東日本大震災後にスタートした、「ありがとう」の気持ちを伝える、そんなフェスティバル。
大槌町は、行政のトップである町長も震災で命を落とした町。岩手県庁から出される情報も、山田町、陸前高田市、そしてここ、大槌町が。ことごとく、なかった。「壊滅」という文字だけがあった、山田と陸前高田。それに近いような、情報なんてほとんど入って来なかった市町村の1つだった。
克明な記憶と、曖昧な記憶と。
震災の翌年、2012年の1月だったはず。大船渡に行った時…あれは、佐々木龍大くんとSディレクターと3人で沿岸部を回った時。初めて、大槌の方たちに会った。その方々がのちに「ありがとうロックフェスティバル(以下、ありフェス)」実行委員になる方たちなのだ、実は。
なんか底抜けに明るくてすっごくフランクに挨拶をしてくる方たちで、悪く言えば「礼儀とか知らないんじゃないの?」って思ったほどだった。笑。そんなわけで第一印象は個人的には、これまでに会ったことのないタイプの方々で、あんまし良くなかったんです(爆)。
そんな出会いから、5年。まさか、自分がこうして、大槌の方々にも迎えてもらえるなんて。自分から、また大槌に行きたい!なんて、思うようになるなんて(^^)!
すべてが手作り、お手製のステージ。入り口からなんか、ほっこりしてしまう。はっきり言うと、手作りにしては本当にセンスがいい。ロッキンの装飾にも負けないほど!
タカハシチエ、初めての、ありフェスは朝も早よからスタート!
新沼ボスの車に乗っかり朝の8時前に会場イン。「いしがき(ミュージックフェスティバル)の入り時間より早いわ!」なんつって笑う(実際のところ、いしがき〜もだいぶ早い時間に入ってますけどね/新沼さんの店舗も毎年、いしがき〜に出店してます!)。
今回、まずは!
新沼さんのお店(海山という大船渡のお店)とタッグを組みまして、この日の出演アーティストでもある、SAとのコラボレーションメニューの販売!
(ちえぞが描いたポップを読んでね!)
ほーい。ちくわが見えますね!
試食第一号は、いしがき〜運営委員長でもあるゲンちゃん。「いいね〜!」とお墨付きいただきましたん(^^)!
朝の9時にスタートするフェスは、最初のうちこそ人出は鈍いものの…
おや!?
ホントに来てくれたんだねー(^^)!
前日、大船渡のライブハウス・ケセンロックフリークスにライブを見に来ていた音楽好きたち!!!
ちえぞの横にいる、ケンくん(名前覚えたよー!)は。ずーっとラジオ聴いてます、って。この前のパワーストック(宮古)で声をかけてくれたんだ。嬉しかったよー!しかしながら…
ちえぞと顔見知りとかになってしまうとだね…
手伝わされる件(笑/さすがFM岩手リスナー、Sディレクターのこともちゃんと知っていたので記念撮影! )!
この後、ワタシはお店にいたりいなかったり、そんな怠惰な店員だったのですが(さーせん)、ケンくんが声を出してずーっと販売してくれた!そんなわけで、ライブのトリを飾るSAのライブの頃には、準備していたコラボレーションメニューの材料は全てなくなってしまい、ついには売り切れ(やった)!新沼ボスもびっくり!
(ツイッターでメッセージをくださった方も本当にありがとう!昼、夜、お土産と3つ買ってくださった方や、今度は声をかけます!とか。是非是非、これからも音の鳴る場所で会いましょう!)
おい…おぬしも、きのう大船渡でも会ってるよな…!!!
やっぱりこうして、音の鳴る場所で会う人っているんだー!ちなみに彼は、今年のケセンロック会場に「ウニ」を大量に差し入れしてくれたのだ…!サンクス^^
(そして左側に脚がすらっと長い赤いシャツを着ている方が…そうです!SAのTAISEIさん、つまりは今回のコラボレーションメニューを考案してくださったアーティストもちゃーんと、お手伝いに来てくださいました!嬉しス!!!)
ありフェス総合司会・サッキーもフランクを食べに来たり、
locofrankスタッフ・古米くんもやって来た!そしてこの日はロコフランク公認で、フランクを「ロコフランク」というネーミングで販売(爆)!
SA、大好きなセンパイたちです。ギターのNAOKIさんとサッキーとパチ⭐︎
どんな場所でも環境でも、いつでも100パーセント以上の力で「SA」を見せてくれる。この日もしかり。
人なんだ、やっぱり、人なんだよね。NAOKIさんもね、ライブ後にそんな話をしてくださった。大槌の人たちがこんな人たち(っていう表現にとどめておきますが)で、好きで、毎年、来ちゃうんだよね、って。
ワタシは、そんな風に思ってくださる、気持ちを感じられる、SAのメンバーとチームが大好きだ。いや、もっともっと、好きになってしまった♡
人の気持ちは、お金やらしがらみやら、いろんなものをあっさりと、簡単に超えていく。ありフェス、見せてもらった。そんなことを。目の当たりにした。
(つづく)