「令和」のアクセントは?〜music with you!

きのう夜は文化放送『music with you!』、ヒグチアイちゃん2週目のご登場でした。聞きながら、よくここまでの内容を15分以内のトークに納めたなと我ながらその濃さを褒めてあげたいです(笑)、って手前味噌ですが。でも実はヒグチアイちゃんと収録の前後にちょっと話したことがあって。FM岩手の時もそうでしたが、FMの地方局のワイド番組ってゲスト枠が取れてだいたい15分くらいなんですよね。フォーマット上仕方ないのですが。そこをわたしはCM〜トラフィックも間に挟みながら時間をとったりする荒技を持ってしても、せいぜい20分強とかになるわけです。おまけに生放送が始まっている時間にゲスト様は局入りするので、いきなりスタジオで「はじめまして〜」とかになる。初対面とかですぐにトークに花を咲かせろっていうのが本来は無理な話なんですよね。とか言いつつ、そんな経験も今に活かせているのかな、なんてすごく思う。まだまだ、今の環境でもやれることがあるのだろうと思います。ということで、引き続きどうぞよろしくお願いします(^^)

美しく情緒ある日本語遣いができる人に憧れがある、と言う中田裕二さんをお迎えしたのは5月のこと。純文学が好きで、太宰/谷崎/川端などを読んできたそうですが、椿屋四重奏の曲を思い出しても確かに、と。すとんと腑に落ちます。と言いつつ今はソロの歌い手として、その歌詞の中にも確かに片鱗が見える。「もののあわれ」「悲喜こもごもすべて」なんて、歌詞に出てくるところとか。

歌詞はそうであっても、音の鳴り方は「洋楽的なアプローチをしている」という中田さん。マスタリングは海外の超売れっ子さんにお願いもしているし、中田さんが言っておられたことをそのまんま書くと「上に乗っているのは歌謡曲ベースの邦楽だけど、自覚しているサウンドの質感・ダイナミクスみたいなところは、洋楽的でありたい」と。さらに、アナログテープで収録している作品ということもあり(資料には最新作『Sanctuary』に限らずここ数年のレコーディングで使用、という記載あり)、それは「70年代のロックとかが好き。あの時代の‘アナログ’で録っていたからこそ出ている質感というものがあって、それがすごくグルービーに聞こえる。それを感じてほしい」とも話しておられて、アナログといえば個人的にTHE NEATBEATSなのですが、中田さんは当然のようにニートビーツのこともニートの音源もご存知で、本当にあの当時の音が大好き・言うならば‘マニア’だなぁという姿も垣間見れたインタビューになりました。

そんな中田さんが雑誌『Player』での連載でのご登場第一号になったわけですが、リハーサルからPlayer編集長と見学をさせてもらって、編集長も驚くほどの機材へのこだわり(マイク含む)も見ることになったのであります。そのこだわりはおいおい、Player編集部が取材してくださる時がくるでしょう(^^)「人は人、自分は自分。その自分の‘聖域’を守らなくては。そんな自分の聖域は、居酒屋かな」と言って茶目っ気たっぷりな表情をされた中田さんの顔が今もはっきり出て来ます。

中田さんの前には、わたし的におなじみイチさん(LOW IQ01)さんが🎶

元号が令和になって初のゲストということで、イチさんがスタジオで、

「あのさ、令和ってさ、れいわ(れ、にアクセント)?れいわ(平板)?」

…いきなり突拍子もなくこういうトピックをぶっこんでくるのがイチさんですよねー(爆)!インタビュー時間、削られていくじゃんか…!!!

といった一件があったので、初めて今回わかったことなのですが。イチさん、シャイな部分があるのだなぁ、と…一対一で自分の作品が褒められたりする事に対して、そうそうイチさんが言っていたこの一言で分かるというもので。「意外とガラスのハートなのよ」と…全然そんなふうに思ったこともなかったもんなぁ。何度もなんどもお会いしているというのに。

おなじみのイチさんポーズでもパチ☆

イチさんに会うと毎回、気づきのようなものがあるんです。そんな‘市川語録’をそのまんま。

「なんでもそうだけど、生で見ないと分からないことがある。気になったことがあったら足を運びましょう!いろんなことに!音楽だってそう、生で音を感じることが大事。エンターテイメントにしてもスポーツにしても、熱狂の感じがひとつになる(のは、生で感じられること)!」

「結果を出そう、出そうと思うと空回りしてしまうことがある。し、悩みともうまくつきあっていかないと。好きなことをやるから楽しい、というわけではないし、楽しいことをやるには相当な覚悟を決めなくちゃ、生半可な気持ちでやったら失礼にあたるからね」

…そんなお話をうんうんと聞きながら、「イチさーん!さすが!」と言うと、「だって、いっちゃんだもの!」と返すイチさん(笑)、これが知ってるイチさんの顔だけど、今回は知らなかったイチさんの顔も知ることができて、これだからインタビューはやめられない、とも思ったりしちゃいます(^^)そんなイチさんは「好きな格闘技と音楽がイコールになること」…格闘技の入場曲に曲を使ってもらった(新日の柴田選手、と言っていたかな?)ことで夢がかなった!と嬉しそうに語っておられたことも書いておきます。そして収録後に、同じく格闘技に詳しい番組ディレクターと話が大盛り上がりしていたことも付記しておきます🎶

This entry was posted in ラジオ. Bookmark the permalink.

Comments are closed.