いのちをかける☆

ケセンロックがことしもあっという間にやって来て、またたく間のように2日間が過ぎていった。

実行委員は日々の仕事を営みながら、合間を縫って準備をしてきた。その準備期間たるや。チケットを買って、この2日を楽しみにしてきている方のことを思いながら。

会場に行くと、そんなことは何ひとつ言葉になっていないけど。不思議と伝わってくる空気。

確かに実行委員も回を重ねて、準備にも手慣れてきているところはあるだろうけど(そりゃあ。笑)、お客さんのことを思う気持ちもてなす気持ち、は、これまでと、何ひとつ変わっていない。

今回、ワタシ的には雷の心配がすごくあって。はじまる前に打ち合わせに時間を割いたのもここでした。京都大作戦の最終日も雷雨でいろいろあったと聞いています(→コチラ)、逆に、それがあったから自分も気にかけた部分とも言えるし、今年はケセンの天気予報が…良かったので(天気が良いほうがいいはずなのに、ケセンはなぜかお客さんも含めて天気がいいとそわそわ不安になる件。笑)。雷マークが天気予報にもちらほら出ていたのを見ていたしね。

ワタシ、本当にダメなものってないんです。虫とかヘビとかも大丈夫なほうだし(ニューヨークでヘビ遣いにスカウトされたくらいですから)、オカルトなほうとかも感覚鈍いので、でもどうしてもどうしても、「雷」は…(あと挙げるならジェットコースター的乗り物か…挙げてくと、あるっちゃあるか、笑)

でも。お客さんのことは絶対守る。もしも自分が関わっているフェスの場なら、絶対に。その覚悟は持って行きました、行けました。

ワタシはおしゃべりでフェスに関わらせてもらうことが多いわけだけど、また、気持ちを新たにできることが多かった、今年のケセンロックでした☆

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全部のライブが終わって。今年の景色も素晴らしかったです。ステージにて恒例の、舞台監督・山品大先生との記念撮影。をしようと思ったら、あらら…強風に煽られてバックドロップが…(ライブ中でなくて本当に良かった!)!

ケセンロックはスキー場みたいなイメージをしてもらえば良いのですが、なだらかに傾斜がついている場所にステージがあるので、お客さんがひな壇に綺麗に上がっているようによく見える。

1日目トリのG-FREAK FACTORY、2日目トリのMONOEYES。どっちも、どっちも。

お客さんのキラキラした顔に加えて、スタッフや実行委員の熱いまなざし。

ワタシは、本当に、うるっとしてしまうのだよ。毎年、毎年。

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本当にですね「どんな現場でもどんと来い!」という自信をつけさせてもらってますね、ケセンの現場は(^^)!スタートして始まってしまっている‘現場’での対応力を年々、つけさせてもらっているなぁと個人的に感じています。

友達たちも驚きを通り越して笑っていた、「インカムしながらMCする」件(猛爆)!!!

でもね、ケセンという現場が好きな方がいっぱいいるんだ、スタッフにも。毎年この山の上で会える幸せ☆

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メガネ焼けしてるゴリさん(笑)!

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和ませてくれる癒しの存在、とうにょ君(まゆ毛もすごいな〜!)!

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いっつも元気な吉浜ラーメン店主!盛岡に新しくお店がオープンするんだって!絶対行くね!

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漁師でもある店主が獲ってきたウニがどーんと乗っかってんの!海の幸いっぱいなラーメンも毎年、楽しみにしてるんだーケセンで!

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今年は落語家の三遊亭楽大さんが2日間遊びに来ました!いっしょにステージにも立っていただいたりして楽しく過ごしました!ホント、楽大さんがいたのもあっという間な理由かも!

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釜石でジムを営む、グラアカ平野さん&新潟からボディメンテナンスに来てくれた新沼さん。

新沼さんは知り合って日が浅いのだけど、音の鳴る場で今年もう何回会ってる?かな?ワタシも2日間に渡ってメンテナンスしていただいて、翌日そして今に至るまで、本当に身体がラクでビックリしてます。新沼さんみたいな人を「ゴッドハンド」って言うんだなー、とマジで感動。東京に来る時にはマストでお願いしている方です。

平野さんにはステージに出てもらっちゃった!

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いや…モデルがオレっちじゃダメでしょーよ…しかもこういう時に限っていろんな人が目にしている件。いわき在住のジジイこと内郷げんこつ会・ヒデさんに「おめー、だっせーなぁ!」って爆笑された件。言われなくとも分かっとるわい(笑)!!

(いや考えようによってはオレっちだったからこそみんなに「私もできる!」って思ってもらえてたかな!たくさんの方がその後、平野さんと遊んでました^^)

2日間のライブが終わって。平野さんがボディメンテナンスを受けていたら、ステージ終わったMONOEYES・細美くんがやって来て、いろんな話になりました(細美くんのスパーリングもやってたりするからね、平野さんが)。そこで細美くんが言っていたこと。

「今日の、このライブに命懸けなんだよ。
明日があるとか思ってライブやってたら今日、このライブを見に来たお客さんに失礼じゃん。
命懸けだよ。いつだって。」

命を懸けるようなことって…これまで、ワタシはそんな言葉を使ったことすらそもそもあっただろうか。平野さんは格闘家として、細美くんの言っていることに理解をとても示していたけれど。

なんか…ワタシは思う。やっぱり、男性にしかできないこと、でも女性だからできること、というのは確実にあるのだと。男性も女性もお互いにすべてのことを理解することはできても、できることできないことというのはあって、それをできるように乗り越えていくのではなく、できることできないことを認識して理解する、ということが、とても大切なのではないか、と☆

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ケセンロック、1日目はピーカン。日焼けした、暑っつかった、汗かいた!初めて雨対策ない靴はいて1日中過ごした!2日目、友達たちがやって来たよフロム関東。そしてご覧の通りのケセンな空模様…朝方は良かったんだけどな…でも、この感じが安心するお客さんが多い不思議(爆)!

「こんなに霧が出るんすか!?初めてですよー!」とロットン(グラフティー)・ユーイチさんも驚いて笑ってました!そうだよね!笑!

もう少しゆっくりするつもりでした、岩手で。でも、ケセンってそうはさせてくれない何かがあるんですよね。なんだろう…言葉にするのが難しいけども、たぶん。実行委員も三連休明けて、普通に仕事に戻ってる人間ばっかりだからなのかな。そういう日々があるから、ケセンロックの2日間とその2日間に向けた準備がプレシャスなのだと。そう、日常を大切に。そんなことを教えてくれる、不思議なフェスが。ケセンロックフェスだなぁと思ったりした今年です☆

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