大人の言うことを聞け☆

なかなかに含蓄あるNakamuraEmiの曲が耳にとても残る☆

世間は卒業シーズン。そんな時期に、我が師に立て続けにお目にかかる機会がありました。

渋谷109前で待ち合わせ。もしかしてオドオドしたりしてるかな?不似合いな場所にいるところを激写してやろう(ウシシ)…と、待ち合わせ時間前に張り込み。

時間過ぎてるけどな。先生、まだかな?

ん??

なんか…

怪しい人が近づいてくる、ヤバい。これは場所移動しよう。これマジ目つけられてるっぽい…

………先生のほうが一枚、上手でした。

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このお姿なら不審者と思うのも仕方ないでしょ(笑)!

ワタシが大学生の時に学生バイトをしていた、日本テレビ・ズームイン!!朝!(あの当時の番組)の放送作家、Y先生です(隠す必要もないでしょうが。笑)。蜷川幸雄さんよろしく、灰皿が飛んで来るんではないかと思うような現場でした…バカもの!バカもの!何度言われたことか。笑

この日もお連れする場所にストレートにたどり着けず、まず「バカもの!」と言われる件。でも、「今日は‘バカもの!’と言われるために来ました!」と返すオレ。少しは成長しましたかね(してないか)?

でもあの時の経験が確実に今のワタシを作っているわけで。「書き言葉ではなく、話し言葉で」を徹底的に叩き込まれた。ラジオの仕事をはじめて、ニュースをすぐ読まなくてはいけない時だって、新聞を読みながらすぐ話し言葉に変換できる。鍛えられたと思っている。

そして。「現場第一主義」なスタンス。何か大きな事件や事故があった時には、キャスターのトメさん(福留功男さん)共々、スタッフも現場に飛んで朝から生放送をした。残念ながら今や、そんなテレビ番組はないのではなかろうか。地方局と中継を繋ぐスタイルも皆無に等しい。時代が変わったとか、それでは視聴率がとれない、とかそういう理屈はあるのだろうけど、芸能ニュースの繰り返しを朝から誰が見たいのか。

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渋谷のど真ん中にあるイワテバルに行きまして。サービスで泉金酒造(岩泉)の「結の香」をいただく(結の香についての説明はコチラにゆだねる)。マスターの佐々木さんも岩手・釜石出身。新鮮な岩手のホタテを使ったアヒージョに舌鼓を打った♪

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この日、先生のお気に召した(こんな写真のお顔でも)のは「わしの尾」。八幡平のきれいなお水で造っているのもあると思うんですよね、おいしさのヒミツ。そしてこの銘柄はなかなか、関東では飲めるお店はありません(基本的に地元流通のお酒だからね)。

そう。「現場第一」だからこそ。先生は震災後、お電話をくださり、岩手の沿岸部をいっしょに廻った。あれから6年経つのに、おまけに齢60を過ぎても(失礼な)、先生の記憶はあの時に飲んだ銘柄も含めて鮮明で、それに比べてオレときたら「そうでしたっけ?」とか言う始末(そして「このバカもの!」と言われる始末)。

あれから、6年。今年の夏は先生を岩手にご案内する約束をしました。今を、見ていただきたい☆

6月11日(日)、宮古でPOWER STOCKが行われます。第一弾アーティストの発表ですでに豪華ですが、このタイミングで岩手の沿岸部に来るのはいかがでしょう?かなり先生にとってはにぎやかな音楽ですが…と言ってみたら、意外にも乗り気だった件(爆)!「オレはね、あれだよ!ビートルズの武道館だって1列目で見てるんだからね!◯×○×………」…もうですね、書けない話がいろいろなんです。‘先生’とは呼んでますが、若い時には、そりゃあもう…いや、今もか?笑笑笑

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「あれ?ちえさんですよね?」…とある人物(岩手出身)のウエディングパーティでご一緒した方々がたまたま隣り合った件(爆)!イワテバルすげーな!!!そんでもってこのメンバーで最終的に飲むの巻。岩手バンザイ!

(余談ですが、前にちらっと書いた、誕生日がまさに同じなのがY先生です。ふふふ…)

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大学時代のゼミナールは、まさに。リベラルアーツを実践する先生のもと、過ごした2年間でした。ワタシは葛田ゼミ2回生ですが、約20年間、先生がゼミ教員を務められて後半は法学部全体でも上位に入る人気ゼミになったそうです(かなり年下の後輩が教えてくれた)。「ワタシの時なんか、どうにもならない人間ばっかりいたはずですけどね」と、この日も遠慮なく言ったら「まさかまさか!」と後輩が。にこやかに笑いながらやりとりを見る先生。ただでさえ、労使系のゼミなんて人気なんか出ないのだ、ちょうど労働組合なんてのも下火だったりなくなってきてるご時世、そんなのを専門にした人間なんて企業側もまだ難色を示した時代、でも、そんな時代でも確かに。ワタシの同期もそれなりに、ちゃんとした会社に入った人間が圧倒的に多い。

先生がいろんな方に会わせてくださったり、ゼミナールの授業に講師として呼んでくださったり。つまりは、企業に有益な人材となるにはどういう考えを持つべきなのか、どう考えていけば良いのか、そういうことも教えてもらったのだ、と思う。教科書なんてなかった、直接聞くお話や、直接どこかに出向いて見聞きすること、それを大切にしてくれたゼミナールだった。

つまりは、Y先生もスタッフだったズームインのチームのように「現場が第一」を。ゼミナールでも教わっていたのだと、この年になって初めて感じた☆

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ゼミの後輩のお店へ。吉原にあるお寿司屋さんです。吉原の歴史、江戸の大火についての話も交えながら。そして、歌舞伎の世界に造詣の深い先生のお話がこれまた興味深く。きっと大学時代や卒業してからも聞いているのだろうけど、今になって少し理解できたというのか。歌舞伎、見に行ってみようと思った(先生に連れてってもらおう)!

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あれこれあれこれ出てくるお料理に最終的に写真なんか撮れませんでした。生きた車えびなんて初めて食べましたわよ!

シメの「赤寿司」がまたおいしいのだよね、これが(写真ナシ)。なかなか関東では食べられない赤寿司!

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あっという間の時間だった。先生には、いつまでお世話になり続けるのか。いや、一度くらいは。またがんばろうと思った。

先生がお話ししてくださった。「チエちゃんがちょっと特別だったのはね、学生時代から自分で働いて、まっとうな対価を得るということをちゃんと実践していたんだよ、あの時から」…というようなことを。もっとスマートに先生は表現されておられたのだけど(ほらやっぱり今ひとつな記憶力。苦)。先生がそのようにワタシのことを見てくださっていたのは、嬉しいを超えて、誇りだ。葛田先生、先生のゼミナールで学べたことを、在籍できたことを。この年齢になって改めて強く、なんて素晴らしきことだったのだろうと思っています。

師は、いくつになっても、いつまでも、師。そんな師に巡りあえた自分の人生。幸せなことであります☆

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