アスリート・ビジット〜田野畑中学校編〜

今回はワガママ言いまして直接現地入りを許してもらいまして。

7月2日(月)。宮古駅から、こちらに乗りました!

ひっさびさの三陸鉄道!

面白かったのは、三鉄ってトンネルも多いのですが、まっすぐな線路も結構多くて。どんどん、どんどん。トンネルの入り口の明かりがきゅーっと小っちゃくなっていく。最後にはお星さまのような小ささ。これ、何度か体験できるのですが見てて全く飽きない不思議。

それと、もう2年前になるのですが。岩泉の水害の爪痕が今も至る所に残っているのを見ることができます。川沿いや山沿い、倒木や手つかずになっている痕。しかしながら、過疎化やら人がいないという理由で復旧がなされることは近くないのだろう、たぶん。

およそ1時間の道中が珍しく立ちだったのだけど、景色を見たり考えさせられたりしてあっという間でした。

「カンパネルラ田野畑」駅。ここで降りたのは、台湾からの観光客3人とわたしだけ。のどかな時間と風が流れる。

駅構内にある喫茶店でひとやすみ。なんでも、台湾ドラマ?のロケが田野畑であったのだと聞く(調べてみたんだけども特段、情報が出てこない。残念)。以来、台湾や中国の観光客、しかも一人旅の女性も多いと。ちなみにこの日台湾からいらした方は北山崎という車で15分程度で行けるのかな?海岸沿いへのタクシーツアーを予約していた。現代のテクノロジーに感謝ですな、10年前だったら言語も通じないようなこの場所には旅行できなかったような気がするもの。

さてさて。こちら日本語で、予約したタクシーが時間になってもやって来ない。あらら。喫茶店のおかみさんが電話を入れてくれる。

程なく到着。からーの、運転手さんが、

「すみません〜!!!シカが飛び出してきまして〜、車にぶつかってしまって〜!!!」

え!!??こんな日中に!!??

ちなみに、ぶつかったのがニホンカモシカの場合はすぐに行政に連絡を入れないといけないのだと。運転手さん曰く「間違いなくあれはニホンカモシカではなかった」とのことですが、ニホンカモシカって天然記念物だよね!?田野畑にはいるんだ…(^^)!

サントリー社の活動として、岩手/宮城/福島の沿岸部の小中学校を回るアスリート・ビジット。今回も岩手の車椅子バスケチーム・ラッセル岩手の選手と共に。今回は選手もお休みが取れたりして個人的な史上最多の11人の選手が参加してくれました。練習中の一コマ♪

スタート前の挨拶。校長先生がおっしゃっていた言葉が素晴らしかったなぁ。

「とにかく、いろんなことを感じてください。いい感想文を書こうとか(提出が求められたらしい)、こんなことを書こうとか考えて臨む必要はありません」

歳を取れば取るほど、最初からそういう前提で臨むことが多くなる気がする。「こうだろうな」という既成概念も持ちやすいというのか。でも、フラットな気持ちで、その時その時で新鮮に物事を感じられる自分でいたいなと改めて思うような校長先生のお言葉でした☆

田野畑中の生徒さんはおとなしい印象でしたが、ラッセルの選手のマジ試合を見ているときの「はっ」「あぁっ」っという嘆息にも似た声の大きさがすごくて、とにかく、いろんなことを各々が感じてくれただろうなと思っています。

ラッセルの選手とも馴染んできて帰り際にあーだこーだ話もして、「またね!」と元気に言って別れました。彼らは自分たちで(分乗して)車に車椅子などの道具も積み、運転もする。そんな彼らの日常を目の当たりにすることができるのも、わたしにとってはすごい大切なことで。ありがたい機会なのです(^^)

今回は盛岡に帰ってきてから初めて、スタッフお疲れさん会で軽くビール。このビールがまぁ美味しかったことと言ったら♡

(写真はお土産の、宮古のパン。かわいいでしょ。でも地元の人にとっては普通なのが、消費期限のシールの貼り方ね。笑)

 

…なんて話にも花が咲き♪

きのうは、アスリート・ビジット、スタッフチームで飲み会@渋谷!つうことで、我が大将も参戦(爆)!

おなじみ『イワテバル』に行ったら、岩手出身のグループが声をかけてくれたよー!イエイ!みんな文化放送、聞いてくれるってさー🎶そんでもってこの1人は近くの飲食店にいるらしく、今度そこで飲むわ!と交流の輪が広がる広がる!

人の笑顔が見られるのはやっぱり素敵。たまたま出会った同郷人はみんないい顔してるな!

いつもいつも笑っていられないことばっかりだけど、でも、笑えるときは笑いたい。笑い飛ばしたい。そんな体力もある自分でいたい。アスリート・ビジットは、そんなことも思わせる。生徒たちの無邪気な笑顔が、田野畑中学校でもいっぱいあったことも書いておきます。サントリー社の素敵な社会貢献活動だと改めて思う、関わらせていただいていることに本当に感謝だし精進します(^^)!

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