いしがきミュージックフェスティバル2018

盛岡城跡公園についてから1時間後にはステージに上がるというのは過去最短ですね。毎年毎年何かがあって、去年は台風で開催自体がどうなるかが当日まで分からなかったから逆に朝早く入ったんだった。

なんて思い出しながら。それからもう1年、なのか。

今年も「先生」こと、ライブハウス・カウンターアクション宮古のウエルカムイラストを描いてくださる方が、いしがき〜に向けても描いてくれました。宝物ですね♡

こちらのイラストにも描かれていますがBRAHMANだったりMONOEYESだったり、騎馬武者→いしがき、と2日間同じだったアーティストもいるけど、スタッフ清水目さんもそうで。「騎馬武者より、いしがきの方が時間経つのが早い気がするよね?」と言われて納得。あれは何だろう、なぜだろう?2つのステージが見えるところで1つの会場で進んでいるせい、なのかな(騎馬武者は2つのステージで同じだけれども、外と中でステージが離れている)?

ケンバンドが20分だけのステージで盛岡までやって来てくれたこと。何度も何度も日の丸を手に歌う健さん、「全国いろんなことが起こってるけど、ここ、東北から、盛岡から、発信していこうぜ!」のメッセージ。続けていると変えていくこと、新しいことというのは取り入れていくべきなんだろうけれど、いしがき〜にとっては、いしがき〜が続いていく限りは。ケンバンドはいなくてはならないんだと確信した。ライブ後、握手から健さんにハグされたのは初めて。ちょっとやそっとの何かがあってもこの時のことを思い出せば頑張れるね(笑)!

「いろんなところで災害が起きている。東北の民よ、どうするんだよ?」と訴える、鬼ことトシロウ神。自分の目で見て、自分で動いて、というのはBRAHMANのバンドとしての生き方そのものだ。そんなMCもありながら、マイクスタンドをぐにゃりと折り曲げるのを間近で目の当たりにしてマジでビビったのはここだけの話。

ケンバンドやBRAHMANが登場したISHIGAKIステージ、公園内の東屋を使ったAZUMAYAステージ。個人的にはAZUMAYAステージのラインナップにグッと来たんだな。最近、深夜に寝られない時にアニメが流れて来て、主題歌カッコいいな〜と思ったSurvive Said the Prophet、まさかここで見られるとは!と釘付けでした。やっぱりカッコ良かった!し、あのスタパン(STANCE PUNKS)も公園のステージに登場したこと、そんなライブをELLEGARDEN時代に同じ事務所だったみーちゃんがISHIGAKIのステージからじーっと見つめてた眼差し。その眼差しに伝わるものをわたしは勝手に感じたよ。SHANKが出てくれたのも嬉しかったし、うーん、なんかキリがない。そっか、今年は会場内のアナウンスもしつつ、ライブもかなり見ていたから時間の流れが早く感じたのかな(^^)!

今年は、スタート!っていうアナウンスの時の人出こそステージから見るとここ数年では少なかった(けど、いしがき〜2、3年の頃は、もっと人がまばらだった)、でも、あっという間にぶわーっと人が増えていくのが目に見えて分かる。午前中に谷藤盛岡市長が登場した時にはもう、後ろまでほぼ人がいっぱい!だった!

お客さんの入場に関しては規制と解除を繰り返しつつ、ステージ上の進行は大きなトラブルもなく進んで行って、今年は最後に花火が上がった。

ステージ袖にいると見えないのだけど、ステージを覆う白い屋根がいろんな色に変わっている。花火と共に上がるお客さんの掛け声、野太いけどとっても美しかった。

むすびのご挨拶をわたしがさせてもらって。ステージを降りてまず「お疲れ様でした」って両手を出して来たのが今年のいしがき〜大トリ・10-FEETのジャーマネ、松川さんだった。松川さん、10-FEETとスタッフのみなさんがいて、今のわたしがいる、って。何度書いたらいいんだここに。涙。さらに、「あんまり人のこと褒めない俺だけど、(MCに)なんかうるっと来たよ」って言ってくれた、現場付きのデキる男・O氏。

ことばは、とどく。いしがき〜は、本当にそのことを体感させられる。

ほか、みんな、みんな、残ってる皆さんと握手したりお疲れ様を言い合ったり。ワイワイ、ワイワイ。

そんな中。

ステージ袖に座って、公園から帰っていくお客さま、撤収作業をひたすらずーっと。ひとり、静かに眺めていたのがクラブチェンジの黒沼だった。

こんなの初めてだ。わたしの記憶の限り。

でも、ほんのちょっと、気持ちはわかった。そっとして、会場を出た。

終演から1時間もすると、あの賑わいがすーっと落ち着く(お店なんかは賑やかだけどね!これも大事!)。そして、秋だなぁと気持ちが一瞬にして切り替わる。不思議なもんで、いしがき〜が終わってから感じる風は確実に昨日までと違う。

公園の賑やかさばかり書いてしまうのは、わたしがここにベタ付きだから許して。でも、でも。盛岡市内全部で10の会場は、どこもどこも、出演する方にとってはそこがメインステージで、どこもどこも、そのステージならではの楽しみとかあたたかさ、賑やかさがあったのはまちがいない、って見ていないくせに、言い切れる。そんなフェスなのだ、いしがき〜は(^^)

続いているからこそ出来ることもあれば、続けていても難しいことや大変なことというのは出てくる。

そんなことを最後のMCで言ったような気がします。

多分それは、このフェスに限ったことではなく。生きていると誰にでもあることだと思います。

本来、続けていれば色々と楽になるかと思うんですけどね。そうは問屋が卸さないという言葉通りですね。笑

わたし自身、例年以上に。いしがき〜にいろいろと、考えさせられた今年でした。

でも、10-FEETのタクマくんがライブで言っていたよね。「トシロウと細美くんを見てると、親友は数が多くいなくても1人いればそれでいいんだと思う」的な話を。わたしね、タクマくんはこの2人に置き換えたけど、もしかすると、いしがき〜の運営の人たちに宛てたメッセージなんじゃないかな、って思ったんです。

いろんなことやってると、知り合いも増えるけど、逆に敵も増えることが多い。障害、障壁もできたりするけど、でも、理解してくれる人が少しでもいれば、それで。そして、そんな人たちと繋がって、集まって。出来ることを、やっていければ!

そういうことですよね、ゴリさん(写真モデル)!!!この笑顔が全てでしょ!!!ねっ(^^)!!!

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