音楽界は会いたい人お迎えしたい方だらけ〜music with you!

文化放送『music with you!』、今週のゲストはOKAMOTO’Sでした。追って書きますが、聞いてくださった方の反応がとっても良かった感じで嬉しかったです。が、個人的にはもっと聞きたいこと、掘れる話があったなぁ、と…それくらいの‘音楽’というものへの造詣の深さを感じる初対面でした。

限られた時間でお話をお届けする難しさはでも、毎週感じていることで。しかしながら無限に時間があればいいインタビューになるとも限らないのだろうし(インタビューに限らずとも、のお話だと思いますが)。

とりあえず言えることは、今、とても幸せな環境にいるということです。そしてこの環境でできることをちゃんとやれない限り、次はない、と。

お迎えしたのは11月のベストアルバムリリースタイミングでしたが、たぶん年末年始にかけて会うだろうな…と思っていたらやっぱりその通りになった、ちゃん里菜こと片平里菜ちゃん。

昨年末の東北ライブハウス大作戦暴年会、3日間で3か所を回ったわけですが、初日に参加→中日は元々決まっていた福島でのイベントへ→3日目に戻ってまた合流、参加 という本当にアクティブぶりを見せてくれたのだけど(同じ東北とはいえ結構な移動距離なのよこれ!)、たぶん本人にとってはそんなつもりがなくて、「行きたいから行っている、会いたい人がいるから会いに行っているだけ」っていうことなんだろうと思っています。

ひとりギターを持って歌う姿は、その姿と声こそキュートですが。根が本当にロックでパンクな人にも好かれるのが分かります。この時、スタジオで「言葉があまり前に出ていかない、言葉は弱い、けど行動は派手(笑)」って言ってたところからも。

そして、「人間として、ありたい」という一言。この日の放送をradikoで聞きながら、里菜ちゃんが語ったことをあれこれ真っ赤なペンで書き残した2枚の紙が今も手元に残っています。こうして真摯(と見えているかは分からないけれど、わたしの中ではそうだった)に一対一でスタジオで向かい合うことがようやく出来たアーティスト。そして、これから自分の力で羽を伸ばして空を飛んでいくであろうアーティスト。この2枚の紙は次回までまだ保管しておこうと思います。笑

本当にね、里菜ちゃんのおかげなところがあるのだよ、わたしも。何と言ってもわたしたちのいっちばん最初の出会いは、石巻での幡ヶ谷再生大学の活動で相部屋になったことだからね(^^)

そんな昨年末に実現したことのひとつがこちら。ディレクターのラブコール叶いましてお迎えしましたAwesome City Clubです!

アパレルのデザイナーもはじめられたボーカル&シンセサイザーのPORINさん(左)と、このバンドの‘発起人’と言っていいマツザカタクミさん(ベース&シンセ&ラップ)のおふたりをお迎えしてお話ししましたが、お目にかかれて本当に良かったなぁ、と心から思いました。それは、お目にかかってお話を聞いたことで、バンドに対するイメージががらっと変わったからです。

そのオシャレ感、それこそご本人たちがおっしゃる言葉だとキラキラしてる感、からはかけ離れたような葛藤や衝突のようなものがあって、でもそれがあったからこそ、この素晴らしいアルバムを作り上げることができたというお話も聞けた(これについては番組ブログにも書きましたが)。

どうしても「イメージ」というものをいろんなものに抱いてしまうけど、それはあくまでイメージにしかすぎなくて。正直、あまりお話が合わないかもしれない…とおふたりに対してわたしが思っていたことも勝手な「イメージ」で、お話する時間が経つほどおふたりが思っていることを素直にお話ししてくださる感じが伝わってくる。心の中で「あと10分、せめてあと10分ください」と思っていました(涙)。

ちなみにこの日は前半・バンドメンバーをドラえもんの登場人物に喩えた話が長くなってしまったんですよね(爆)、備忘として書いておくと→PORINさん;ドラミちゃんと言いたいけどジャイ子/マツザカさん;ジャイアン(単に見た目)/atagiさん;のび太/モリシーさん;スネ夫/ユキエさん;しずかちゃん

…あれ?ドラえもんは…?

「お客さん!」だそうです(パチパチ!)!!

そして。マツザカさんがおっしゃっていたこの言葉は残しておきます。「(マツザカさんの)前のバンドで、MOROHAと一緒にライブをしていた(この日のオンエアでMOROHAの話をしたので)。彼らは熱くて、一本スジが通っている感じ(がすごく伝わる)。でも、僕らだって気持ちは同じで、アウトプットの仕方がMOROHAとは違っているだけだったんですね」…本当に思う、これだけ誰でも発信ができて自分の思いなどいくらでも伝える手段がある世の中。そこで伝わっていることだけが全てではないのだ、と。伝わっていなくても思いや気持ちを持っていて、実際に動いている人だっているのだぞ、と。

マツザカさんのこんな一言も聞けたことが、さらにまたバンドに対して持っていた「勝手な」イメージを払拭して、一気に彼らのことが好きになってしまった、そんなオンエアでした🎶

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