経て、からのー、ここ🎶

台風21号が及ぼす被害が心配です。本日はまだ関東も注意が必要で、わたしもすぐに帰宅しようと電車に乗ったら人身事故で電車が止まるわ、乗り替えた電車は途中駅止まりだわ、こんな日もあるよなぁ、と、まずは無事に帰宅してホッと一息、ってなところです。これ以上の被害をもたらさないことをただ、願います。

さて!

行ってきましたー!!!もう間に合って、最初っから見られて良かった(涙)!!!

わたし世代だと日本のヒップホップはスチャダラパーとかになるのだろうけど、わたしは遅くて完全にこの方たちなんですね。そうそう、CDは本当に買ってました!なんか、自分の中では完全になかった世界でした、『イツナロウバ』とか。昔(だってもう20年とか経っちゃう曲とかもあるらしいんですもん!えぇえ!?)のあんな曲こんな曲のメドレーはもう!もう!って、ホント言葉にならなかったです!

が。すごかったのは、実は、復活してからなんですよね。この曲とか!

‘あの日も あの日も 俺の本気は嘘じゃない’……泣ける!!!

そして、

‘経て、からの、ここ’……これ、まさにこのMVのサイトにみーんな書いてるけど、(キックの)経てからの今がいちばん、カッコいいってどうなの!?ってことなんですよホントに!!!そう、そうなの!それがもう武道館でのライブで十二分に伝わってきましてね!更新され続けて常に、ナンバーワンなことをやってるんですよ、KICK THE CAN CREWは!!!MV見てると年齢不詳ですが?多分みんな40代に入ってるんですよね。なのに(だから?)若い人が聞いたってグッと来るのは間違いない歌詞。

ライブが終わった帰り道、上を向いて歩いてる自分がいました。なんか本当にすごいものを見た2時間でした。ライブで鳥肌立ったのも久しぶり、そんな事実も書いておく。

スーパーオリジナ〜ル♪って歌う曲があったけど、この言葉の組み合わせだってホントすごい。自分が自分でいいってとことんキックは肯定してくれる気がする。「これまででいちばん難しいラップを書いた、間違えたらもう1回最初っからやり直す」って曲にチャレンジしたり(リハーサルでは3回MCUさんが間違えたらしいけど、本番は一発成功!)、かと思えば、ざっくり20年前に青山の骨董通りにあったファミレスで書いたというユートピア、という曲にしたって全く、まったく色あせていない。KREVAさんのソロも好きだけど、この3人はやっぱり最強!って思った。もう本当に、ラップの刻みなんて今の方が絶対にカッコいいもん!そして比較しても、そんなツワモノが3人も揃ってるユニットなんていない!

ちょっとしばらく、キックだけ聞き続けるウイークに突入決定🎶

…という報告をラヂオもりおか・吉田さん(ヒップホップに詳しい)にしたら、吉田さんの返しが上の上を行った。笑。最高!

「でもすごいですよねー、からーの、KREVAの、『存在感』ね!あれ、ガツーンと来ますよね!」

存在感はあっても、決定打がない、代表作がない…ガツーン、ですわ。もうホントに…

もう、キックとKREVAと共に生きます。はい。もっと聞きます!

なんか個人的ビクターロック祭り状態ですね(笑)、奇しくもこちらもビクターさんのアーティストさま!

アコースティック編成のSPECIAL OTHERSを見に行きました!が、この日は絶望的な猛暑…ビールを買ってもすぐに緩くなる…そしてビールが売り切れて長蛇の列になる売店…ただ幸いだったのは、この場所が屋根があるところ。直接の太陽の陽射しを遮ることができたこと。

しかしなんとも、暑さを忘れるかのような心地良いアコースティックのサウンド。ライブが始まったら風もスーッと涼を運ぶように吹いてきた。自然の演出も素晴らしい(途中、眩しく差し込む西陽すらも)。

しかしこの日は演奏の合間のトークが冴え渡っていまして、「スペアザってこんなに面白い人たちだったっけ?」ってほどに笑いました(マジで!)!「今年のスイカは甘くてうまい!」「東大はこの近くなの?」ってなトピックで、これだけ見ても何も面白くないですがトークの広がりが素晴らしく!からーの、演奏に入るとアコースティックならではの形態で、プライベートでくつろぎながら生音に戯れられるかのよう。ピアニカの音も愛らしい☆

ライブ終わりの上野。どんなに暑かろうが、夏は確実にさよならしてるのが雲だったり夕暮れだったりから分かる。今年の夏、記憶に残るライブになった。それくらい素晴らしかった。アコースティックが初めてなら、スペアザ自体も久しぶり。アコースティックでないバージョンだとどうなのか、今のスペアザを改めて感じたいと思った。

たまたまライブは、色白な可愛い女子(ホントに!/でもスペアザのファンはオシャレさんだったり素敵な方、本当に多い!)がわたしの横で見てましてね。後ろにこの女の子を誘った男子がいまして。つーか誘ったなら隣で見ればいいじゃん(自由席だった)!って感じでなんなのこの距離感?って感じで、ビールを何回か自分の分を買いに行っては、その女子にも渡して「すみません」なんて言ってて、もうこっちは「なんなんだ!この初々しさは!」と間にいてムズムズしてまして。で、そんな時でもピッタリなんですね、スペアザは(笑)。

素晴らしいライブが終わって彼はその後の飲みとかに誘ったんだろうか。「誘ってくれてありがとうございます!」「いえいえ」「ビール代、払います」「いやいや、いいです」「え、困ります…」とか財布を出してやり合ってるのを横目にわたしは去りました。ホントはどうなるかしれっと見てたかったんですけどね。あまりにも甘ずっぱい感じで、邪魔かなぁと。全く知らない第三者であれど、久々でしたねこういうの。そういう意味でも、記憶に残る日になりますね(^^)

せっかく上野に行ったので、ライブ前にレオナール(藤田嗣治)の展覧会を見に行きました♪

が、良きライブの記憶にかき消されてしまったところがある…(笑)

会場で配られている朝日新聞の、この展覧会に向けた号外にはこんな見出しがあります。

『私は、世界に日本人として生きたいと願う、それはまた、世界人として日本に生きることにもなるだろうと思う(←現代語に書き変えました)』

女性の白い肌は、もうそれだけで素晴らしいものなのだと(自分で言うのも何ですが、わたしも昔は色白でしたが、フェスに行くようになったのと加齢(爆)で、すっかりどこかに行ってしまいました。もったいない)。フジタの絵は教えてくれる。でも誤解ないように書くと、それが史上であるわけではない。黒人のマリア様だってフジタは描いている。素晴らしさ、美しさにはいろいろなものがあるとフジタは教えてくれているような気がした。

そして今回の展覧会が良かったのは、フジタと言えば乳白色、女性画、というイメージだけではない絵の展示がちゃんとあったことですね。中南米に行った時には描く女性が全然違えば、キュビズム的な要素の絵を描いていた時代もあったり、宗教画(レオナールというのも洗礼を受けたからなんですね)や、はたまた、日本の景色などもちゃんと描いていたこと。あとはおかっぱ・ちょび髭の自画像も時代と共にいくつか描いてきてるのが見られたのも面白かった。会期中にもう1回行きたいな、と久々に思える展示でした。「史上最大級の大回顧展」との表現にも偽りなしだと思います!

 

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