ありがとうセカイイチ。ありがと、健ちゃん。
ワタシにとっては。きのうが、泉健太郎がベースを務める、これまでの4人のセカイイチを見るラストになった。
「なんで、なんで」って。もう言わないつもりだったのに。昨日もさ、言わなきゃやっぱ帰れんべ、と。
それぞれの道に、他人が文句言ったり口なんか出せないのは分かってる。結構、自分はそういう部分はオトナだったりするんだが… 「なんで、なんで」って。言ったよ、健ちゃんに。大人気なくね。笑
でもさ。健ちゃん、なんて言ったと思う？ 「姉さん、ホント、すんません…」 そんな言葉を聞いた時、ワタシ、本当に。失礼なことしちゃった、と。思った。
セカイイチのオフィシャルHPにも書いてるよね。「家族との時間をもっと大切にしたい」と。
そんな健ちゃんの決断を、何を引き留めるようなことを言ったのか。
いや勿論そんな話もご本人から前に聞いてるくせに。タチ悪いよなぁ、ワタシ。
健ちゃんの‘すんません’、に込められた意味。推し量る。
セカイイチとはいろーんな思い出ありすぎるから、さぁ。いしがきミュージックフェスティバルもそうだし、FM岩手の番組・3時間出ずっぱり！ってアーティストの記念すべき第一号。FM栃木時代の「ベリテンライブ」野外ステージ登場マエのインディー時代から気になってたバンドだったから、インタビューしたい！ゲスト来てほしい！って、言ったアーティストさんだった（その時は叶わなかったけど、ご縁ができたのは。不思議なことね）。
きのうは朝からふとした瞬間に泣けてきちゃって、ダメだねぇ。笑。ライブも最後の最後まで大丈夫だったんだけど…
本当に、いいバンドになってきてる。ひとつの喩えみたいな感じで言うと、いずれ。フラワーカンパニーズみたいな立ち位置のバンドになるんじゃないかな、って思ってた（まだまだ先だけどね）。メンバー仲なんか見てても、さっ。
出す音、鳴らす音に。自信みたいなもの、が。どんどん、出て来てるんだよね。ちょっとひねくれた世界を歌わせたら天下一品。ライブの演奏にもぐぐっと力がついてきて、今のセカイイチは、前に比べても。格段に良くなってる！こういうのは年数重ねたから比例して良くなっていくモンでもないから、さ。
そんなふうに思ってきていた矢先だったからさ…ここ1年くらいとか、かなぁ。
サイフは捨てて ギターを握って 自分のために今日は歌おう 宇宙の一部のちっぽけな僕さ 死ぬるまで生きよう…『石コロブ』
あぁ 僕たちも いつかは年をとる あの頃の涙は 未来へのメッセージさ あなたに伝えたい言葉が一つある この素晴らしい世界へジャンプ…『素晴らしい世界』
もんのすごい引用しちゃった。せずにはいられない。響いた、うん。響いたよ。きのう。個人的には特に、この2曲かな。
『バンドマン』だって、本当に良い歌詞。これは10年やってきたセカイイチで今の立ち位置だから書ける歌詞だな、って。とってもリアルに思える。好き。
THE BACK HORN・山田さん、over the dogs・恒吉さん。それぞれ2曲ずつゲストボーカルとして参加して、それはそれで、いいコラボレーションが見られて。うん、それは本当に、そうだった、んだけど。申し訳ないくらい、せつなくて悲しくて、ただ、ただ。セカイイチの4人の姿を収めるのにワタシは必死だった。
ずーっとこのままでいると思ってた。セカイイチは、ずーっと、この4人だと思ってた。ずーっと、ずーっと。
でも。「ずーっと」って。アタマでは分かってたつもりでも、やっぱり、「ずーっと」って。
ないんだ。
どんなことでも。そう。1回1回を大切にしよう。
健ちゃん。またメールするね。あんましこういうことブログでは書かないようにしてるけど、今日は特別。健ちゃん、ありがとう。どこにいようとも何をしていようとも、これまで生まれたセカイイチの曲でベースを弾いてるのは健ちゃんです。こうして残るものは、逆に。「ずーっと」、健ちゃんの音だ。大事に聞くね、これからも。そして、新たになるセカイイチのことだって、これまでと変わらず聞いていく。ライブ行くっ。
さーて！もう泣かないんだー！！！