2023年3月11日

コロナ禍が急速に明けたような雰囲気になんだかとっても違和感を感じていますが、ウイルスの弱小化は進んでいるかもだけど特効薬が出来たわけでもないんですよね?わたしはといえばそんな世間の流れとも変えることなく自分が必要と思った時には今もマスクをしています。

日々コレ、のタイトル通りで何かしらほぼ毎日のように更新していたブログをあまり書かなくなってしまった一番の理由は、このコロナ禍においてPlayer誌面で色々と書かせていただくことが増えたこと。1万字なんてとんでもないと思っていたのが今やあっさりですものね。文章の良し悪しは置いておくけど、何より慣れって怖い。パソコンに向かっての執筆作業というのは自分にとっても新鮮な経験であり、且つ人生で考えたこともなかったことなので時にヒーヒー言いながらも喉元過ぎれば何とやら、で1つのインタビューが終わるとまた次があって、とかなり忙しくさせてもらっていました。ありがたいことです。

それとインタビュー出来ることがラジオとは全く違う。ゆえ、音楽的に込み入った質問も出来る。そのためにはインタビュアーが素養を持たなくてはそもそも質問が出来ない。今もですが色んな機材の勉強(という表現しか出来ないけど、実際に音楽は勉強するものでもないとは思う)などをしているのはプラスになることしか考えられず、で感謝しかないこのコロナ禍でありました。

コロナ禍が明けてから、真価が問われるからね。このコロナ禍、何をしてきたか・どう過ごしてきたかという。

ということで今年の3月11日は久しぶりに東北に行くことが出来ました(^^)しかもJRが150周年を記念した3日間乗り放題のパスを発売していた期間だったのでかーなーりお得で電車の旅ができたのであります!

3月10日 品川→南相馬まで「特急ひたち」1本でぴゅーっと🎶いわき通過時も爆睡してて、起きたら富岡の海の景色が広がってました。何やってんだもう(怒)!

電車での風景は、もしかすると震災だったり原発だったりなんてことも分からなければ分からないかもしれないな、という感じ。国道6号線を走ると今、どうなんだろうか。

騎馬武者ロックフェスの鎌田さんと南相馬で飲む約束をしてたのが1年越しに叶った。去年の3月に行くつもりでいたら前の日、大船渡にいて大きな地震があったのだよね。新幹線が脱輪したという。わたしもどうにも関東に戻れず花巻空港から羽田への臨時便で帰ったことを思い出す。

鎌田さんとサシ飲みのはずが行ってみたら騎馬武者の実行委員メンバーがいっぱい(笑)!名店「炭吉」で焼き鳥とガリ入り卵焼きを堪能してきました♡このあとヒデさん(前・騎馬武者実行委員長)のお店にも行って、あっという間の時間。

騎馬武者の人たちは面白い、メタリカに出演オファーを送ってるからね、日本語で(爆)!アホみたいなノリもあれば、バカ真面目なところもある。この人たちだからこそ出来てるイベントだなぁって、顔が見えるようになってきたよね(^^)

皆と集まる前には開発好明さん「政治家の家」にも行って来ました🎶ここに関しては行くということで、その場で何かを感じてもらうことだと思うので記載等しません。どうしても車でないと行けない場所だったのでタクシーに乗る。

“お客さん、ここを見るために来たんですか?”

“いえ、騎馬武者ロックフェスっていうイベントがあるんですけど、そのイベントの会合で”

“そうなんですか!騎馬武者、今年はやって欲しいな〜って伝えてください!”

最高すぎでしょ。街の人にも愛されていかないと、フェスは続かない。

3月11日 南相馬→釜石 まずは朝8時から開いている駅前の立ちそばをキメる。なんか分かんないけど、南相馬来たらここ行くのはマストなんだよな〜…オープンからおじさんたち多しで地元民も足繁く通うお店。

仙台から北上した新幹線は一関まで自由席に座れず、ナメてたぜ。初めて新花巻駅乗り換えで釜石線に乗ってみたけど、駅の作りが面白くてこんなことになってるのね(笑)。

いつもだったら釜石線は座れると思ったのだけど、念のため3両編成の列車の1両・指定席を押さえておいて良かった。“窓際、開いてないですけどどうします?”って言われて、もしガラガラだったら自由席に座っちゃおうって思ってたけど新花巻の駅ホームで電車を待つ人の姿が思ってた以上(!)で、取っておいた指定席にイン。で、爆睡に成功。

起きたら遠野駅だった。人の乗り降りが激しいなと思ったらちょうどSLが停まってて、優雅にエビスビールを飲んでる隣の方も素敵なカメラを手にされていたので“降ります?”と声をかけるも、“いえいえ、私は風景を撮ったりする方ですから”と。あら観光ですか、どちらから、どうですか岩手は…まぁ話が一旦始まるともう話す流れになりますよね。笑

結局そこから釜石まで1時間強の時間お話ししっぱなしでした。

が。

こんなことってあるのでしょうか。

2018年の騎馬武者ロックフェスに向かう時、九州の新聞社の記者の方にインタビューを受けました。からの流れが面白すぎたのはブログのリンクから、で。

こちらに写るお方は、その時の新聞記者さんの先輩にあたる方でした。その取材のことも存じておられました。

こんなことって、あります!?

