DEAD AT BUDOKAN♪

レディオ〜レディオ〜レディオ〜………

のお客さんの大きな声が、今でも耳に残っています。

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横山健さん、8年ぶりの武道館ライブでした。そっか、この8年前の武道館の中打ち(上げ)で乾杯の音頭とってるのはクラブチェンジの黒沼だったのね、とかいう話を思い出す。

3月10日という、開催の日にちには意味があるのだろうと思ってました。

「武道館で、また最近、スタンディングでライブやってるバンドがいるって聞いて。じゃあやる!って最速で押さえた日がこの日だったの。俺もこんな日にライブなんて意味あるなぁ、って思ってたけど、実はいっぱいメールもらってさ。‘3月11日を迎える前日で行くことができません’って。」

その話し方には、健さんも少し、残念というか、やってしまったな、的な、何て言うんだろう。そんな表情が垣間見えていたように感じた。

震災の前後に、震災のことについて触れるのが必ずしも必要なんだろうか。ワタシは今そういうことへの不信感というか違和感みたいなものがすごくあって。その時、その時期にだけ、って言うのは絶対違うと思っていて。そしてこの日の健さんは、特に震災のことには触れなかった。

で、そんな健さんのMCに戻すと。その後、こんなようなことを言ったの。

「俺たちが、また、みんなの近くに、ライブハウスに会いに行くからさ!来てくれよな!」

こうして、ずーっと、小さな町にも、それこそ、津波で大変な被害を被った町にも、行き続けること、そのことこそが「寄り添う」なのではないか、と思う。

KenBandは行き続けるだろう。この先も、どんな場所へも。どんなにオッサンになってもヨボヨボになっても。そんな気がした。

武道館で響いたThis is your land、日の丸の下でたっくさんの日の丸が揺れる。素晴らしい光景だった。手前味噌だけど、震災後にいしがきミュージックフェスで見たあのシーンと同じくらい素晴らしかった。KenBandで武道館で、お客さんのリクエストからのStay Gold、オレはラジオを切らないよ、って歌う、あ、この曲の前もいいこと言ってたのにな、忘れちゃったけどもI won’t turn off my radio。

ちょうどまた、健さんの『随感随筆編』を読み返しています。いくつになっても、その年齢なりに。自分ができることで抗っていきたいと思う。しかし自分が横山健とか聞くとかライブ行くとか、笑うわマジで。生きてるって面白い、自分が思ってないような嗜好になることもあるんだもの。笑!

しかしお客さんはどれくらい入ってたんだろうな。武道館のアリーナは6ブロックに分かれていて、どこもパンパンだった(オバはんは1階席で座って鑑賞)。2階は立ち見もいたんじゃない?とにもかくにも、お客さんの数がすさまじかった!

ところでこんなライブのタイトルから、横山健はこれで引退なのではないか?なんて憶測も流れておりましたが全くそんなことない!でしたね。武道館でもまた早いうちにもう1回やりたい!って言ってたし(やれるかどうかは分かりませんが…笑。これについては触れません!)、メンバーを武道館に連れて来られたことがすごく嬉しい、って。ベースのjunさんは50すぎての初武道館!「これぞパンクロックドリーム」とのjunさんのつぶやきは保存!そんなわけでこの日のライブを一言で表すなら「夢がいっぱいあった」日でした(^^)

ところで上の写真、大きな花輪が2つ並んでますが。

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こちらの方々からでございました♪

KenBandの前、SLANGもすごく良かったな。どんな舞台でもいつも通りのスラングだった。「オマエ、ちゃんとやれー!」って、背中をバシーンと叩かれたことがアタマをよぎった。笑

おっかなくていいセンパイたちが音楽業界にはたっくさんいる。ワタシは私ができること、をこれからもしていくだけだ、と改めて思った武道館での夜でした☆

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