my BD wk special~from the States, to

さて下項のつづき。アメリカでの入国審査のことも書いておこーっと。何より今までで一番時間がかかった…と思う。入国審査なんてまず普通に考えて一般人がそんなに何か聞かれたりしなかった(これまでは)。それこそ韓国に行ってもただパスポートをさらっとチェックされるぐらいで会話なんかまずしないし。それぐらい、米国1人旅(主に女子)のチェックのハードルは高くなっていると感じました。もちろん女子に限らずだとは思います、上手く表現するのが難しいけど、前だったら“日本人だから(大丈夫)”と担保されているところがあった、と思う。でも今はそうではない、ということ。ESTAで入国したくせにVISA後回しで居座るつもりじゃなかろうか?なんなら何かしらの犯罪に加担してないか?という感じで審査される、と思って行った方が良いです。

何しに来ましたか?何日いますか?デンバーが最終目的地ですか?

…等々、覚えてる限り質問の内容は極めてオーソドックス。今回、ラスベガス滞在は実質丸2日間という感じだったのでそう答えたら“たった2日?”⇨これは何らかの運び屋と思われている可能性アリ

“いや、トータル4日間です”と言い直すと“あと2日はどこにいるんだ?”と。そりゃそーだ、でも英語で何て言うの?

“2 days in LasVegas, and 2 days in airplane!”

…ちょっと怖そうな審査官が、ちょっと笑ってる(やったぜ)。これ、正しくは2 days and 4nightsと言うそーだ。しかも厳密には3 days and 4 nightsの今回の旅だったのだけど、まぁ何にせよ意図は通じたのでよし。

そして今回は、前は紙で提出していた税関への申告書が必要なかった(かつては飛行機の中でCAさんがアメリカ到着前に配ってたよね、それがなかった)。そんなことも頭にないほど当日の乗り換えのことで頭がいっぱいだったのだけど、後半の方の質問で肉とか持ってきてないかとか怪しいものはないかとか。明らかにそういう、税関っぽい質問をしてきたのよね。さらに“1万ドル以上の現金は持ってないか?”と。ここはNoではないだろ、と。“Impossible”と答えたら…

笑ってる、ややウケてる(^^)!よし!

ということで時間にして5分ほど?でしょうか。両手の指紋を取られて(記憶はないけどおそらく写真も撮られて)入国審査は無事終了、とあいなったのでありました。

そんなわけで行きの空港で体力を使ったわけよ。だから帰りはもう、さらっとアメリカの地を後にできるだろう、だって善良な市民だもの。そう勇んでラスベガスの空港に行ったのさ。例によって保安検査を受けたのさ(※出国審査的なものはない)。帰りもスーツケースは機内持ち込みにすることにしたので、自分の持ち物を全て検査してもらう流れに。

まず自分の人体で引っかかる。パーカーのたるみに何か入ってんじゃね?みたいな感じで丁寧なボディタッチ。はい合格。次は自分の荷物を待つ…目視で分かる…止まってんなぁ…

何か入ってたかな?袋に入れ忘れた液体とかあったかな?頭の中、ぐるぐる。

“はいこのスーツケースの人、こっち来てください”と指図。え!?スーツケースの方か…行きの時と何ら中身は変わってないはず、強いて挙げるのであればネタとして買ったお土産のトランプ(大統領)パッケージのチョコレートぐらいじゃないか?

おそらく機械を通して(どういう構造なのか不明)、スーツケースの中を見回す検査のひと。“何か尖ったものを持ってないか?”…いや、ないない、ないよ!鼻毛カッターすら持ってきてないから!!

開けるぞ、と言うなりスーツケース、オープン。えぇ大丈夫ですとも、こちとら何ひとつ怪しいものなんか持ってませんからね!と自信アリげに思うのも束の間…

適当にスーツケースにしまってきた下着やら履いた靴下やらがあらわに(汗)。ちょ、待てよ(キムタクものまね風に)!いや〜…女子の皆さん、こんなこともあるんです!よ!ということで、帰りも気を抜かずで!

完全に自分の持ち物を手で別に避けた上、それでも訝しがる検査官。ちょっとベテラン風の見た目やさしいおじさまも出てきて“うーん、本当に何も思い当たることはないかな?”と優しく声をかけてくれる。

あーーー…完全に悟ったのは、マジでこの帰りのフライトの時です。日本人の女子が団体でもなく1人で旅行に来るなんて何かあると思われてる、と。ただ、この時はマジで何も思い当たることがなかったし、あと、“もし行きの保安検査でこうなってたらアウトだったな”ってことだけ考えてました。

うーん、と訝しが続く検査官。“ここを開けるぞ”とスーツケースがファスナーで覆われているところを開け始める。どうぞどうぞ、って言いつつ、でも確かに。ここに何か入ってる可能性もあるもんな(そもそも買ってから開けたこともないけど)。

開けてみると、謎の線が2本。養生テープみたいなもので止まってました。“これは何だ?”…知らんよ、だってそもそも、買ってから初めてここ見たし!

は?知らないだと?何を言ってるんだおまえ…的な目でじろっと見た検査官。やさしめベテランおじが“ちゃんと見てみよう”。

終わった…と思った。でも、最悪何日かステイすることにならざるを得なくなっても仕事には影響がない。もうそんな方向にしか頭は回ってなかった(笑)。

そして…

“oh, primitive”の一言。

結果としては、わたしのスーツケースについているストッパーって言えば良いのかな?キャスターが動かないようにするシステムで、それが作動するために細い線が養生テープみたいなので止められている。完全に元々の仕様なのでありました。でもそんなの、実はわたしも全く知りませんでした。

そしてあっさり解放されました(爆)。やさしめおじ様もニコリとしてました。

ほらヲレのせいじゃねーじゃん!っていう怒りの気持ちをぐっと堪え、サンキュー+笑顔でその場を後にしました。

はいここで質問、このやりとり中にわたしのミステイクがあります。文字だけのこのブログから分かったらすごい!

正解は…

“知らんよ”⇨英語でI don’t knowと答えてしまったのですが。これはダメな回答だそうです。ちょっと冷たくて、“自分も知らないうちに犯罪に加担してしまっている人では”と、相手に思わせてしまう回答になっている(ちえぞ的ニュアンスの解釈)。分かりやすく言えば、心証が良くない答え、ってことかな。

もし本当に身に覚えがなければ“I’m not sure”とか、“I have no idea”と言いましょう(by ちえぞ’s 英語の先生)。 確かに仮にも検査官のいかんで、自分がもしかしたら異国から出国できない可能性だって出てきます。なるべく相手には丁寧に、を忘れずに。これまで感じたり思ったこともなかったけど、しみじみそんなことも痛感したステイになりました。

そして帰りはサンフランシスコ経由での成田帰りでした。サンフランシスコでの乗り換えは時間が余裕のよっちゃんで、クラムチャウダーが臓腑に染み渡って本当に本当に、美味しかったことが今なお余韻で残っています☆

This entry was posted in ♪♪たび♪♪. Bookmark the permalink.

Comments are closed.