あの時にご縁が生まれた新聞記者の方にこのことをメールするや秒の速さで返信があり(笑)、そしてこちらの方は…わたしとの出来事を社説のようなコラム欄に記載してくださり、そのお写真が先日届いた…びっくりするよね、ね!!花見か新緑で一杯の約束をしました。縁は異なもの、本当に本当に、味なもの(^^)

釜石に来たのは昨夏以来。これもまた面白い理由があってね…!!!

そして実はその時、大事にしていたイヤカフを無くしてしまいました。楽しい1日で事故に遭わずだったし身代わりになってくれたのだろう、と思い。

そのイヤカフはオリジナルと言って良いものなので、盛岡の雑貨屋さん「hina」でしか買えません。今年に入って、盛岡に行った時に新しく購入しました。

その数日後。

“ちえさん、釜石の、かめやまってお店知ってる?そこの落とし物に、イヤカフがあったよ〜ってお客さんが言ってる!”

はいはい、行きました行きました!!!

写真を撮ってもらい確認、間違いなくわたしのだ!!!

そして配送してもらい、わたしのところに無事戻ってきたのであります…☆

かめやまに伺ってお礼を言うミッションもあったのよ!

そう本当にここは名店。わたしが高校生の時、盛岡にあったアンナ・マリーというお菓子屋さんがあって。ちょっと上品で、母が仕事の帰りに買ってきてくれたのを嬉しく食べたのさ。

あのお店の味は、今ここで食べることが出来るのです。

昨夏お邪魔した時にいっぱいお土産を持たせてもらって、それで実家に帰ったので母も喜んで懐かしく食べたのでした(^^)

かめやまのお父さんにまたこの日もお土産を持たせてもらって。お礼を言いに行ったはずがなんなんだもう。寒い1日だったけど、心の中はほんのりあったかい気持ちでいっぱいになった(^^)また、必ずお邪魔します(落とし物をしないように気をつけますw)!どうぞどうぞ、皆さまお元気で!

グラアカ・平野さんが格闘技をやってきたからこその、釜石でのこの日。こちらにお邪魔…っていうのはまたちょっと面白い流れになり過ぎたので別で書こうかな(と言いつつ書いてない話題がいっぱいあるのだけど、これから絶対書く!)!

3月11日午後2時46分

わたしは釜石ラーメンをちょうど食べ終わったところだった。TVから黙祷を捧げる映像が流れる。人気店で厨房の手は休まることはない。この日のあの出来事を忘れることはない、でも日常とは、生きていくということは、こういうことなのだ。通りを見れば車もバスも普通に走っている、歩いている人もいる。街の景色は、おそらく普段と大差なかっただろう。

釜石で追悼のお式の進行をしていたのは麦沢ちゃんだった。と、後で聞く。

わたしが顔を出した、グラアカ・平野さんが手に持つポスターのイベントの控え室で“ちえさん!?”と声をかけてくれた麦沢ちゃん。

もう色々あり過ぎてびっくりするよ、今あの日を思い出して自分にびっくりするもんね(^^)

麦沢ちゃんはFM岩手でアシスタントやっていたのだよね。あの時はまだ学生ちゃんだったのかな?あの時から可愛かった麦沢ちゃん、今も変わらず可愛かった♡

“また来年も来るから、また必ず会おうね!”

約束が出来る幸せ。約束を守るためにも生きないといけないの!

夜はいったん、釜石を離れ(Thanks to クラブチェンジしゅんや)大槌へ。

大槌ありがとうロックフェス・きみおさん邸の宅飲みに合流!ヌートバーポーズでわいわい(元ちゃんの顔に注目)。

きみおさんのお家はとってもスタイリッシュでお洒落。手作りで建てたなんて信じられん。家はかつて、この建物の下にあったそうだ。同じ場所だけど、嵩上げをされた新しい場所。

顔の半分ぐらいの面積を占めるような笑い顔できみおさんは語るけど、もし同じ立場だったらわたし、同じように話せるのかな…

(元ちゃんが夜の室内でサングラスをかけています→何枚も何枚も、この日の写真が残ってるのですが元ちゃんの顔がどれも同じ!で皆で爆笑して終いにグラサンかける顛末)

ビール飲んで大槌のおいしいもんもいっぱい食べさせてもらった。世界の正道パイセンもやってきて、本当ににぎやかで楽しい時間(^^)

釜石・鵜住居で上がった花火も大槌から綺麗に見えました。

ドーンという音、パラパラと花火が散っていく音まで静寂の中で響いてました。

その時TVでは、WBCの試合で佐々木朗希が熱投していた。この日に合わせての先発なのか、栗山監督よ。涙

3月12日 釜石→東京 途中、仙台で降りてお土産いっぱい買った。仙台は好きなものがいっぱいあって困る、スーツケース半分開けて行ったのに埋まるどころかさらにもう1つ手持ち荷物持って帰ってきたのでありました。仙台で昼メシ難民(悲)で、行きたいところがことごとく混んでいて唯一の残念は駅ビルのラーメンに落ち着いたこと(美味しかったけどね)。

あっという間の3日間。またすぐね、東北(^^)

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