来週から12月か〜…東京はどこもかしこもイルミネーションですわよ☆
そんな東京を抜け出して昨日は、いざ鎌倉！
vivement dimanche…もはや全国的に名が知れ渡って久しいでしょう。でも、今でも、地元の皆さんが気軽にコーヒー飲みながら新聞を広げるという、例えば、そんな日常の一つの場所でありたい、そんな所として営業をしているような気がします。あくまで、‘地元の日常’。
そんなカフェで、「けもの」という一人ユニット・あめちゃんが、ライブ。バンド編成でね。
けものバンド、鎌倉の日常の夜にすうっと馴染む音だった。本当に本当に、心地良かった。ディモンシュの雰囲気とこの上なく空気がシンクロしてた。ちょうどきのうから、店内がクリスマス仕様になっていたのだけど、そしてそんな中でも別にクリスマスソングの演奏はなかったんだけど、ものすごくクリスマス気分が高まった。不思議。
あめちゃんの歌声を聞いた時、Cymbals時代の土岐麻子さんのボーカルを聞いた時のようなドキドキを感じた。同じ岩手出身で、なんだかとっても嬉しくなった。最後の最後、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を歌った。この歌をこんなに、まるで歌のほうから「歌ってくれ」とお願いされているかのような、そんなふうに聞かせてしまう歌い方ができる人はきっといないと思う。素敵だった、とっても。そんな歌から、M.Jackson「Beat It」のカバーは秀逸だし、歌の幅が本当に広い。けど、全てが「あめちゃんのいろ」に染まってゆく。お見事でした、とっても。いや、お見事、というのは表現が違う気がする。だってあめちゃんは、たぶんだけど、自然と歌に思いと音程をのせているだけだもの、うん、たぶん☆
「待てる人になりたい」…ってお話、面白かったなぁ。なんでも青柳拓司さんの著書にそんな行があるみたいなのですが…なんでもすぐに手に入る世の中だし欲しがってしまう、けど、欲しい欲しいと願って手に入れたもののほうが、その後その分ずーっと大切にしたりする、だから、本当に手に入れたいものは、すぐに手に入らないほうがいいのかもしれない、そして欲しいと望み続けて、待てるような人になりたい…そんな、感じかな。
あめちゃんは、決して派手ではない、それこそ、普段の生活で普通に生きている中に存在する、『歌姫』、だと思う（^^）
お集りの皆さん…場が読めなくてすみません…
会場に入る時、一人一冊、小冊子をもらいました。あめちゃんからのメッセージが印刷されている。大事にとっておこう。そんな小冊子に…
「会場に2人、‘当たり’が挟まってる方がいるんですが？」
黙っているつもりでしたが…手を挙げないと次に進まそうな雰囲気で…
「あぁ！お酒好きにお酒が当たりましたね！」って、あめちゃん…
あめちゃん特製・「フィッ酒京子ちゃんカップ」いただいて帰ってきました…す、すみません…しばらく大切に我が家に飾っておこうと思います☆
ディモンシュとの思い出はいろいろと。あめちゃんが、また、マスターと繋げてくれた。ありがとう、あめちゃん。ありがとう、マスター。
マスターは、歳を重ねるとはどう生きることか、というのを身体で見せてくれているような気がする。「いろんなとこにガタが来てね〜」なんつって笑ったけど。それもそのはず、ワタシがマスターと知り合ったのは、かれこれ15年は前にさかのぼるらしい…「ちえさんが、町田（東京）に住んでる時ですよね、ウチの店に来始めたの！」って…あははー、よく覚えてますねそこ！笑笑！
そんなディモンシュはオープン20年を迎えるとのこと。そんな20年を記念してブラジルから買ってきた豆って説明に書いてたような？週末、飲んでみるっ（^^）
マスターに話を聞かなかったら、ブラジルに行きたいなんて一生思うことはなかっただろうな。ワールドカップが行われようが決して興味は持たなかったと思う、GANGA ZUMBAや宮沢和史さんがいくらブラジルに傾倒しても、それこそ高野寛さんがブラジルレコーディングをしてきたけど、それでも、「行こう」とは思わなかったんじゃないかなぁ。
いつの日か分からないけれど、ブラジルに行くのが今のワタシの夢。「人生観が変わるよ」って、マスターが笑って言ってくれたことが、未だに忘れられないんです。
あめちゃん、きのうは本当に、ありがとう。あめちゃんが、いろんなものを引き寄せてくれた夜だったように思います☆