【7月14日】
本来の予定だったら釜山から「海街チャチャチャ」ロケ地へ立ち寄りソウルに来るつもりだった。だけどもそもそも釜山行きを取りやめた上に雨ということで結果として朝起きてもノープラン。うーん、ということでまずソウル駅に行ってみて考えることにする。
とりあえず釜山に行く時に乗ってみたかったKTX(韓国の新幹線)に乗ってみるか!
と思ったらなんかもう長蛇の列なのよ。これ、結果的に雨でKTXの遅延とかもあったせいだと今さら思うのだけども。並んでまで乗る?と思い、横の券売機を見るとそんなに列がないしちょっくら並んでみるか。
で、気づいた。ソウル駅の券売機は自国のクレジットカードを持ってる人しか使えないということを。
これはマジで、それこそ2つ前に書いてもいるのですが。韓国って自国発行のクレジットカードが大事で、いわゆるVISAとかマスターがついてるカードでも使えないことが意外と、ある(ショッピングではまず大丈夫)。って分かりにくいけど、つまりはVISAブランドがついている日本の例えば三井住友カードとか三菱UFJ銀行が出してるカードとかそういうイメージで考えてもらえれば分かるのかな、同じようにこの券売機では韓国企業が発行しているカードしか使えない、ということ。つまり韓国の銀行とか、ヒュンダイが発行したカードとか、そんなのしか使えない感じ。
(補足;ネットで調べてみたら、券売機の中でも数台は韓国国内カード以外・つまりは日本人のカードでも使える機械があるそうです)
あらら。うーん、どうしよっかな。スマホ片手に考える。
ぴかーん!これだ!
ソウル駅をうろうろしたおかげで発見したボクスンドガマッコリの直営店(そのおかげで最終日にバカ買いして帰ってきました)🎶
地下鉄やら電車を乗り継いで仁川に行ってみる!
ピンクの席・いわゆる妊婦さんとかへの優先席はどんなに混んでようが対象者しか絶対に座らない韓国。そんでもって謎にこのステンレスっぽいシートがホカホカしてた。冷房キンキンなのにシートが暖かい謎(でもそのおかげで助かったってぐらい冷房効きすぎ!笑)。
仁川にある中華街にまず行ってみる。
もうメッチャ韓国ドラマで見るやつ!この韓国のパトカー!!おんなじや!と思わずパチ☆
お目当てはこちらですん!
いや〜しかし当日思いつきで行ったとは思えないと自分を褒めてあげたい。つーかスマホって本当にすごい文明の利器なのをメッチャ感じた旅だった!つうことでこちらのお店も由緒正しきお店の1店でございます🎶
どーん!韓国ドラマでこちらもお馴染み・ジャージャー麺ざんす!
まず手前の麺が長いので左側のハサミでチョキチョキとカット、それから奥の黒っぽいのを麺にかけて混ぜて食べる(というのを、いかにも周りの人なんか見てませんよーって見てないふりをしながら見つつやってみた)。
うまうまうま、うっまーーー!!!
(何気に13時前のこれがこの日の朝食&昼食になった)
写真見てもヨダレ出る。うぅ食べたい今すぐ食べたい…!!!ドロっとした黒いあんかけに海鮮もたっぷり入っててメッチャうまいのだよぉお…!!!
ここで初めて思ったのだけど、おひとりさまは韓国で食を100パーセント楽しむのは余程の大食漢でないと大変ということ。そもそもジャージャーについてきたご飯も一口しか食べられんかったし結果ジャージャーもちょっと残しちゃったし、その上実はこのジャージャー麺も入った他のランチセットがとっても魅力的…だったのだけど、
1人じゃ頼めないのよ(しゅん)、残念。韓国の食を楽しむなら絶対に友と行くべし!を誓ったね。
お会計の時に可愛い女子が「会計は2Fですよー」っていう内容のことを明らかに韓国語でない、おそらく中国語で笑顔で言ってくれた…オレ日本人だけどな…笑
さて仁川といえば空港がある場所としてお馴染みですよね。でもJALとか確か大韓航空もだと思うけど、金浦が発着空港なのですよ。金浦は国内線が充実してる空港っていう感じなのか、そんなわけでJAL使用が多いわたくしめは仁川という場所はあまり馴染みがないのでありまして。今回ちょっとゆっくり行ってきました的な感じであります。
ということでジャージャー麺&中華街は華麗なるフリでして!
じゃーん!
そうなのです、仁川には韓国ドラマ「トッケビ」ロケ地がいくつかある!!!
たとえばこことか、
たとえばこことか(^^)ちなみにここの本屋さんはちゃんと営業を普段はしているらしいです。
振り返るとトッケビさんがいる…とか勝手な妄想をしながら雨の中歩いてきました。雨であまり写真が撮れなかったのだけどもあったかい気持ちになりました。うふ♡
タクシー等を使えばもうちょっと他のロケ地にも行けたんですけど、韓国で1人タクシーはハードル高いな…今回は断念。
さて。次はどうしましょう。と駅の路線図を見たら、
水原(スウォン)に行けるじゃねーか…!!!
都会や…!!!
水原に行くと決めたポイントは2つで、①世界遺産がある ②KTXが走ってる(KTXの路線図を眺めていたので頭には入ってた)
ということでまず①のミッション:水原華城に行ってみよう!
