そんな文言がカバー表紙に書いてある、横山健さんの本のことはまた改めて。
先週・6/7(土)。幕張メッセで行われた、SATANIC CARNIVAL。横山健さん社長のレーベル・PIZZA OF DEATHが初めて開催するフェス。
確かRolling Stoneという雑誌だったと思うけど、このフェスは、レーベルの社員がやりたいと思ったことに対してゴーサインを出しただけ、的なことが書いてあったように思う。このフェスには、社長としての健さんは絡んでなくて、「いち出演アーティスト」としてのKen Bandがいたという感じなんでしょうね。
やっぱり思うのですが、日本のフェスはもう飽和状態です。行く方だってそんなにお金かけられません。自然と淘汰されてくる。この数年でこれまで毎年開催されていた、人気のフェスですら、姿を消していく気がします。
でも、「イズム」があるフェスはきっとこの先も残って続いていく。それも間違いない。
健さんは同じくRolling Stoneという雑誌で、盛岡・いしがきミュージックフェスティバルを引き合いに出してお話をしていた。うれしかった。でも、そういうことなのだと思う。演者であるアーティストさんをも巻き込める「イズム」が感じられるのか、どうか。
今年初開催のサタニックカーニバルも、そういう意味ではとても面白かった。イズムを感じた。2つ設けられたステージ、そのうち片方は‘ネクストブレイク’的バンド(本当にざっくり言うと。実際には大先輩バンドとかもいます)が登場していたのですが、こちらのステージ…転換時間がたった5分。ありえません、普通。まず、主催側がそんな過酷な条件でオファーできないもの(想像な部分もありますので一意見として読んでくださいね)、普通は。でも、それをやっちゃう。しかもそれは、出演バンドたちにとって、とってもとってもプラスな経験になるのは間違いない。これは本当に見事だなぁ、って思いました。時間がちょっと押したりしたみたいだけど、まず1回目ということでね。
ちょっと話が逸れますが。
そもそもフェスで仮に5分押すとか、ありえないんですよね。いしがき〜ではそういうキビシイ現場を目の当たりにしています。押すというのはステージのアーティストに迷惑がかかるということもあるけど、何より、タイムテーブルを発表している以上、来てくださってるお客さまのことを考えていないことになる。いしがき〜では、アナウンス2分を1分にしたり(これ結構大変なんだよ)、次のバンドが「転換すぐやります!巻きます!」という感じが、いっつも繰り広げられる。ホント、1分単位の勝負です。だから最終的に終演時刻はほぼ守ってる、毎年。どんなに天気が悪いとかアクシデントがあっても。フェスという会場で、みんなで公開生放送を作り上げてる、みたいなもんです。
逸れた話が長くなりましたね。さーせん。あ、今年もあるよ、「いしがきミュージックフェスティバル」♪
会場のいろんなところがかわいさも。たとえばこのトイレの看板とか♪
いろんなアーティストを見た中で、やっぱり。横山健がステージを通して見せてくれたものがとても大きかったです。
うん。やっぱりね。とっても。考えすぎかな。
ちょっと改めて書くことにしますね。なんとなく。