「たぶんこのまま素敵な 日々がずっと続くんだろ」…うか?

いやー、泣いた泣いた、泣いちゃった!笑!

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そうかー、オザケンのアルバム「LIFE」が発売になってから20年経つのねー。

オザケンが全盛期で活動していた頃というのはワタシはそんなに熱狂的なほど好きではなかった。ちょうど大学生の時で、大学生が作るラジオ番組のスタッフとして関わっていて、当時、赤坂にあった東芝EMIのスタジオ(で番組を制作していた/あの時代に感謝しなくちゃなんでしょうね)によく通ってました。場所だけにオザケンのことはよく見かけていて、背が高い人だな~と思ったりしつつ、そのスタッフ内でのオザケン人気はことのほか高く、みんなが頑張ってチケット取ってくれてたおこぼれで見に行ってるみたいなところが結構ありました。それから時を経て、こんなに、時間の経過とともに‘熱狂させる’アーティストっていないんじゃないかな。うん。少なくともワタシにとっては、そんな感じ。オザケンって。2000年代に入ってから活動はめっきり減っても、ライブがあれば必ず行ってる。血眼でチケット取るよ今や(笑)!

きのう見に行った映画館での映像(夏にスペシャでオンエアがあったんだって/今月DVD化)で、スチャダラパーの確かアニさんが言ってたんだけど、

「LIFEというアルバムの登場が、J-POPを変えた」

って、まさに、その通りだと思うんだよね。それがじわじわ、あの当時より今のほうがさらに理解できる一言。そして、オザケンみたいなアーティストってあれから誰も出ていないと思う、何もかもが、新しいとか言う以上に、とにかく斬新で斬新すぎた。自分が年とったから感じないのでもないと思うし、あの時は若かったからオザケンに傾倒したとか、そんなレベルの話じゃない。本当に、オザケンみたいな人やバンドは現れていない、と、言い切れる。

左へカーブを曲がると、光る海が見えてくる。僕は思う、この瞬間は続くと、いつまでも。

あのタモリさんが「こんなに人生を肯定できない」と絶賛した、いちフレーズ。何度も何度もこのブログに引用してるけど(笑)。

本当のオザケンのことは分からない。でも、きっとものすごい絶望とか悲しみとかを知ってる人なんじゃないかな、って思う。だからこんなフレーズが書けるのではないか、と。もしくは、本当のそれを知りたくて、オザケンは今、世界のいろんな国を旅しているのかもしれないね。

「僕らが旅に出る理由」は本当に名曲。FM栃木でのパーソナリティを離れる時、生放送の最後の最後にお届けした曲。ワタシにプレゼント、ってこの曲をリクエストしてきてくれた方のことを思い出しました。ワタシは幸せ者ですよね、こんなにリスナーさんにワタシのことを理解していただけていたなんて。最高でしょう。そしてその方だけじゃない、その時たっくさんのメッセージをくれた一人ひとりのことが、なぜかよぎった夜でした。ありがとう☆

明日からしばらく、旅に出るんです。今回は珍しく準備が万端なんですが、「あ!」と忘れ物を思い出した。LIFE、このアルバムも持って行かなくちゃ!って。急いでiPodにイン。よし完了!笑

 

でも。

旅に出る、というのは、どこかに行くことだけを意味するのではない。日々、生きること、それこそが、大いなる、旅。Caravanさんは、そう言っていたね。

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オザケンの上映会を見る前に、こちらを見てきました。第二部ということで、そうなのです、第一部が存在していまして、こちらも早急に、追って見るなり本を読むなりしなくては、と思っています。

どうしてこういう映画の存在がもっと知られないのでしょう。でも私自身も、本当に知らなかった。情けない。そしてこういうドキュメンタリーが、見られなくてはいけない。

私の想像力を超える現実が描かれていた。

自分が高齢者になった時、という想像が自分の中にはなかった。し、この想像はだいぶ難しい。

身体が動く、自分で何かができるうちならばいい。けれど、いつかそうはできなくなる。そうなった時に、震災があったら、津波があったら、家がなくなったら、家がある場所は放射能で入ることすらできなくなったら。生きる、という旅は、こんなにも辛いものなのか。

原発を持つ全国の市町村と文部科学省と復興庁もいるのかな?定期的に集まって会合のようなものが行われるんですね(いま調べた感じだと多分「全国原子力発電所所在市町村協議会」だと思う)。そのシーンもちらりと挟まれていたんだけど、九州のほうの自治体の方が「安全性が確認されれば、早く再稼働を願う」みたいな発言をしていて。もうびっくりしたね。同じ日本にいて、しかも原発を持つ自治体の方がこんなレベルの発言してるわけですよ!?もう…あ然とした、映像見ながら。

福島の原発が廃炉になるのは、確か2051年と言っていた。あくまで試算通りに進めば、の話だろうし、毎日6000人もの人が放射線量を気にしながらその場で働いている。人手だってこの先どうなるかは未知数だ。

なぜ何もなかったようになってるんだろう?最近?原発に反対やら賛成うんぬんの前に、まずこの現実について、なぜ報じられないのか?一人ひとりの重大な問題だと、私は思ってやまないのだけど。

なんだか本当に悔しくなった。やるせなくなった。ねぇ、オザケンならどう答えてくれるんだろう。どう向き合ってくれるんだろう。誰に問うわけでもない、オザケンにだけ聞いてみたい、と思った。どうしようもない夜。

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そんなきのうはお仕事先にてクールなおみやげをもらったfromニューヨーク♪

SABONの石鹸なんて女子ゴコロつかんでるなぁ。さらにここからが面白いんだけど、「チエが野球の話をするからこれは君のためだけにヤンキーショップに行って買ってきたよ!」とか、さらっと言うんだよね外国人って。笑。これ、別な女子には別なモノ買ってきて、またさらっと言えるんだよね。笑。なんか、こういうの日本人男子にはないよなぁ、ってクスっとしてしまった。まぁうれしいわけだけど☆

This entry was posted in 3月11日, NO MUSIC,NO MY LIFE♪. Bookmark the permalink.

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