水原の駅に着けば世界遺産の場所までの案内があるだろうとタカを括っていたのですが自分の目視の範囲ではそんなお知らせはなく。はいGoogleマップ先生の出番ということで調べてみたら、どうやらこの水原華城の入り口まではバスで15分ほどかかるらしい…ってことはあれだ、徒歩圏内じゃないってことね(ゆっくり観光で雨じゃなければ行ける距離でも)。
よっしゃ。水原駅前の巨大なバスターミナルへ。確か14番とか(忘れた)からのバスは世界遺産方面に行くバスが出るらしい。とGoogle先生の教え通りその乗り場に行ったら…
恐ろしくバスが行き交う(~_~)ぜんぜんわからん…
そもそもバスの行き先表示が電光のハングルですぐ読めない上に系統表示が4桁とかで(3023とか←適当)、Google先生が指し示す系統番号のバスが来るのを目で必死で追う。おまけに韓国のバスって何でこんなに早いの!?ってぐらいにドアの開閉&出発が早い(ほとんど停まってないんじゃない?ってぐらい)、ぜんぜん待ってくれないレベル。ちょっと生き急ぎすぎよ、この速さ!笑 もう笑っちゃうんだけど、これはなんとか乗らないと来た意味ないし、何台か見送ってようやく、これだと思う(確証なし/運転手さんに尋ねられる語学力もなし)バスにイン!
そんでもってバスのスピードも速いんだわ(爆)、たまに都営バスとかだいぶ運転荒いな〜とか思うけどそんなの比じゃないぐらい韓国のバスはすごい。1種のアトラクションレベル。
ということで乗ってからも片時も離すことなくGoogle先生の画面が指し示す現在地を見つめながら、世界遺産に確実に近づいているのを見てホッとしたのでありました。方向音痴でもこんなに1人で旅が出来るんだから、スマホってやっぱり革命的。
ちなみにバスに乗るのもT-moneyカード(については気になる方は調べてください)でピッでOKです。ありがたいことに韓国は公共交通機関の料金が安いので、元々よっぽど遠くに行くとかがなければ毎朝出発の時に日本円で何となく2000円ぐらい(韓国の2万ウォン)チャージしておけば困らないかと。ソウル繁華街だけの移動なら地下鉄&バスに乗っても1000円とかで2日は乗り降りできると思う。
バスに乗る時は運転手さん側から乗ってピッ、降りる時は中扉からまたピッとするわけですが、降りる時に降りながらピッとすれば良いじゃない?ここも韓国ビビるポイントなんですけど、降りるバス停が近づいた時点でもう皆、ピッピッし始めるんですわ。笑 で、バスが開いたらすぐ降りる。そんなに早くなくてもいいんじゃね!?と思いつつ、郷に入っては郷に従えでわたしも見よう見まねでそうしましたけども。苦
最初は勇気いるけど、乗ってみたらバスも面白い。タクシーも最初の一歩だけで、乗ってしまえば大丈夫なのかな…?
ということで無事に世界遺産のエリアにとーちゃーく!!!
とりあえずメッチャ広い…これは1日コースやで…鎌倉みたいな感じかな、ちょっと路地を入ると気になるお店もいっぱいあるし、素敵コーヒー屋さんとか飲食店も気になる。そう、水原に来たのにカルビが食べられなかったのは悔やまれる…
韓国の時代劇ドラマのロケもよく行われてるみたい。
どーん!!!
カルビ食べる時間もとりながらまた来よう、と決めて(雨もとにかくひどかったし)そこそこ歩いたし帰りのバスに乗ってパチ。よしバスのことも分かってきたし…あとは駅で少しゆっくり出来るかな、なんて写真撮りながら悠長に構えてる場合じゃなかった…
おかしいな、方向が違うような?
Google先生の示す方向、思ってる方向と違う?
いや、そんなわけないな?
あ、これ、やっぱり違う…
でもなんとかなるのだ、Google先生がいるから。雨で傘さしながらケータイ触るのが大変なこと以外はスマホがあるから心強い。
結果として、この上の写真から分かりますでしょうか。こちら、門を囲むような形でラウンドアバウトになってるんですね。自分が思っていた方向のバスに乗ったはずが、ここでぐるっと回るために反対方向に乗っていたというわけなのであります…な、なるほど…思い込みって怖い。自分としては方向は絶対に間違ってないと思ってたんですけどね、来る時に来た側と反対側に乗れば良いはずなんだし。笑
結果として水原駅でゆっくりなど出来ず。というのもですね、ミッション②のため!
水原に行くと決めた時点で、KTXに乗って帰るのを決めていたしTrip.com経由で19時ちょっと前のソウル行きのKTXの切符を買っていたのでした。駅の券売機はカードが使えないだろうと朝方のソウル駅から察していたし、手数料が高っ!って感じだったけど元々のKTXの料金が安くて(水原–ソウル間で400円とか/30分程度乗車)、トータル700円とか800円とかで料金の倍かかっても結果オーライかと。
そんなわけで駅に着いたのが発車5分ぐらい前。でも、日本と違って改札とかもないし乗り場までも何のチェックもない(おまけに乗ってからも検札とかもなかった)。当然、降りる時も特に何もなし。そもそも何もチケット類を発券しないまま乗ってるもんね。これで良かったのか、謎。笑
ぽつんと空いていた席がまさにわたしの番号の席。バスで水原駅に向かってる時にもしかしてこのKTXに間に合わないかもしれない、チケット代は捨ててもこの後の便を取るのもまた面倒だなとか色々と考えていたりしたことから一気に解放されて、最初こそ車窓からの景色を眺めつつ乗り心地は日本の新幹線には劣るな〜なんて思いながらも、気づいたら寝てました。そんなわけでソウルに着いてから折りたたみ傘を車内に忘れてきたことにも気づきましたとさ。今、わたしが使ってる「チュッパチャップス」の折りたたみ傘はこの後、ロッテ百貨店で投げ売りされていたものを買った旅の思い出の1つなのです。笑
これがKTX!
そして夜は例によって市場へ…と話は続くのです🎶