“いやまだ良いだろ(そーだそーだ!とおじさん達に加担するちえぞう)”“ダメ!帰れ!”…謎におじさま達にもご馳走になり、翌日の朝ごはんをイモニムに持たせてもらい(韓国海苔もいっぱい入ってて今も家にある)、帰りはもう涙がぽろぽろ溢れて止まりませんでした。
韓国の人たちの普通の暮らしと営みを垣間見ることが出来たように思うし、そういうたくさんの市井の人たちで世界は回っている。1杯のお酒と語らいを楽しみに生きている人がたくさんいる。そしてそんな場には、素敵で人情ある出会いが待っているということ。それは日本だけじゃなかったというのを体感できたというのは本当に幸せなことでした。あぁ、本当に楽しかったなぁ韓国。
イモニム、おじさんたち、また元気で必ず会いましょう!どうぞその時まで、お互いに元気で(^^)
ちなみにイモニムに会いたい場合には市場の入り口(がいくつかあるかもしれないのだけど、地下鉄・鍾路5街(チョンノオーガ)駅で8番出口を出たところからの入り口にまずいつ行っても混んでいるドーナツ屋さんがあるので、そこを目印に入ってもらってほぼすぐのエリア・左側にあります。ピンクのエプロンをしてることが多いと思うイモニムにぜひ会いに行ってください🎶