世につれ、世は

さてさてきのう。

行って来ましたークリムト展。入場までに30分、ってのはまず仕方ない。で、大変だったのが中に入ってからもね…(~_~;)もんのすごい人、人!せかせかせずぶらっと見たいイメージだったので、17時すぎたら人の波も落ち着いた(17時半閉館だから)のもあり、会場2回回しで見ました。笑

ウィーンで新しい芸術の風を吹き込んだクリムト。生涯独身のはずが10何人も子供をもうけていた事実とか(驚)、いちばん恋に落ちた人が身内に近い(弟の嫁の妹とかだったか)とか、私生活でも「へー」と思いつつ、芸術家はやっぱりそうだよなーなんて腑に落ちたり。

目玉のひとつ『ユディトⅠ』なんて恐ろしいですよね。メチャメチャきれいでリアルに描かれた女性が手にしているのは男の切り落とした生首とか。男は女で人生狂わされるって昔からなんですね。笑。しかし絵のモティーフもさることながら、金という彩色を使った絵が素晴らしい。

ウィーン分離派(説明は略)のメンバーだったクリムト。分離派のスローガンは今の世の中にも通じるものがあるような気がします。『時代には、その時代にふさわしい芸術を。芸術には、自由を。』

1900年代の頃、ジャポニスム・日本の文化(浮世絵とか)も積極的に目にしていたというクリムト。その影響を受けているであろう、という絵もそういう見方をすればなお面白かったです。

あとはこちらの助けも!

久々に借りちゃった!音声ガイド!ゴローちゃんの声って展覧会の説明に合うね〜(^^)

ちょうど上野の公園はフィリピンフェスみたいなのが開催中で絶賛、異国カルチャーただよってました。ということでこちらはフィリピンのお料理・シシグというものです。ご飯と食べたほうが合いますね。豚の耳が入っているというコリコリ感はクセになりそう!

駆け込みムーミン展にも先日行ってきました!ムーミン展も人気でしたが、同じ会場のピクサー展もすごい人だったなー!

今年はフィンランドと外交を樹立して100周年というアニバーサリー。ムーミン展もその一環の事業らしく、東京を皮切りに全国を巡回するそうです。

ムーミンは小さい頃にアニメがあったような気がしますがあまり記憶がなく。本も読んでいないので完全にキャラクターだけですが。今回、たくさんの原画やスケッチなどを目の当たりにして、ムーミンは確か戦後に世の中に出て来たはずですが(詳しい時系列は調べてください)、世の中の動きや天変地異にも人間は何一つ抗えないのだというちょっとした無力感にも陥るような、でもだからこそ何かあっても仕方ないんだという諦念のようなものも持てるような、そんな展覧会だったように思います。

今回はガイドブックを買ってきたので、ゆっくり読んでみるとまた感じ方も変わるかもしれないけど。火山?を前にムーミンの家が流されたんだかなんだか、というエピソードにしても、ムーミン一家はただその風景を見届けることしかできなかった…といった話があって(ディテールが違うかもですが)。今も昔も、大きな天災があるのはきっと変わらなくて。そこに対してどう対処するかという、buildの感覚・何かを作ったり防ぐための建物を建てるということよりは、大切なのは、精神的なほうなのかもしれないなぁ…と思ったりします。そして多分ですが(専門家ではないので)、タイプや性質が変わっただけで、自然が暴威を振るうのは、今も昔も変わらないのではないかと。だからこそ、精神的なものが大切なのではないかと。

撮影スポットでパチ☆ちなみにムーミン(フィンランド、北欧の文化?など)を広めた方として6人ほどの日本人が紹介されていましたが、すごいなぁと…自分の感覚としては、北欧の言語って本当に難しいんですよね、フィンランド語なんて特に。フィンランド、スウェーデン、デンマーク、で全部言語が違うし。そんな難解に入る(一般論としても間違ってないと思う)言語を、はるか昔に習得できたって一体どんな脳内構造なんだろうか…もちろん留学した、という方もおられたが、今よりも外国語に触れるのが難しい時代をくぐり抜けてきた先人たち…、う、うらやましいというか、尊敬です。

かたやこちら。ちょうど今月頭、名古屋のSAKAE SPRINGに行った時。

ちょうど開催されているという信じられないタイミング。もう1回言ってもいいですか、そう、わたしが名古屋に行くタイミングで開催されていたこの展覧会。これは偶然なのでしょうか…???

会場内にはローランド様の至極の名言がずらり。どうです!?こちらは前にもブログに書いたローランド様の著でもほぼ読むことができますが、会場内でローランド様のお写真を見たりしながらこの文言を読むというのはテンション上がるー!!!

どうですかこちら。一晩でローランド様が売り上げた5500万円というのを仮に札束で積んだ場合にはこれくらいの重さですよ、ってのを体験できるんですが…

すんっっっごい重いよ、コレ(~_~)!!!

確かローランド様の著書にあったのですが、いわゆる売掛はしないと。現金主義だと。いわゆる‘水商売’と言われている業界で、このやり方はある意味正しいとは思う。でも、頭でわかっていてもきっとできるものではないのだ、多分。

やっぱり一生に一度はローランド様に接客されたい。彼が生業とした仕事を通して会ってみたい(宝くじとか馬券をなんとかしてください、神様!笑)。

という、擬似体験は。この日この会場でできました。

入場チケットが2種類あって、500円と1500円だったかな?で、後者のほうを買うとですね、

「VRでホスト体験!」

ってのができるんですね。そうですVRですが。ソファーに座って、目にVRのモニターをはめて、ヘッドフォン。おおよそ10分ほど、ローランド様の接客というものを体験できますが、

「うひゃっひゃ」とか、よくわかんない言葉を発してたと思う(自覚)。結論としては、今後、仮にお金があってもVRくらいでちょうどいいというか、これで十分、と思いました。もし、今後この展覧会が巡回するなら少々お金を払ってもVR体験したほうが良いと思います。隣の方(見た感じ50代?)もキャッキャしてました。シャンパンコールとかこんななんだ!?で、何百万とかなんだ…って、ちょっと未知すぎて遠い世界にぞーっとしますが、それを‘擬似’で味わうことで、なんか結構満足でした(^^)

…とか言いつつ、やっぱり1回はお目にかかってみたいけどな…なんか人体からは発せられないような芳しき香りがしそうだし(爆)!

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