てっちゃん。

そう呼んでるのは、たとえこの先どうなってもたぶん変えられないから、そのまんま、そう書きます。

てっちゃん、とは、岩手在住のシンガーソングライター・松本哲也氏のことです。

最初にどういう形で会ったかはもう思い出せませんが(それぐらい古いね)、栃木で番組をやっていた時にもゲストとしてお迎えしたことがあるなぁ。懐かしい。その当時の写真とか探してみたんだけども、まだケータイにカメラがそんなについてない頃だったのかなぁ。出てきたらお宝(笑)だからちょっと探ってみるー!

かつて所属していた、ワーナーミュージック。時を経て、同じレーベルから、今年、再デビューを果たした。

こういうの、夢があって、いいよね。30半ばにして、そして、ふるさとの岩手を拠点にしながら、メジャーからの音源リリース。今やメジャーもインディーもないし、メジャーだから何だ、ってのはあまりないかもしれないけど。何というか…てっちゃんに関しては、違うと思うんだ。‘メジャー’にいることの意味が、すごく。あるように感じる。

てっちゃんの、いろんなことを知ってる(つうと意味ありげでイイよね。笑。まぁ酔っぱらった時の話です主に)し、それはどうなんだ?って思うこともある・あった。実際、本人もこれまでのことを書きすぎてるぐらい赤裸裸に書いたりしてるし(その本のリンク、下に貼りますね)、そもそも…なんというか、嘘が下手なオトコなんです。笑。

一人のアーティストとして、松本哲也が歌うこと、に対しては。応援し続けたい、と。思っています。どんなことがあってもね。だって嘘が下手なんだもん。いろんなことがポロポロ剥がれやすい(笑)。だから、悪い人間だ、と思えないんです。仮にこの先、何か悪いことをしたとしても、きっと変わらないと思う。そんな人間が、歌う、うた、だから。

 

てっちゃんに関して。去年のいしがきミュージックフェスティバルの面白ネタも書いておくと。

ヒダカトオルとフェッドミュージック(当時)・日高さん&Hawaiian6・ハタノさん、ステージ袖に来て、てっちゃんのステージ見ながら。聞いてきた。「ちえぞう、松本さんって、すっごいワルだったんでしょ?メッチャ悪かったんでしょ?」…モチロン、「そーなんですよぉーその昔は」と笑顔で答えておきました(^^)

非行やら悪行からてっちゃんを救ったのも音楽だった。それから、いつでも歌がそばにあった。

でも。

てっちゃんが、歌えなくなった。2011年3月11日を境に。

 

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津波があった沿岸部へ。考えるよりも、動いた。行けばなんとかなる、ぐらいの勢いで。いろんな物資、もって。寒い日が続いたけど、汗をかきながら必死で動いていた。

その足で。FM岩手に寄ってもらった時の一枚。震災から2週間くらい経って、じゃないかな。現地の様子を教えてもらった。

分かるでしょう。ヒゲは伸びっぱなし、髪もボサボサ。でも、ワタシ。この時にしては珍しく笑ってる一枚。笑ってる、っていうよりは。起こってしまったいろんなこと、が。やっぱり現実なんだ、と。思えた時の、証拠写真なのかもしれない。

少しずつではあるけれど、娯楽のようなもの、も。必要とされてきた。ラジオで音楽が流れはじめたのと同じように。

そして。てっちゃんも歌うようになった。けど、支援活動のほうが圧倒的に多くて長かったんじゃないかな、歌うこと、以外の。

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これはちょうど震災から1年くらい経って(なはず)。大船渡に行った時に偶然、ショッピングセンターで歌う、てっちゃんに遭遇した。

いろんなことに迷っていたような印象を受けた。あんまり長話はできなかったけど、そんな印象だけは、うっすら覚えてる。

大船渡。てっちゃんが少年時代を過ごした、養護施設がある土地。いろんな迷惑をかけたり、お世話にもなった方がたくさんいるであろう、そんな土地。

震災後、いの一番に飛んでいったのも、そんな。てっちゃんなりの理由がある。

そうやって、この2年を過ごしてきた。今のてっちゃんには、その前とは違う、歌の魅力があるように思う。ことし1月にライブを見た時、感じた。

日本語を大切に歌っているのが、しみじみ伝わったの。

なにか、大切にしたいものが見えたんじゃないかな、いま思えば。いろんな、これまでの全てのことを通して。

そして、これまでのことを。決して否定したり隠したり、そんなことも何もしない。相変わらず嘘をつくのが下手だけど、歌に対する‘なにか’は、変わった、きっと。

今年アタマ。盛岡の仲間が東京でてっちゃんを囲んだ。ちえぞうかけつけた時にはもうみんなベロンベロンだった。笑

みんなも、てっちゃんに、さらなる夢を、賭けている。こうやって、メジャーという舞台に戻り、そしてさらにもっともっと多くの方に、歌が届く日、を。それが、たとえ年をどんなに重ねようと、も。

…そんな日が、きっと来るんじゃないか、って。思ってる。いい年になって、そう思って、何が悪い?

ここだけバナシ、もう1つ書くと、ね。

再デビュー前、盛岡のライブハウス・クラブチェンジ黒沼親方(写真・左)と、てっちゃん、ケンカしたらしい。「もうオレは関わらないから」って、年末に相当、親方が怒ってたんだけど、そんなのも。年明けには解決してた。だからこうして写真に写る。

オトコノコが羨ましいと思った。こうしてケンカができること。理由はわかんないけど(そしてもはやどうでもいいしね)、そして、また、それまで以上に強い関係が築ける、ということ、に。

 

久しぶりの、盛岡でのワンマンコンサートはいよいよ今週末。18日(土)@盛岡市民文化ホール⇨詳細コチラ、の、リンクを見てもらえば分かるのですが。このコンサートの実行委員会事務局はライブハウスのチェンジなんだよ(笑)。ほら、ケンカしようがなんだろうが!いや、ケンカしたからこそ、かな!

ワタシが言葉にしたい‘なにか’が。きっと伝わる歌が聞けると思う。是非、聞きに行って(^^)

 

この本です。赤裸裸です。いろいろ。この本を出した頃、またメジャーデビューなんて時は来ると思わなかったですよね、誰も。

 

この曲だけは聞いて欲しい。この曲だけは。歌に向かう気持ちが十二分すぎるぐらいに伝わってグッとくるから。

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