騎馬武者ロックフェス2018〜その3

そうそう、もう一っつね。騎馬武者に関して。

実行委員の鎌田さん、ボランティアで頑張ってくれた若い子たち、『まゆたま』の3人組やシンガーソングライターのイシワタケイタくん。そしてそして前に書いた、『太陽ドラム』を率いた元ブルーハーツの梶さん、などなど、みんなでパチ☆

梶さんに、太陽ドラムの時のお客さんすっごく楽しそうでいい顔してましたね!ってお伝えしたら「そうでしたか〜じゃあ、良かった!」と。梶さんほどの方でも、あの時はあの場の演奏で必死なのが正直なところだったのだそうです(多少の照れもあるのかもしれませんが^^)。

出演者のケータリングが今年もまぁ〜立派で(鮪の解体ショーも行われる謎。爆!)、そこでそのまま打ち上げになったのですが、本当にお天気に恵まれたので夜になっても外で飲むのがとっても気持ちいい感じでした。この時の三連休(9/22〜24)のお天気には感謝しかない(けど、この週末の台風・通称「チャーミー」には泣かされましたけどね←予定を一つ断念した人)!

そうそう、「実行委員の鎌田さん」なんて名前が出たので、ちょっと振り返ると。

騎馬武者ロックフェス当日が朝早かったのもあり、前日に南相馬へ。

到着が遅くなったのですが、でもまだ「1杯飲める時間だぞ?」と思い、実行委員の鎌田さんにダメ元で電話…で、前日の設営も無事に終了してもう帰宅しているとのことで飲みに連れて行ってもらった(笑)!

今年はいろんな場所で会ってる人だからね。「ちえぞうはさぁ、仕事の仕方がいいんだよ〜、そのまんまでこれからも、よろしくね」って。2人で飲むことは初めて?か?

そんな鎌田さんもそうだし、南相馬(およびその付近)に住む実行委員が、本当に頑張っているのがこの日、短い飲みの時間でも良く、分かった。

騎馬武者ロックフェスは、実はある海外アーティスト(超大物)に来てもらいたいと頑張っている。「でもさ、それが日本語の熱いメッセージでメールするんだぜ…アホでしょ!英語に訳すとか、せめてそれくらいしないの?ってのがまた、いいよね!」…ケータリング担当・萬福食堂マスターに聞いては大爆笑してるお話。実行委員を知らないと伝わらないだろうけど、でも、実直でまっすぐで、気持ちは熱っつい人がいっぱいいるんだよね、本当に!

いつかそんなことが叶うまで、オラもがんばっぺ(^^)!

ひとあし早く鎌田さんを帰し、1人になったわたしを囲むようにお店の方々が話しかけてくる(はいモチロン初めてのお店です!)、「明日はキバムシャですか!」「俺も学校じゃなきゃ行きたいのになぁ〜」「これ、俺からのサービス(←わたしが持っているジョッキがまさに)!明日がんばって!」「お腹空いていざという時はこのお菓子、食べて!」…騎馬武者の実行委員、半径5メートルの景色がこうしてちゃんと、あったまっているのを目の当たりにする。

震災後にはじまったフェス。そんなフェスが、年に1回でも、あるということ。それがたまたまこのお店で会った方々だけの思いだっていい。逆に言えば、たまたまでもこのお店で会った方たちには、フェスへの思いというものがある。それが、そのことが、すごいことだもん(^^)!

明日ボランティアするんです〜って寄ってくれた若者たちとも。翌日、騎馬武者の会場でもちゃーんと会いました🎶

嬉しいね、南相馬から、また広がるご縁。チーム東北!

今度ゆっくり、南相馬に遊びに行きます。このお店にモチロン行きます!し、南相馬に行ったらこちらへゼヒ→「ヒコベー」というお店です!!

(写真はイシワタケイタくん/シンガーソングライター/MUSHAステージトップバッター/右から2番目 に拝借!わたし横から→木下くん(locofrank)→花男くん→ケイタくん→KIBAステージMCのナシモンさん)

さてさて。騎馬武者、当日のお話に戻します。

MUSHAステージのMCは、それこそ臨機応変スタイルで。アーティストさんともやりとりしながらアーティスト紹介をしたり、もうアーティストさんにお任せ!だったり、その辺がなんとなく分かるのはこうしてフェスの現場を色々と担当させてもらっているからだとすごく思います。

で。

MUSHAステージ、トリを飾るのは花男くんでした。

花男くんとは、前身バンド・太陽族からの知り合いだから、いつ知り合ったのかもう覚えてないけれど。ひとりの歌い手になって、花男くんの歌は胸をえぐるように、それはたぶん花男くん自身の葛藤も加わっているから余計に、だと思うのだけど、それが良くて本当に泣けてしまう。

そしてそんな音楽リスナーは、わたしだけじゃないんだよね。そして南相馬で、『みんなの花火』…みんなで花火、1年に1回でも。街を離れた人でもこの日だけは南相馬で、日々忙しくしてる方もこの日だけは家族や大切な人と、いや1人でも。花火が上がる空の下集まろうぜ、って。

先頭を切ってやって来たのは誰でもない、この花男くんだ。

花火の前に、MUSHAステージで歌う、そんな花男くんのことを紹介しよう、と。ステージに上がったんですが…あんまりないことなんですが、花男くんについて話そうとしていたことが、スコーンと飛んでしまいました。

それは。

ステージから見えるお客さんの顔が。本当に、本当に。花男くんを待ってる!という顔、そのものだったんです。

あぁ、花男くん。幸せだねこれは。花男くんのトリを盛り上げるべく上がったステージでMCがグッと来てしまいました。

そして花男くんのステージは、これまで見た中でいちばん、いちばん素晴らしかった!!!ただ、その一言に尽きます。すすり泣きや涙がいっぱいあった。でも、それは悲しい涙ではない、この先に繋がる涙だった。

アンコールは演らない、という花男くんに「お客さん、待ってるよ。時間もある!」と言ったら、「よし!」と、ステージに向かった花男くん。花男くんだって、あのステージに上がることは戦いだったんだね。ただステージに上がるだけではない、花男くんなりの戦いがあったんだ。

そしてわたしは、花男くんのアンコール後もマイクを持たせてもらって喋った通りです。

「さっき、わたしが言いたかったのは、花男くんは‘ミスター・騎馬武者’だって。そう紹介したかったんです。そう言って、いいですよね?」…最高の拍手が、ステージを降りた花男くんにも確実に聞こえていたでしょう。

いま思い出しても震える瞬間。だから、フェスの現場はやめられないんです。

 

きっと、来年も。南相馬で、騎馬武者で。お会いしましょう、みなさま(^^)

そしてスタッフ、実行委員のみなさま、本当に素晴らしい機会をありがとうございました(^^)

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