すべらない話

ぶら～っとタワーレコードに行ってしまったらしれ～っとFreeTEMPOの最新コンピレーションが視聴できてぼけ～っと聴いたらやっぱいいじゃんってことになって買ってしまったのだけど、
一曲一曲を見るとほとんど持ってるのよねその音源・・・MONDO GROSSOの曲なんて美しいピアノイントロを飛ばして収録されてるコンピなのに買ってしまったオレ・・・★
でもいいんだ。こんなステッカーもらったから。

（注・FreeTEMPOのCDジャケットと重ねて撮った写真です、ステッカー自体は黄色い部分のみです）
「すべらない話」メンバーではケンドーコバヤシが好き（＾＾）
あの張りのある声がイイ♪
今までの話の中では千原ジュニアの“キョンや～”って話が好きです。
（見てない方にはまったく分からない話でスンマセン）
先日放送された回では、キム兄（木村祐一さん）が「クルマ屋のキクチ」の話をしていて、
ワタシも夜な夜な繰り返し見てしまいましたが。
ここで、
キム兄ふう、ちえぞうの“すべらない話”！
大学2年～4年まで、日本テレビでバイトをしていたワタクシ。
早朝シフトだったので、朝の3時50分にタクシーのお迎えが来て4時20分到着、4時30分から仕事開始。
って流れでした。
あの日もいつも通り、「家の前に到着しましたよ～」というタクシーさんからの電話連絡をもらい、
家を出て、タクシーに乗り、ぶぅう～んとタクシーが動いた途端。
朝早いんだもん。その日もご多分にもれず、寝てしまったわけです。
運転手「着きましたよ」
ちえぞう「あ、すいません（慌てて起きる）」
が、
あれ？
景色がいつもと違う・・・明らかに違う・・・
ちえぞう「ここは日本テレビですか？」
運転手「は・・・（沈黙）」
運転手「すみません・・・ニッポン放送に来てしまいました・・・すみません・・・」
どぉしよ。今から向かってもらっても遅刻だわ～・・・寝てしまった自分が悪いんだけど・・・（どうしていいか分からない自分がいた、お金を余計に請求されても持ってないし、とか。とにかく寝ぼけてるからね）。
ちえぞう「とにかく、日本テレビに向かってもらえますか？」
運転手「ふう・・・・・・・・」
そして運転手さんから出た一言、
「私、自殺しようと思ってるんです」
えぇええええええ！！！！！！
何を言い出すんだこの人は！！！！！！
車は動き出す気配もない。ハンドルを握ったまま下を向く運転手さんは重ねてこう言った。
「私、どんな仕事しても向いてないと思うんですよね・・・」
巻き添えになってニュースになったらシャレにならん。
ちえぞう「あの・・・ワタシもうまくいかないことばっかりなんですよう・・・就職活動してるんですけどちっとも内定もらえないし、希望の職種なんて全然就けそうにないし、その・・・（もう何を話したか詳しくは覚えてないが、就職活動でのイヤ～な話をまくしたてた。とにかく、行きずり殺人とか、ネガティブなことが起こらないようにするのに必死だった。自分がニュースになったらシャレにならんだろー、ってことが頭をよぎるんだよね）」
すると運転手さんはくるっとくるっと後ろを向いて、ワタシの目を見てこう言った。
「人生、甘くないんですね！」
そしてメーターを上げずに車は日本テレビに向かって走り出した。あの当時37歳の運転手さんは、バブルが弾けて大変になりはじめた頃に職を変えタクシー業界に入り、家族を養っていかねばならないこと、子供のために死ねませんよね、と、人が変わったように話しはじめた。
あの運転手さんは今、何をしているか分からないけれど、元気でいてくれればそれでいいと思う。年は40代後半にさしかかっているハズ。
ちなみに。タクシーを降りた後、完全に遅刻・・・今の出来事を遅刻の理由として話すべきなんだろうか？でも朝っぱらでみんなピリピリしてるとき、こんな話も聞いてもらえんしなぁ、と、どんより仕事場に向かったら、
そんな時に限っておエライさんは飲みすぎで来ておらず。おとがめなし（笑）。
いつの日かすべらない話に出られる時があったら、キム兄ばりに、このヒューマンな話をしたいと思ってマス♪